為替ストラテジストのつぶやき

私が編集長を務める「マーケット情報局 」は、日々刻々と変化する為替・原油・株式マーケットの速報を配信しています。為替に興味のある方はご一読いただければ幸いです。

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米深刻な景気後退

いつの間にか、株が下がった来た。

昨日のNY市場が前日比427.4ドル安の7,997.28ドルと8,000ドルを割ってしまった。

先月の暴落時に付けた安値7,882.51ドルまであと114.77ドル余りだ。

NY安を受けて東京市場も大きく下げ前日比570.18円安の7703.04円で引けた。

金融安定化法により金融機関に対する資本注入を決め一時的に株価をも持ち直したが

実体経済の悪化が予想以上にひどくなったことを受けての株安だ。

昨日発表した10月の米住宅着工件数が年率換算で前月比-4.5%の791千戸と

大幅に減少。これは1959年の統計開始以来の大幅減少のようだ。

さらに、10月の米消費者物価指数が前月比-1.0と過去最大の下落率になった模様だ

これも年率に換算すれば大変な下落率になる。

景気の落ち込みが急激だということが分かる。

これを見ても米経済は、深刻な景気後退、

大げさに言うと恐慌の一歩手前の状態ではないかと思われる。

政策を一歩でも誤ると恐慌状態に入ってしまうかもしれない恐ろしさがある。


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覇権その2

昨日からの続き

かって、中国は世界史で覇権国として輝いたことがある。

中国はかっての輝きを取り戻せるか。

しかし、ここではアメリカのことを論じているので中国のことはこれまでとしたい。

エジプト、メソボタミヤ、ギリシャ、ローマ、近世ではイスラムの支配から脱却して

いち早く大航海時代を征したポルトガル、スペイン

、極めて輝いた時代が短かったがオランダ、そしてイギリス、アメリカと

覇権は移動した。そして、目下の最大のテーマは

アメリカの超大国としての地位がいつまでも保たれるのかいうことである。

世界史上永遠に輝いた国はない。アメリカとて例外ではない。

いずれは、超大国の地位を明け渡すときが来る。

そして、そのときアメリカの代わりになる国が現れるのだろうか。

それとも、現代のような覇権国はなくなってしまうのであろうか。

そして、そのときとはいつ頃であろうか。それは誰にも分からない。

ところで、覇権国としての条件とは何か。

第一に、圧倒的な軍事力を保有していることだ。

第二に膨大な軍事力を支える経済力がなければならない。

第三に他国の模範となるような文化を持っているかであろう。

次は次回に。

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覇権その1

現在、超大国アメリカ発の金融不安により世界の金融はやや大げさな表現だが麻痺状態。

その金融不安が今後実体経済に大きな影響を及ぼすことは間違いない。

アメリカの打つ手に世界の関心が寄せられてい。

同時に超大国としてのアメリカの地位がいつまで持つかが注目されている。

現在のアメリカは超大国、いわゆるで覇権国であることは間違いない。

アメリカが覇権国となったのは第一次世界大戦を経てイギリスからその地位を引き継いだ。

アメリカの前は大英帝国、その前はオランダ、スペイン、ポルトガル、といった国々か。

そのアメリカは第二次世界大戦後、ソ連と世界を二分するようになった。

その後、ソ連の崩壊によって世界で唯一の超大国の地位を手に入れた。

世界史において、永遠に覇権国としての地位を保っている国はない。

それと、一度、覇権国となった国が衰退した場合、

二度と覇権国としてよみがえることはない。その二つは世界史の法則のようなもの。

世界4大文明のエジプト、メソポタミア、インダス文明、黄河文明は

かっては輝いていたのだろうが今では歴史の中に埋もれている。

その世界史における法則は、私が学生のころ経済史の教授に教わったことだ。

余談だが、その教授が世界史の法則を破るのは中国かも知れないといっていた。

その教授はマルキストだったので毛沢東びいきになったのかもしれない。

それはともかく、今の中国の勢いからしてその教授がいっていたように

中国が世界史の法則を破り兼ねないが。

続きは次に。

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空売り規制

金融庁は、11月4日から予定していた空売り規制を早めて本日から実施することにした。

