詞「コードが絡まったようにもつれて」 | 「空虚ノスタルジア」

「空虚ノスタルジア」

オリジナルの詞や小説を更新しているアマチュア作家のブログです。

チラチラ舞い踊る窓越しの雪
脱ぎ捨てたコートを横目に
君が覆い被さったシーツの上
火照りに身体を仰け反らせる

「アイシテル」って君が言うのは
耳を甘噛みする時だけ
昔ならもっと欲しがったけど
君の熱はあまりに高いから
朦朧としちゃって
言葉より舌と指先をおねだりしてる

コードが絡まったようにもつれて
獣臭漂うこんな夜もやがては飽きるのかな
ネガティブの囁きを振り払うように
もっともっと濡らして
戻れない場所まで誘って

窓越しの雪を観客に見立てて
狂ったように一晩中躍らせて



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