山口県にお住まいの方、もうお心はお決まりですか?
今回の29日の知事選挙は、将来のエネルギーについてが大きなカギを握っており、それを全国が注目しているのです。
7月6日に開かれた候補者の公開討論会の様子を「報道ステーション」からまとめました。
無所属 飯田哲也氏(53)
「自然エネルギーはやはり普及させていく事が非常に重要。そして地域のお金をしっかり使っていく事が大事。
地域社会の中の合意形成を丹念に作り上げていくと言う意味で、しっかりと自然エネルギーを普及させていく必要がある。
脱原発依存は当たり前という言葉もあったが、国の議論は急速に逆戻りをしている。
しかし同時に今、世界全体で起きているのは、自然エネルギーによる第四の革命。
地域のエネルギーから大きな変化を起こしていく。」
無所属 <自民・公明推薦> 山本繁太郎氏(63)
「自然エネルギーの実力以上の事はできないわけだから、その範囲内でバランスを取りながら前に進んでいかないと、実際にうまくいかない。
能力の範囲内で進めていく。マジックのような王道はない。
着実にやるべき事をスピーディに取り組んでいく。これしかない。
私は愚直に真っ直ぐにこの問題に取り組んでいこうと思っている。」
無所属 高邑勉氏(38)
「自然エネルギーは不安定電源。その多くが。安定電源を同時にバックアップしていかなければならない中で、電力会社の協力が不可欠だ。
自然エネルギーがバラ色とはとても言えない。」
無所属 山口県元課長 三輪茂之氏(53)
「原発がないとコストが上がると言う事はあるかと思うが、基本的には原発は廃止と言う方向で考えていくべき。」
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この部分を聞くだけで、脱原発の方か否かがよく分かりますね。
脱原発派と言う方は、何よりも命を第一に考える人です。
全ての政策において、国民の命を優先する方か、国などの利益を優先させる方かが、この原発問題の捉え方で分かってしまいます。
その意味で、飯田哲也氏を私は応援しています。彼なら未来を託せます。
『原子力ムラ』の名づけ親としても知られる飯田哲也氏は、大阪市の橋下市長のブレーンとして、原発再稼働を目指す関西電力と激しい攻防を繰り広げて来た人物です。
メガネも外し、今度はふるさと山口県で脱原発の狼煙をあげます。
山口県は、原発建設計画が凍結状態になっている上関町もある上に、伊方原発・島根原発・玄海原発の3つの原発に挟まれています。
飯田氏「エネルギー政策、原子力政策を変え、それを社会を変える事につなぐ。
圧倒的にやっていくのは、エネルギー維新。
玄海原発と伊方原発については、福島級を起こしたらもう、山口県はアウトだ。
山口県は、四国電力と九州電力と国に対して、きちんと物を申せる権利がある。」
これに対し、山本繁太郎氏は国交省の元キャリア官僚であり、自民党の安倍晋三元総理が、
「国がやるべき未来への投資となる公共事業をこれからやっていく事になるが、誰がそのアイデアを出す事ができるか?
山本繁太郎さんしかないだろう。」
とまで言って応援しています。
山口県は、戦後一貫して官僚OBが知事を務め、近年は無風選挙が続いてきたそうです。
今回も現職の二井関成知事から事実上の後継指名を受けての出馬となっています。
山本繁太郎氏「山陰自動車道の整備に全力を尽くしていく。
即戦力として輝かしい県を作っていく。
それを本気で取り組めるのは、この私しかいないと確信している。」
山本氏も、脱原発を唱える飯田氏を意識しているようで、最近は「脱原発は国民の願いだ」と述べるようになったようです。
民主党から離党してきた高邑(たかむら)勉氏は、原発は一定数維持すべきだという原発容認派です。
高齢化率28.2%で全国4位の山口県は、現職の二井知事が治めた16年間で、県の借金が2倍に膨らんだそうです。
同じ知事がずっと政権を握っていたのでは、さぞかし流れが止まって淀んでいた事でしょう。
流れを動かさないといけません。山口県の未来は、県民のみなさんが選ぶ人にかかっているのです。
元官僚の人を選らんだのでは、今までと何も変わらないでしょう。
そもそもアメリカの言いなりになって、原発を動かしたりオスプレイを導入したりするのは官僚のやり口です。
国民にとって不利益な事ばかりしています。
今までのあり方に疑問をいだく方は、是非ぜひ、飯田哲也さんをよろしくお願いいたします。
あなたの貴重な一票が、山口県を、そして日本を変える事につながるのです。