ありのブログ - だいたいクラブ音楽系

ありのブログ - だいたいクラブ音楽系

音楽を主に扱います。たまに読書と精神疾患についてちょこっと書くかもしれないような気がします。レビューの合間に自分語りが入りますが、やりすぎには気をつけます!
コメントをいただけるとうれしいです^^

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1年と半年ぶりくらいですか? ちょーっといろいろブログを書いていない間も音源は買っていたんですが、そんなに聞き込めてなくてレビュー書けなかったんですよね。今まではほら、前からずっと聞いていたアルバムのことが大半だったから書きやすかったんですけどね。最大の理由は、面倒くさかったのは当然なんですけど。というわけで、今回も前から聞いていたアルバムについて書いてみようと思います。

 

Disappear Here Disappear Here
1,159円
Amazon

 

ストリングスを生のオーケストラと組むことで評判高いプログレッシヴハウス&ブレイクス系のユニット、Hybridの4thアルバムです。なんでこれを扱おうかと思ったのかというと、去年待望の新作フルアルバムが発売されたからですね。

 

Light of the Fearless Light of the Fearless
1,118円
Amazon


ここのところ、映画のサントラ仕事ばっかりだったのですが、いつの間にかフルアルバムが出ていたんですねぇ。しばらく前に知人とスカイプでHybridの話をしていたときに、やっと気づきました。というわけで新作はまだ買えていないので、発売記念として旧譜のレビューを書こうかと思いました。Hybridはもともと4人組ユニットだったのですが、このアルバムの頃には二人に、そして新作のアルバムではメインメンバーのTrumanとそのパートナーになっているようです。ま、メインの人が頑張っているから大丈夫なのかな? 元メンバー達が何しているのかは気になりますが……。

 

1stアルバムでは楽曲自体も壮大なオーケストラっぽく作られていたのですが、メンバーがどっと抜けた2ndアルバムからは生ストリングスを導入するところは変わらなくても楽曲、というかメロディがロックっぽく変化し、この4thアルバムでも大体はその路線ですね。ダークでゴシックな感じと言うか、ドラムも重くて荒々しいです。あ、このアルバムではTrumanと次のアルバムでコンビを組んでいるというCharlotte Jamesがほとんどのボーカル曲でボーカルや楽器、さらにはオーケストラルアレンジメントに関わってますね。

 

ただ、オーケストラのようなストリングなどの生楽器はさほど全面的に押されている感じはしなくて、ビートのほうが目立ってますね。ダークな印象は暗いビートを押し出しているせいかと思いました。フロア向けのような曲でもミドルテンポの曲でもそういった印象が強いです。。さすがに最後の方の曲はストリングを押し出していますね。また、一時期はブレイクスのブームが退潮だったので、Hybridもブレイクビーツの使用頻度が減っていたのですが、このアルバムでは若干ブレイクビーツが多めです。Break My Soulなんかは往年の印象が強い曲ですね。

 

往年の云々とは言いつつも、メンバーの変遷などがあるので1stアルバムの頃のような壮大さよりも、ダークな音とロックっぽいメロディのほうが印象の強いのがこの時点でのHybridですね。ボーカルものが多いのせいなのか、ほとんどハウスっぽさの感じられないビートのアルバムになってますし。去年の新作(形容矛盾?)ではどうなっているのか、楽しみです。

 

なお、リリースは Distinctive Recordsより。まだ運営されていたのも割とびっくり(失礼)ですが、今どきCDシングルもリリースしているのもびっくりです。

 

 


新曲です。この曲を聞く限りでは、路線は変わってないっぽいですね~。

 

 


アルバムバージョンとは違いますけど、表題曲も貼っておきますわ。動画リンク多すぎかもしれないけど~。なお、わたくしのレビューは勢いでの一発書きばっかりだから、みんなはあんまり真似してはいけない。

3ヶ月位更新していませんでしたね。最近色々……なかったりしますが、疲れ気味でしたやる気もありませんでした。さて、あのcut chemistの2ndアルバムが12年ぶりに発売されました。12年といえば、ブラザーであるDJ Shadowだって2枚はリリースしている年月ですが、まだ、セカンドなんですねぇ。というわけで、発売を記念してその12年前のファーストアルバムを取り上げたいかと思います。まだセカンドは聴き込んでないんだから、レビューなんか出来ませんて。

 

Audiences Listening Audiences Listening
1,439円
Amazon

 

cut chemistについて軽く説明いたしますと、かつて2000年代初頭にアングラヒップホップ界隈で有名となったグループJurassic 5。その中の二人いるスーパーDJの一人として(もう片方のDJ nu-markも作風は地味ながら凄いんです)、またDJ Shadowとも交流し、様々なコラボレートをするDJとして有名なのです。Jurassic 5の方は離脱したりグループそのものが解散したり再結成したりしております。nu-markが制作の舵を握っているっぽいです。