空売りとは、保有していない株を売却することをいう。

信用取引を利用して行う方法が一般的である。

そのほかに生保のような機関投資家から株を借りて株を売却する方法。

もう一つには株を借りる先の確保ができていないにもかかわらず売却する方法。

この種の空売りをNaked Short Sellingと呼んでいる。

今回、金融庁が規制とするのはこの種の空売りだ。

Naked Short Sellingと呼ばれる空売りは欧米では盛んのようだが、

日本ではあまり例はないようだ。

株の確保ができていないにもかかわらず売却するのは普通はしない。

だから、この種の規制ではあまり効果がないかも知れない。

一種のアナウンスメント効果であろう。

ところで、今度のような株の暴落があると空売りが悪玉にされる。

それは株が大きく下げるときは、「売り方の回転が効いている」とよくいわれる。

空売りを仕掛けて下がったら買い戻すして差額を儲ける。

さらに株が下がったらまた空売りして差額を得る。

このように下げが下げを呼ぶような状態をになる。

空売り規制はこのような悪循環を断ち切りために為政者がよく使う。

とはいえ、空売り規制は諸刃の剣といわれる。

それは、空売りは株を返すために必ず買い戻さなければならない。

つまり空売残が増えることは株の需要が増えることなのでである。

株価が反発するとき空売りの買い戻しがあるとその相乗効果により株が上がりやすい。

空売り規制はその効果の芽を摘んでしまう。

痛し痒しだ。


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止まるところを知らない円高、そして株安。

止まるところを知らない円高、そして株安。

対円でも今年3月に付けた安値95.74円には頑強に抵抗していたが、

とうとう割れ込んで90.89円まで付けてしまった。

そして、ここが肝心だがドルは円以外の通貨には相変わらず上げている。

だから、円はドル以外の通貨には暴騰といっていいほどの上げ幅を示している。

株も下げている。今日の東証は、前日比811.90円安の7649.08円で引けている。

バブル崩壊後の安値は2002年の7607.88円。もうあとがない。

これだけ円が急騰すれば輸出産業中心に景気が悪化するのは避けられない。

とマーケットは読んでいるのだろう。確かにそうだ。

しかし、日本全体で見れば悲観ばかりでもない。

原油価格が大幅に下げている。その上、これだけの円高だ。

輸入価格は昨年より大幅に下がる。その分国内から原油国への所得の移転は減ってくる。

下がるのは原油だけではない。

鉄鉱石、石炭、昨年まで異常に上げていたほとんどの原材料が下がって来る。

小麦のような食料品もだ。こういうプラスも評価しなければならない。

しかし、今は異常ともいえる恐怖が市場を覆っている。

だから、円高の悪い面ばかり取り上げて売りたたいている感じだ。

いずれは落ち着くと思うが。

しかし、まだ底は見えないようだ。

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屋形船

昨日仕事帰りに屋形船 に乗り墨田川、お台場、東京湾沿いを周遊して

海から見た東京の夜景を堪能した。一緒に乗船した女性スタッフも楽しんだようだ。

さて、昨日の続き。では、なぜ円が高いのだろうか。

それは、昨年まで流行していた円キャリー取引の解消だろう。

円キャリー取引とは金利の低い円を借りてその円を売り、金利の高い国の通貨に投資するという

取引手法だ。そうすると金利差だけは必ず儲かるという仕組みだ。

まあーいってみれば円で借金して外貨預金するのと同じことだ。

それと高レバレッジをかけて行うFXも同じことだ。

ドル円の買いは、円を借金してドル預金するのと同じこと。

売りはドルを借金して円預金するのと同じ。その金利差がスワップととなる。

借金が多ければ多いほど高レバレッジということになる。

そのスワップ目当てに高金利の南アランドやトルコリラにまで手を出している人達がいた。

いわゆるスワップ派といわれる人達だ。

円を売って金利の高い国の通貨、例えば南アランドやトルコリラ、を買えばその金利

即ちスワップ分だけ儲かる。もしその通貨が値上がりすればダブルで儲かるという理屈だ。

購入した通貨が変動しなければスワップ分だけ利益が出る。

もし下がっても南アランドやトルコリラはスワップが大きいので、

長くそのポジションを保有していけば、値下がり損をスワップでカバーできる、と彼らは信じていた。

