2005年05月29日(日)

普通の言葉

テーマ:ブログ
プログラマは、いつもシステム内部の仕組みを考えている。そのためか、誰と話をするにも、システム内部の言葉で話をしてしまう人がいるようだ。

小さなシステム開発会社では、プログラマが、直接ユーザーと話をしたり、文書をやりとりすることがある。そういうときに、「プログラマの言葉」を使ってしまう人がいるのだ。

例えば、

「この画面の商品名ラベルには、商品IDをキーにして商品テーブルを検索し、発見したレコードから商品名を取得して表示しています。」


といった具合である。

いわゆるエンドユーザー(つまり、普通の人)には、このようなプログラマの言葉は理解できないだろう。

「商品テーブル」がデータベースの「表」のひとつであることは、プログラマであれば容易に察しがつく。しかし、普通の人にとって、「テーブル」といえば、「食卓」だ。

「商品ID」のような言葉も、画面などに全く表示されないのであれば、ユーザーには通じないと考えるべきだろう(※)。

ユーザーがシステムについて、見たり触ったりするのは、画面や印刷物である。エンドユーザーに語るときは、そうしたシステムの外面(外部設計)に現れる言葉だけを使うようにしたい。

例えば、上記の文章は、

「この画面の商品名の欄には、商品管理画面で登録しておいた商品名が表示されます。」


のような表現になるだろう(もちろん、ここでは、「商品テーブル」が「商品管理画面」でメンテナンスされるという前提である)。

当たり前のことではあるが、ユーザーと話をする時は、ユーザーが理解できる言葉で語るようにしよう。





※「商品ID」が、システムを作る前から業務で使われていた言葉なのであれば、ユーザーにも理解できる。しかし、それがシステム化のために便宜的に作った「内部的な」コードである場合は、ユーザーには理解できない。



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コメント

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2 ■RE: ごもっともです!

そうですね。
相手の立場に立つことも難しいし、専門用語を使わずに伝えることも難しいと思います。

1 ■ごもっともです!

私もそういうことを考えたことがあります.
わかりやすく伝えるということは,想像以上に困難なことですが,コミュニケーションをとるうえでは最重要事項だと思います.
わかっていても難しいんですけどね^^;

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