 

さてトータル40分超ほどの収録時間の本アルバムですが、基本的にサンプリングで構成されたインストゥルメンタル・ヒップホップです。2曲ラップ入り、1曲がサンプリングされたボーカルメインですね。ボーカルメインとは言え、サンプリングなので歌ものと言っていいかは戸惑いますが。音の方はかつてのオールドスクールの流れを汲みながら、最新のサウンドとして復活させたサウンドはいつもどおりですね。こういうヒップホップのカラッとした軽快なファンク的なドラムって、本当にいいですよね。cut chemistの場合、いい塩梅の重さを持ったビートを曲ごとに使い分けていて素敵です。それにしても、サンプリングの絡み方は聞いていて一体どうなっているのかさっぱりわからない楽曲構成ですね。この辺については言及を避けさせていただきますw それにしても、スクラッチの入れ方も楽曲へのアクセントとしてメリハリが効いてます。

 

上記の通り多少なりともじっくり聞くと複雑極まりない楽曲群だらけなのですが、さらっと気軽にも聞けるようになっており、かつものすごくポップな作りのアルバムなのですよね。「ヒップホップなのにインスト?」と言うこの手の音楽に詳しくない方にも、このポップさなら受け入れやすいと思うのですが、いかがでしょうか? ipodのTVCMにも起用されましたしね!

 

 

 

さて、余談ですが下記の曲について。

 

 

これの元ネタはこれのようですね。まあcut chemist本人がネタばらししたんですけど。スクラッチの音はテープをこすった音だそうです。

 

 

 

 

今回発売されたセカンドアルバムDie Cutでは、前間からの予告どおりにこの辺の音が全面的にフィーチャーされておりました。ロックです。まるでDJ Shadowのようなサウンドです。マジで余談ですね。

マンガを除くと、1年で20冊読めてないのが悲しいですね!

 

2017年の読書メーター
読んだ本の数:27冊
読んだページ数:7575ページ
ナイス数:72ナイス

https://bookmeter.com/users/531983/summary/yearly
■貴族探偵 (集英社文庫)
10年以上前、麻耶雄嵩『夏と冬の奏鳴曲』などを読んでいたため、『すげーブラックなオチをかますんだろうなぁ」と身構えていたら、おや、意外と読みやすい読後感。安心して、この小説「だけ」ならお奨めできますよ。話が無茶に思えるところも、理屈を踏まえていけば大丈夫☆ なはずですw
読了日:02月12日 著者:麻耶 雄嵩
https://bookmeter.com/books/7362362

■テロルとゴジラ
表題作「テロルとゴジラ」を最後にまわして読み終わりました。表題作の中のジャパン・バッシングの苛烈さが、個人的に印象に残った。「幻聴」として現れるアジテーションが、ちょっと唐突かな? あとで何か書き足すかもです。
読了日:02月13日 著者:笠井 潔
https://bookmeter.com/books/11267583

■貴族探偵対女探偵 (集英社文庫)
前作は心洗われる感のあった貴族探偵の振る舞いではあったが、この連作集では貴族探偵の人の悪さがクローズアップされているように思う。そのため、ラストエピソードでは愛香が完全に貴族探偵にとってのワトソン役であることを露呈して終わるところは、ちょっと悲しい。前作では麻耶雄嵩らしからぬすっきりした話だったが、ラストエピソードの人の悪さはいつもの麻耶雄嵩に近い印象を受けた。もちろん、連作としての話のつながりの巧さは素晴らしいものですが。まあ、愛香さんは貴族探偵の関係のない所で探偵としてがんばれば、大丈夫じゃないかな?
読了日:02月18日 著者:麻耶 雄嵩
https://bookmeter.com/books/11158041

■百番目の男 (文春文庫)
読了日:02月18日 著者:ジャック カーリイ
https://bookmeter.com/books/568606

■新装版 翼ある闇 メルカトル鮎最後の事件 (講談社ノベルス)
10数年ぶりに読みました。昔はギャグみたいだと思っていたストーリーですが、ちゃんと読み直すとあんまりそうでもないですね。しっかり推理が出来ていて、面白いです。文章のルビのセンスは、下手っぽいけど趣味がいいと思いました。しかし、自作解説のネタバレっぷりと裏話はやりすぎな気もしたりしますw
読了日:03月01日 著者:麻耶 雄嵩
https://bookmeter.com/books/4615519

