検索履歴を見ると“脱ぐしか選択肢のなかった私。”で検索してここへやってくる方がいらっしゃるようです。

 

前回(2008年6月5日)の記事では本の内容にほとんど触れていませんでした。

 

わざわざ来てくださった方に少しばかり申し訳ないような気がします。

 

なので今回は、1番目に掲載されている天衣みつ嬢のインタビューについて軽く(?)紹介します。

 

(ほとんどが引用文ですが、著者・出版社方どうかご容赦ください)

 

気になった方はぜひ本を購入してみてください。



 

旅立ちの靴 / 天衣みつ

 

非常に貧しい家庭に育った。

それが原因で小さな体・内向的な性格になりイジメを受けた。

高校生のころ父親が浮気、母は自殺未遂。

このとき父を殺してしまおうかと思った。

 

(中略)

 

ストリートミュージシャンとして生活しようとしたが無理だった。

そのころ知り合いからAV業界に誘われたが体を売ることに抵抗を感じた。

実家の父が倒れたことでAV女優への道を決心する。

みたこともないような大金が舞い込んできた。

 

初めての給料で靴を購入した。

新たな自分としての一歩を踏み出すという決意表明だった。

靴をレジに持っていく瞬間の嬉しさは未だに忘れられない。

 

仕事にのめり込み、人気が出始め仕事が増えていく。

しかし“虚像”の天衣みつを演じ続けることで精神的にも肉体的にも負担は大きかった。

クリスマス・イブの野外ロケ、姿はノースリーブに鼻フック。やりきれない気持ちになった。

今後のことについて髪の毛が抜けるほど悩んだ。

 

事務所に休みを切り出すことが恐かった。しかし、相談をした。

事務所のみんなから「よく頑張ったな」という言葉をもらった。

色々な感情が押し寄せてきて号泣してしまった。

 

心と体を癒すために旅をした。

これまで大金を稼いでいたが、本当に自分のために使ったことはなかった。

行く先々で思いっきり贅沢をした。

この休暇で色々なことを振り返った。

重荷を背負い続けた人生から解放された。

 

(中略)

 

彼女の瞳にはいま、眩しいほどの夢が溢れている。

彼女はいま、はじめて望みのまま生きている。



 

【参考文献】(購入推奨文献)

 

『脱ぐしか選択肢のなかった私。』 英知出版株式会社 2006年 

定価:本体1300円+税

参考ページ p..8-32..


 

↓さらに追記!(2011年02月13日)
http://ameblo.jp/arinnko05/entry-10799287548.html



 

fin.