日本一時帰国 | Moose Nose ~スウェーデンから日本へ~

Moose Nose ~スウェーデンから日本へ~

8年のスウェーデン生活を終え、家族で日本に引っ越して来ました。

視線が怖い、スウェーデン人が怖い、と思う私は、

仕事のことなど考えることもできなかった。

あのスウェーデン人の中で働く、と考えただけで動悸ドキドキと息切れべーため息がしてしまい、

情けないが、泣いてパニックになってしまったりもしていた。

ボーがいつか私に仕事をしてほしいということは私もわかっていたが、

そういう話になると、

「無理!言葉も話せないのに仕事なんてできない!
なんで働かなくちゃいけないの!?

働くのが怖い!!

スウェーデン人が怖い!!泣き3泣き3泣き3

と号泣してしまうので、

ボーもあまり仕事の話題は出さないようにしていた。

 

私の頭の中は常に、

なんでこんな国にいなくちゃいけないのか。

なんで興味もない言語を学ばなくちゃいけないのか。

なんで仕事のことを考えなくちゃいけないのか。

なんで家族と離ればなれになって生活しなくちゃいけないのか。

そんなことばかり考えていた。

自分で選択したことだとはわかっていても、私の気持ちは辛い方ばかり向いてしまうのだった。

 

移住して半年が過ぎた12月。

限界に達した私はとにかく心の休息が欲しくて日本へ一時帰国することにした。

学校の冬休みを利用しての帰国、

たった2週間ではあったが、

それでも日本に帰りたかったのだ。

 

半年ぶりの日本。

たった半年なのに、3年くらい離れていたような感じだった。

2週間という短い時間の中で、家族と友人と、毎日のように出かけていた。

本当に楽しくて、このまま日本にとどまりたいと思った。

 

飛行機、バックれようかな…真顔

ヨーテボリに戻る前日、私は本気で悩んだ。

 

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でも、ちゃんと戻りましたけどね笑。

ボーとはこのまま別れちゃってもいいかな~とかも考えました。

結局別れる勇気もなかったんですが…。

バックれたいな~、という気持ちは一時帰国の度にいつも思いますふふふふふ……

このまま日本にいれたらどんなに幸せかな~って。

 

でも、そんな楽しみな一時帰国も、ちょっとだけ憂鬱というか、微妙な気持ちになることもあります。

初めの頃は友人に、

「スウェーデンに住んでるなんて、ろびまろの生活憧れる~ハート

とよく言われたものでした。

そんな憧れる生活なんてしていない私は、この返しに本当に困ったものです。

むしろ私は彼女達の生活に憧れていましたから。

家族や友達といつでも会えて、仕事もあって自立している、

そんな彼女たちの生活が羨ましくて仕方ありませんでした。

彼女達に悪気がないのはわかっていますが、

やはりモヤモヤとした気持ちは出て来てしまいましたねショックイライラ

 

そして、仕事もしていないとなると話すこともあまりありません。

友達の仕事内容とかを聞くことには特に思うこともなく、

すごいな~、頑張ってるな~、

というのが正直な感想でした。

前のブログで話したように、彼女達の土台、として見れていたからだと思います。

でも、

「ろびまろは仕事してないんだよね?

毎日何して過ごしてるの?」

と聞かれると、

うっ…まっしろガーン

となりました。

「いや~、特に何も~犬?

毎日ゴロゴロしてるよ~嬉笑

なんて笑ってごまかすのがやっとでしたが、心の中では惨めな気持ちでいっぱいでしたべー

 

また、親からもよく仕事のことを聞かれていました。

特に父親は現実主義者なので、

「仕事はどうするんだ?ボーちゃんだけの稼ぎじゃやってけないだろう。」

などとよく質問してきました。

それが余計に私の心を追い詰めました。

「いつまでもボーちゃんにおんぶに抱っこじゃな~。」

と言われたりもして、

自分の頭では全部わかってるんですよね。

仕事をしなくちゃいけないのも、いつまでもおんぶに抱っこじゃいけないのも。

でも、心がそれについていけない。

「まぁ、ボーちゃんには頑張って働いてもらうわ~ニヤニヤ

なんて冗談ぽく返すのが精一杯でした。

親も心配して言ってきてくれていることだともわかっているのですが、

その時の私は心に余裕がなく、

仕事もできず、どうしようもないやつだ、と言われているような気がして、

責められているような気がして、

部屋でひっそりと泣いたりもしましたうーん(汗)

 

でも、父も母も私のことを心配してくれていること、私のことを想ってくれていることはすごくわかります。

父は66歳ですが今も働いていて、

私の飛行機代を出してくれたり、滞在中は色んなところに連れて行ってくれたり、

少しでも楽しめるようにとお小遣いをくれたりして、

経済的にすごく助けてもらっています。

「ろびまろの為に、お父さん70歳まで頑張って働くからな嬉!」

と言ってくれている父には本当に感謝していますペコリありがと

 

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4月27日(木)、天気が良かったのでjärntorgetの桜を見に行ってきました。

前回見た時は、

 

満開まであともう少し、という感じでしたが、

 

今回は、

 

満開さくらキラキラ

 

 

青空にピンクがまた綺麗キラキラ

 

写真を撮っている人も沢山いました。

 

 

近くの広場ではイタリアンマーケットが開催。

 

 

おいしそうな出店がいくつか出ていましたよ。

 

 

家でお昼を食べてきてしまったことに激しく後悔えるもガーン

桜を見ながら、食べたかったな~。

 

他にもパスタ屋さんやチーズ屋さん、そしてお花なども売られていました。

 

 

 

最後に、ヨーテボリの街と桜のコラボレーション。

 

 

 

この日も気温が6度と寒かったけど、桜が堪能できて満足満足キラキラ

春が来たな~嬉

 

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