■探偵小説と記号的人物(ヨミ キャラ/キャラクター) (キイ・ライブラリー)
清涼院流水『コズミック」を中心に、精神病、多重人格、二次創作、キャラ萌えなどを推理小説との関わりを考察した評論。『コズミック」についてネタバレは当然ながら、そもそも『コズミック』を読んでいないと意味不明なので注意。ついでに、『モルグ街の殺人』なんかもネタバレするかな。また、『コズミック』を評価した論者、とくに大塚英志への批判にかなり紙数を割いております。
読み応えのある評論となっているので、『コズミック』問題に興味のある読者には文句なくおすすめできますよ。
読了日:03月14日 著者:笠井 潔
https://bookmeter.com/books/552903

■ライトノベルから見た少女/少年小説史: 現代日本の物語文化を見直すために
読了日:03月17日 著者:大橋 崇行
https://bookmeter.com/books/8307192

■群衆の悪魔 下 (デュパン第四の事件) (創元推理文庫)
読了日:03月18日 著者:笠井 潔
https://bookmeter.com/books/639161

■三匹の猿―私立探偵飛鳥井の事件簿 (講談社文庫)
飛鳥井シリーズ1作目ですが、先に先行作を読んでいたり。某コンクリ殺人事件に少し触れているとのことで、気後れして読めていませんでした。面白かったのは間違いないのですが、長編なのに飛鳥井シリーズの短編と読後感は変わらないのは、いいのか悪いのか。
これ読んで思ったのは、この作者の登場人物の主要キャラは、結構作者自身を元ネタにすることが多いということでした。探偵の飛鳥井とか、作者の経歴ほとんどそのまんまなんじゃ?(まあ飛鳥井はちゃんと高校を卒業し、学生運動にも関わっていませんけど。)
読了日:04月10日 著者:笠井 潔
https://bookmeter.com/books/446423

■「おたく」の精神史 一九八〇年代論
以前パラパラっと読んだのだけれど、笠井潔が大塚さん批判していたので、改めて図書館で借りてきました。
副題に「一九八〇年代論」ってあるけれど、著者が体験し、見聞きしたことの分析はともかく、所によっては「思うのだ」というのを連発するのを見ていると、ちょっと「論」と言うには弱い気がする。それを置いておいても二〇〇〇年代前半に出版された本ではあっても、ここに書かれている問題は現代においても未だ解決どころか、混迷を深めているように思うので、一見の価値有り。
読了日:05月19日 著者:大塚 英志
https://bookmeter.com/books/499409

■娘の家出 6 (ヤングジャンプコミックス)
購入してから1ヶ月以上放置して、やっと読み終えました。
やっぱり、全体の構想とかテーマとかを最初から長編で作っていなかったからか、最後まとまっていたかというと、疑問に感じてしまう。が、買って損をするということはない面白さなのはいいですね。やっぱり、このネタで連作長編はきついって。
それはともかく、女の子のヌードがちょっと多かったところはたいへんよろしかったです。
読了日:07月09日 著者:志村 貴子
https://bookmeter.com/books/11599234

■私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い! (11) (ガンガンコミックスONLINE)
「友達がろくにいないが(最近はそうでもないが)、周りに合わせて自分を取り繕うことをしない(出来ない)」もこっちVS「リア充に囲まれて充実しているのだろうが、自分を周りにさらけ出せず、自分を取り繕っている感がある」根本さんというという構図が、出来上がりつつあるのではないかと思ったりしたのでした。小宮山さんはただの同類でお友達だけど、隠れヲタの根本さんはもこっちにとってのライバルとなりうる存在ではないでしょうか? しかし最近のもこっちはそれなりに幸せそうで、成長してますね。
読了日:07月13日 著者:谷川 ニコ
https://bookmeter.com/books/11546724

■ライト姉妹(1) ヒキコモリの妹を小卒で小説家にする姉と無職の姉に小卒で小説家にされるヒキコモリの妹 (電撃コミックスNEXT)
同作者のマンガはわたモテ以外読んだことなかったんですが、似たようなスタンスでありつつもいろいろと違いますね。
わたモテがぼっち系の人間関係の批評なら、こっちは引きこもり系オタクとラノベ系小説の批評めいてますね。
作者の観察眼が、結構面白いかも? それにしても、お姉様は今無職ってだけで割りと普通の人っぽい感じですかね。お母様がヤバイ。
読了日:07月13日 著者:谷川 ニコ
https://bookmeter.com/books/11644145

■8・15と3・11 戦後史の死角 (NHK出版新書)
読了日:08月14日 著者:笠井 潔
https://bookmeter.com/books/5393603

■ハーモニー (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション)
後半になってから、いきよいよく読めました。面白い物語には違いないです。普段、SF読まないので科学用語とか知らない自分の無知が悲しいですね。しかしよくわからないのは、人類最終局面後でも本当に「じぶん」はなくなったって、どうやってわかるんですか? あのラストのあとでも、それまでの人類とは違うものでも、感情らしきものは発生しそうですけど。どうにも納得がいきません。というのは、半端に哲学とかをちらっと読んだ人間の、つまらない感想なんですかね?
あ、ついでにミステリっぽい話の構成のおかげで、僕は読みやすいです。
読了日:10月03日 著者:伊藤 計劃
https://bookmeter.com/books/570428

■ヤクザガール 1―ブレイド仕掛けの花嫁 (チャンピオンREDコミックス)
読了日:10月07日 著者:元長 柾木
https://bookmeter.com/books/479171

■ヤクザガール 2―ブレイド仕掛けの花嫁 (チャンピオンREDコミックス)
今更読み終わりました。作画のやたら滅多らな巨乳とエロさが印象的。
話はバカバカしく、深い理由もなく人が殺し合います。細かい世界設定とかは、小説版を読まないとわかりそうにないですね。
何と言っても、恋愛がいいんでしょう。
読了日:10月07日 著者:元長 柾木
https://bookmeter.com/books/479172

■転生の魔 私立探偵飛鳥井の事件簿
私立探偵ものである。舞台は2015年の日本なので、もはや飛鳥井さんも60代中盤なのだが、ハードなお仕事にひーひーしながらもそれなりにお元気そうである。年金は受給できなさそうだが、老後はさほど心配なさそうなのかな? 孤独死しそうだけど、それで不幸に思う神経なさそうだし。
作者の過去と現代の社会問題への結びつけ方は見事。しかし宣伝とかにある「思想闘争」はちょこっと出てくるだけで、矢吹駆もののような掘り下げ方はしていないのであった。そりゃ、飛鳥井さんはそういうことに口出すタイプじゃないですしねぇ。
読了日:10月24日 著者:笠井 潔
https://bookmeter.com/books/12260976

■従軍慰安婦 (岩波新書)
従軍慰安婦の基礎知識がなかったので、定番と言われる本書を読んでみた。予想通り、陰惨な現実があったのだった。
なお、従軍慰安婦への責任問題については、当時の日本も批准していた国際条約からも批判され、かつ現在の観点からも批判される根拠もあると、本書では語られている。
従軍慰安婦のえげつない現実については、本書や関連書籍を直接読んでいただきたい。

ま、エロメディアの必要性はともかく、性的奴隷は製犯罪抑止にはなんの役にも立たず、かえって悪化を促進するのは間違いない。
読了日:11月17日 著者:吉見 義明
https://bookmeter.com/books/156991

■我語りて世界あり (ハヤカワ文庫JA)
『神林長平トリビュート』と伊藤計劃『ハーモニー』との関わりで読んだ。『ハーモニー』の続編があったら、こんな感じかな? こっちのほうが明るいですけどね。
読了日:12月12日 著者:神林 長平
https://bookmeter.com/books/551149

■死が招く―ツイスト博士シリーズ (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)
ポール・アルテ二冊目読了。戦前の本格ものの時代を舞台としているけど、出版されたのは80年代後半という。黄金期が好きだから、素直にこの年代のロンドンを舞台にしているのかな?
本は薄いけど、中身はなかなか骨がある本格推理ですね。カッコイイ密室ものです☆
読了日:12月25日 著者:ポール アルテ
https://bookmeter.com/books/1575


▼読書メーター
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どうも、退院して順調に回復中です。といっても、まだコーヒーが飲めないのがつらいですねぇ……背筋を伸ばすとお腹の傷が突っ張るので、運動もできません(元々してないけど)。そんなわけで、なんとなーくプログレッシブっぽいの(といっても、実際はどうでしょうね?)を紹介させていただきます。

 

Odyssey Odyssey
 
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Monkey Safari 、ドイツの二人組のアーティストです。なんとなく通販サイトで見かけて、なんとなくsoundcloudでDJ音源を聞いて気になったので購入しました。そんな彼らのアーティストアルバムですね。楽曲はつながっていません。

 

soundcloudでDJ音源を聞いたときも地味な展開で盛り上げるといった感じではなかったのですが、アルバムの楽曲もそんな感じですね。いわゆる地味なテックハウスと言えます。ほどほどの暗さでキラキラ感も抑えめ、生音っぽさよりも硬質かつ軽い感じのビートですね。多少、ボーカル曲もあります。激しい曲調のプログレッシブ系を展開そのままで、勢いを抑えた感じでしょうか。

 

じゃあ地味で退屈……。ということはなく、のんびりとフロアで体を動かして1/4くらいまったりして聞ける、そういうスタイルの方たちですね。重くも激しくもないので。DJ音源と同様に、アルバムを通して聞いても盛り上がるって感じじゃありませんし。というわけで、気楽にリラックス気味で聞くのにおすすめです。暗いダンサブルな曲なのでリラックス効果は低いですけどw

 

猛烈にプッシュするアルバムじゃないんですけど、自分が知っている限りでは数少ないプログレッシブ系のアーティストアルバムなので、ご紹介させていただきました。それでは良いお年を~って、もう年明けてますがな! あけましておめでとうございます! 今年を当ブログを読んでいただいている皆さんに喜ばれるよう、ほんのちょっとだけ力を入れていきたいと思います!

 

追記:

申し訳ないです。音源貼るの忘れてました。

 

 

 

 

 

12月21日から27日まで入院してました。

 

入院は19歳のときに髄膜炎で入院した以来の経験でした。今回は胆のうに結石ができていたのです。胆のうに結石については全く知識がなかったので、全然予想がつきませんでしたね。

 

3週間くらい前から背中に激痛を起こすことがあり、21日はあまりに我慢ができなくなったため、救急車で運んでもらいました。ちょっと、町の病院では今すぐ治療というのが出来なそうだったんで、緊急で運んでもらおうと思いまして。救急車、自宅に5分弱位で着いたのにはびっくりです。着替え終わったら、もう家の前に来ていたという。

 

エコーとか採血などを行い、外科の先生から「胆のうに結石があるけど、どうする? 手術か、薬で散らすか」と言われたんですけど、その時は本当に胆のう炎についての知識がなかったので、手術しないほうがいいんじゃね? と思ってそう言ったんですよ。しかし、先生からは「あとでまた痛みが出てくる可能性があるよ」と言われたり、あとからやってきた父に説得されたりで手術をすることに。

 

運ばれた病院はどうにも人手不足っぽくて、大学病院なら即日手術だそうですが翌日に手術は持ち越しに。翌日、なんとか手術の予定が空いていたのでやることになりました。人生、手術初体験でした。

 

最近の病院の事情から、手術には必ず麻酔科医が付くということ。そして外科と麻酔の先生から別々に手術の説明があったのですが、「ものすげ~~~~~~~怖い事故の可能性もあるよ」ということなどを、非常に丁寧に説明していただきました。なんかもう、自動車を運転していたら自動車が爆発する可能性とか、そのレベルの事故の可能性についてって感じですね。最近は大変ですね。麻酔科医はありがたいですが。

 

そして、手術実行。そして、胆のうをまるごと切除いたしました。しかしながら、今回は全身麻酔だったので手術中のことはさっぱり覚えておりません。終わって目が冷めたら尿意を感じてトイレに行こうと起き上がったのですが、腹に穴を開けたもんで腹筋に力を入れると痛くて起き上がれないし、医者や助手の皆様から止められましたね。どうも、麻酔を受けたためわたくしハイテンションになったみたいで……

 

手術後の夜、眠ろうとベッドにいたのですがここが一番つらかったです。なんせ、体が痛くて一晩中ろくに寝れません! なんか、手術後ってみんなそうなるらしいですね。甘く見てましたわ……。しかも、もともと筋肉痛を持っていて、かつ手術の影響で筋肉が落ちていたから筋肉痛に体が耐えられなくてたまらなかったですわ……。この筋肉痛がなにげに一番入院で問題だったかもしれませんね。あと、胆のうを取ったせいか、体の体温調節がおかしくなって暑かったり寒かったり忙しかったです。

 

そんなわけで、6日間ほど入院していました。昔は携帯電話もろくになかったので入院中は退屈極まりなかったのですが、今はスマホがあったのでなんとかなりました。あと、小説を一冊読めました。薄いけど。

 

あと、入院中は三日間ほど絶食していました。やっと病院食が食べられた時はほんとうに美味しかったですね。その後、次の食事はまずかったですが……。空腹は最高の調味料とはよくいったものです。

 

ここ一ヶ月、音源を買い込みすぎて新譜を買うのに忙しいです。なんでこんなに欲しいものがあるんでしょうね? という言い訳もありつつ、色々頑張れない今日このごろです。というわけで、大分間が空きましたが、レビューをさせていただきたいと思います。なお、アマゾンのリンクを貼り付けましたが、わたしは下記bandcampで購入しました。ポルトガルはリスボンのレーベル、 Principeのレーベルコンピレーションです。

 

https://principediscos.bandcamp.com/album/mambos-levis-doutro-mundo

 

このCD、どうにもわたしの周りでは評判を見た覚えがありません。知っている人は知っているんでしょうが……。そんなわたしもろくに知りませんが。

 

この音源を知ったのは、RAのこの記事を見たことがきっかけです。

 

リスボンのゲットー・サウンド

https://jp.residentadvisor.net/features/2070

 

とあるサイトでは「Cargaa」と呼ばれているという紹介がありましたが、どうにも特に名前はついているのか怪しいですね。シカゴのフットワークのようなリズムもありつつ、それとは明確に違うどっしりとして体に響きつつも不規則なビートが印象的です。トライバルといえばその通りのサウンドで、ハウス好きの自分としては、ポルトガルでトライバルな音使いを聞くとDJ VibeとかRui da Silvaらを連想してしまいます。ビートが重くて暗いという以外、とくに共通点はないのですが。

 

それにしてもこのコンピレーションに収録されたアーティスト達は、既存のクラブミュージック文化からは明確な影響を受けていないそうです。土着的なドラムを連打してはいても、ゲットー・サウンドと言われているように、粗野な暗さを感じさせる楽曲となっております。よくある「スピリチュアル」という形容は似合わないですね。

 

これからこの音が広がるかどうかはわかりませんが、フットワークやグライム、南アフリカのGqomなどにご興味のある方は聞く価値のありすぎるサウンドなので、是非ともチェックしてくださいね。まあ、紹介するのが遅すぎるとは思いますが……

 

余談ですが、CDを置く場所がヤバイですw あと、読書もしないとちょっと不味いですねぇ……今年ろくに読んでないような。

音源レビューを書くぜ! とは思いつつも、色々買い込んでいてそれを聞くのが精一杯の今日このごろ。なので、レビューを書くほど聞き込めていないんですよねぇ。あと、生楽器の演奏によるのジャズ・ロック・クラシックなんかも聞いているんですけど、演奏の上手さが自分にはよくわからないので言及できないのが悲しいですねぇ。new orderなどがあからさまに下手だって言うのはわかりますがね。

 

わたくしとしては、このブログで大好きなプログレッシヴハウスを多めにご紹介させていただきたいと思っております。しかし、日本では2000年代初期から中盤まではプログレッシヴハウスが紹介されていたのですが、それ以降どうにも海外の情報が入ってきませんね。そのせいなのかどうなのか、海外でも「プログレッシヴハウスという名前は消えたが~」みたいな翻訳を見たことがあります。

 

とはいえ、かつてのプログレッシヴハウスの方向性や方法論はまだ生きているんですよね。まあ、わたしは英語がまるで駄目なもんで直に情報を手に入れられないので、かつて繁栄していたレーベルの発売情報何かを見て、少ない情報を手に入れています。以前紹介したレーベル、global undergroundなんかは全盛期の方向性を、今の時代に引き継いだようなMIXCDを発表していますね。今月末にも新作が出るので、ご興味のある方はチェックしていただきたいですね。

 


(ところでこの Oliver Schoriesのフルアルバム、アマゾンではやたら高いですね。)

 

愚痴ではありますが、以前Nick WarrenがDJとして来日したとき、ミニマルテクノ主体の(老眼鏡を使いつつ)プレイをしていたのですが、あるお客さんが「これミニマルじゃん。プログレッシヴハウスじゃない」と言っていたのが印象深いですね。イメージが固定化されるのは悲しいものがあります。

 

さて、話は変わるのですが、PSO2をだらっだらとプレイしている日々です。とはいえ、眼精疲労やら筋肉痛やら気力不足やらでさほど熱心にプレイしているわけではないのですが。

 

PSO2のストーリーを見直していると、どうにも面白いところが目につきますね。ゲームなのにストーリーばかり見てどうする? という気はしますが。ネタバレするのも何ですし、詳しく書くのもとても面倒なので今はやらないとして、見ていると割と書き手の癖が見えて面白いです。

 

ストーリーの展開においては、一体何度あるのかというくらい皮肉めいた展開が繰り返し起こったり、キャラクター自身の出生について普通の物語なら問題に付すべきところを「それがなかったら、自分生まれなかったし」で片付けていたり、キャラクター自身のアイデンティティが自身の人格、実際的な力を含めた能力に基いているなど、ちょっと昔の感覚だとおかしいところが多いですね。しかしこうもストーリーの中で繰り返し語られているので、かなり意図的にこれらは行われているのだと思います。

 

また、見逃せないところとしては、EP3の外伝の中でマトイ、サラ、クラリスクレイスの会話の中で「服の露出度の高さは大気中のフォトンの吸収が~」という趣旨の台詞があります。世間ではこれが広まっているようですが、自分としては違う理解をしています。なにせ、このセリフが発せられた直後にクラリスクレイスが「でもサラは肌を出しているけど弱いな。じゃあ関係ないのか」という趣旨の発言をすぐに行っているからです。この仮設を即座に反証し、かつクラリスクレイス本人は肌の露出をフォトンの吸収、つまり強さと関係ないと判断しています。となると、肌の露出とフォトンの吸収というのは、関係ないようにわたしには思えます。男キャラはもちろん、そもそもキャストは一体肌を露出しているのかいないのか、さっぱりわかりませんしね。多分、肌の露出したコスチュームに設定的には何ら必然性はない。というのが、この会話の意味するところではないかとわたしは思っています。

 

PSO2のような露骨な肌の露出した衣装に対して、作中の必然的な設定を求めるというのが、そもそも肌を露出するための言い訳にしかならないので、そこにこだわる意義を感じられないというのはありますけれどもね。

 

以上、更新数稼ぎの雑文でした。お目汚しでないことを祈ります。

 

Penetrate Deeper Penetrate Deeper
 
Amazon

 

ご無沙汰しております! 最近はとっかえひっかえ音源を聞いていたもので、レビューのために集中して聞いておりませんでしたね。それが更新を怠っていた理由の一つですねぇ。というわけで、奮起して書いてみます。閲覧して頂ける方がいらっしゃるので、大変ありがたいことです。それにどの程度応えられるかは、なんとも言い難いですが……ちなみに、毎回適当に書いてますタラー

 

そんなわけで、1995年に発売され、2003年に再発されたCDをご紹介いたします。2003年当時はそれなりに話題になっていましたが、今は入手が難しいですね。手に入れやすいCDの紹介じゃなくてすみません。まあ、アマゾンやdiscogsで買っていただくしかありませんが、いいCDなんで後悔は多分しないと思います。

 

今回のCDは当時のアメリカのハウスレーベル、Deep Dish recordsの音源による、Deep Dishの二人がMIXしたコンピです。とは言え、収録されている作曲者は非常に偏っており、Brian Transeauの関わった曲が全14曲中8曲も関わっております。一人で作ったわけではないですけど。また、ほぼすべての曲でDeep Dish自身がremixなどで関わっています。ほとんど、Deep Dishのアルバムに似た印象がありますね。

 

ところで、Brian Transeauというのは今のBTのことです。かつてのBTはDeep Dishのレーベルでディープハウス作っていました。なんか、「ビジネスの問題」で離れたようですが。その後は作風変わりましたが、この頃の曲はディープハウスクラシックなのか、フロアでも聞いたことありますね。この頃からすごかったです、BT。

 

さてこのCDの印象を書いていきましょう。、当時のハウスというと、元々ハウスはディスコを源流としているため、この時点ではディスコ系のハウスか、もしくはヨーロッパの耽美的というかそういったメロディへの指向性を持つDJ/プロデューサーが出始めた、という風に感じています。しっかり勉強したわけじゃないので、不正確な理解でしょうが。ポール・オークンフォールドもマスターズ・アット・ワークなどの曲をかけていたみたいです。

 

して、このCDは当時の90年代前半頃のハウスのビートを踏襲した曲が収録されているのですが、上モノにはディスコ色はほとんどなく、ヨーロッパ的メロディでもなく、かと言って所謂今時につながるディープさを押し出したハウスでもなく、ほどほどの抑えめかつそれなりにアップリフティングかつ、ほのかにしっとりかつ地味でもない曲調となっています。その後、Deep Dishは2000年代にヒットしたプログレッシヴハウスのハードな曲調へと変化し、ハードなビートへと変化していきます。そう言った作風の変化する前の前進を知る意味でも、Deep Dishファンには興味深いMIXCDでもあります。また、初期BTの音源を知る意味でもいいですね。もちろん、音楽としても素晴らしいものです。ただまあ、DEF MIX的なハウスとは違うので、そのへんの期待は抱かないほうがいいでしょうけど。

 

まあ、2000年代中盤からはDeep Dishとして活動はしておらず、二人別々に活動をしており、Dubfireのほうがフルアルバムを出していませんが、テクノな音に転向してからは業界での評価が高いですね。そんなわたしもsharamはフルアルバム一枚しか持っていないのでなんともいえませんが、sharamさんも目立って欲しいですね~。

 

そんなわけで、ある意味BT特集の一環となってしまいました。BTのレア&リミックス集であるR&Rにも収録されている曲なんですが、このCDで聞いたほうがMIXされていますけど味わいがあるのでいいですよ。R&RでもMIXされてましたしねぇ。

 

 


BTの関わった音源ではこれが一番ですかね、個人的に。

 


いやー、6月の下旬からまるっと生活の中での気力がすっかりなくなって、趣味も何にもできていない日々を送っていました。そういうわけで、当然ブログも更新できていませんでした。どうもすみません。多少なりとも続けてきた成果なのか、ブログを読んでくださる方が増えているようで、ありがたいです。そして、このざまで申し訳ありません。というわけで、なんとか気力を振り絞り、さらっとではありますがレビューを書いてみようかと思います。

 

90年代終盤から2000年代中盤にかけては、プログレッシヴハウスも人気でMIXCDも多くのビッグレーベルから発売されていました。しかし、CD不況やらこのジャンル自体の低迷によって、そんなビッグレーベルも潰れてしまいましたね。今回取り上げる、global undergroundも有名なMIXCDシリーズではありましたが、大手ハウスレーベルのdefectedに吸収されたとか。わたしは情報に疎いので、このことはタワレコのサイトで見て知りました。今残っているのは、2000年代には新興シリーズだったbalanceだけって感じですね。balanceもものすごいテクノに寄ってますけど、プログレファンなら満足できる感じの音です。今のところ、ここが最後の希望って感じです。CD自体売れないから、この後に続くレーベルはなさそうですが。あー悲しい。defectedも潰れないといいんですが、本当に。

 

そんな悲しい事実はありますが、なんにせよ出直しているglobal undergroundのシリーズはいい感じです。GU40のsolomunも地味な展開のMIXでしたが、素晴らしかったですね。日本で売れたかはわかりませんけど、なぜか去年来日しましたね(なんで来てくれたんだろう?)。とりあえず、今回はその後リリースされた別シリーズのnubreed09、HabischmanのMIXCDをご紹介いたします。

 

最近は英語が苦手なわたくしとしては、ろくにプログレッシヴハウスの情報を手に入れていないため、Habischmanのことはさっぱりです。というわけで、以下のリンクをサラッと読んだくらいのことしか知りません。イスラエルの人なんですね。

https://jp.residentadvisor.net/dj/habischman/biography

この手の音で昔から活動している有名DJはこぞってテクノ化していますね。しかし、このMIXCDはglobal undergrounからリリースされているせいか、さほどというレベルですがテクノっぽさを全面に出していません。2000年代初頭のプログレッシヴハウスの雰囲気に近いですね。かといって古臭さは全く感じさせず、きちんと最近の音を出しているあたり、素晴らしいです。bpmは今時のハウスのテンポで、当時のような早さは無いですね。全体的にディープでほどほどの上げ具合という感じです。さすがにダブっぽい雰囲気は無く、すっきりと整理された音になっている印象です。

 

申し訳ないのですが、いい出来ではあるのですが上に書いた以上のことを紹介できるほどの変わり種ではないので、これ以上は特色を詳しく書けないのでした。わたくしの筆力と聞く耳のなさが情けないですね。とはいえ、聞いてみる価値のあるMIXCDではあるのと、プログレッシヴハウスを捨てられないわたしとしましては、どうしても取り上げたかったのでブログとしてアップした次第です。最近は、「プログレッシブハウスって何?」と言われることもあるのが、悲しいです。だからといって、ジャンルを単純化・固定化するのも問題なので、簡単な説明もできないのですけど。

 

以下のリンクを視聴して、お気に入られたら買ってください~。しかし今回は、無駄な文章多いっすね。

 

 

 

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Amazon


Robert Milesの生前最後となってしまった、2011年のアルバムを今回は取り上げようと思います。これも現在、アマゾンで扱いが悪いとは、甚だ残念であります。

 

organikのあとに出したパーカッショニストとのコラボアルバムがあるのですが、残念なことにわたしは未だ聞いておりません。というわけで、10年の間に何が起こったのかはわかりませんが、作風がまた変わっていますね。

 

ギター・ベース・生ドラムなどの生音と、エレクトロニクスのインストゥルメンタルなロックというのは変わっていないのですが、以前と比べるとだいぶスッキリとした雰囲気の楽曲に変わっています。サイケデリックな感覚はある程度残っていますが、ドロドロとした印象はなく、その分聞きやすくなって入るように思います。ここは、人によって好みが分かれるところではあるかと思いますが。良し悪しはともかく、正統派なロックに寄せて一本筋を通した内容であるといえるでしょう。ストリングも前回と比べて、控えめです。

 

ところで今回のアルバムにも、豪華客演がいたりするんです。このアルバムを買ったときには特に興味を持っていなかったのですが、今回アルバムのブックレットを見て発見しました。こんな体たらくで申し訳ありません。なんと、キング・クリムゾンのロバート・フリップが数曲参加しているんですよね。もちろん、ギターでです。あと、soundscapeというのもやっているようですが、これは何を指すんでしょうかね? キング・クリムゾンのファンでないわたしにはよくわかりませんが、フリップのギターが聞けるアルバムということで、興味を持ってもらえると少しうれしいですね。まあ、きっちり全曲ロバート・マイルズが手綱を握っているんですけど。

 

このアルバムのあと、一体どんなリリースをするのかな? と思っていたのですが、残念ながらロバート・マイルズが亡くなってしまい、かつ方向を変えてからのアルバムが日本のアマゾンでは入手困難なのが悲しい限りであります。本国のレーベルは再発してくれないものでしょうかねぇ……?

 

なにより、若くしてなくなった事自体が悲しいことではあります。

 

それにしても、このアルバムラストの曲は、鎮魂歌のように聞こえてしまいますねぇ。

 

 

フリップ参加曲をご紹介。