スワップでカバーできないほど下がることは無いと踏んでいた。ところが大きく下がることもあるのだ。

つい4ヶ月ほど前100円台に乗せていた豪ドルは今や65円台。40%近くも下落。

南アランドにいたっては一時の半値以下だ。いくらスワップを貰っても間に合わないだろう。

しかし、ここ2~3年、円キャリー取引でユーロ、ポンド 豪ドルや南ランドなどが対円で

上がったのも事実。しかし、今や金融不安のまっただ中。こういうとき、円キャリー取引はできない。

いくら円金利が安くても、為替取り引きするために円を貸す銀行はいない。

むしろ、今までの円キャリーした円での借金を返すために円を買わなければならない

それがユーロ、ポンド、豪ドル売りの円買いなのだ。

金融不安とドル高

昨日は、強烈な円高。同時に対円以外は猛烈なドル高。という二つの動きがあった。

今日も同じ動きだ続いているが。その動きは、昨日だけでなく最近の為替相場の特徴である。

そのため、ドルに対してもそうだが、ドル以外の通貨には円は記録的な値上がりを示している。

サブプライムローンから生じた金融不安により一番影響が出るのは当然アメリカ。

そのアメリカの通貨が上がっている。これは摩訶不思議だ。

その理由は、この金融不安によりアメリカのファンドとか機関投資家が

世界各国に投資していた資金を回収を計っているためだ。

回収は計っているのはいろいろあるだろうが、多いのはファンドの解約に対応するためだだろう。

今回のの暴落によりファンドに解約が多いらしい。

その資金繰りに対応するため世界各国の株や金融資産を売却しドルに戻さざるをえない。

そのためのドルに対する需要が急増しているのだ。

ユーロドルは、今年の7月には1.6039の歴史的な高値を付けている。

今日は1.2738の安値を付けている。この間に、20%程も下げているのだ。

たった3ヶ月ぐらいの間にだ。誰がこれだけの下げを予想しただろうか。


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金融不安と実体経済

アメリカは、サブプライムローンから端を発した金融不安にのたうち回っている。

一説によれば、1929年のウォール街での大暴落から始まった大恐慌に匹敵するといわれている。

まさかと思っていたリーマンブラーザーズは米政府に救済されずに破綻してしまった

リーマンはライブドアのホリエモンすら手玉に取ったあの証券会社だ。

もっとも証券会社といっても日本とは違いどちらかという投資銀行的な性格が強い会社である。

だから、サブプライムローンを組み込んだ証券化商品などを投資家に販売していたのだろう。

その販売の課程で仮定で売れ残り在庫を大量に抱え込み、

それが不良資産となってしまったのであろう。

儲かるものには何でも手を出すといわれたリーマン。その会社がいとも簡単に破綻するとは。

こういった金融危機が実体経済に及ぼす影響は計り知れないものがある。

その第1段として、米自動車産業の衰退がある。

ビッグスリーといわれたGM、フォード、クライスラー世界を代表する自動車会社が

破綻の危機に瀕している。本当の危機はこれからであろう。

なぜなら、金融危機の影響がこれから自動車の販売に大きく影響してくるから。

もうすでに、自動車ローンの審査が厳しくなっている模様だ。

自分の住宅を担保にして借金して自動車を購入していたが、

住宅価格の下落で審査が厳しくなっいてる側面もあるのだろう。


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またもや大幅株安

今朝は、涼しさを通り越してほんの少しだが肌寒さを感じた。

ただし、空は抜けるような青空だ。日中は暖かくなるだろう。

これから少しずつ、朝晩は冷えてくるのだろう。

さて、今日も株は下げている。日経平均は、1,089.02安の8,458.45円で引けた。

一昨日の急反発もほぼ帳消しだ。

ヨーロッパもアメリカも金融機関に資本注入するという決断を下して株は急反発した

但し、それは一時的だった。結局、根っこにあるのはサブプライム問題だ。

アメリカの住宅価格がどこまで下がるかだ。

ここで下げ止まれば米欧の持つ不良資産の損失額がはっきりする。

ところがこれからさらに下がるようだと損失額が膨らむ。

現段階で想定している資本注入額では不足する。

その辺のところをマーケットは心配しているのだろう。

ところで、日本の金融システムは米欧と違ってしっかりしているし

日本の金融機関の資本は米欧ほど傷んでいない。

にもかかわらず、日本の株価はアメリカより下げている。

これはなぜだろうか。明確な答えはないが、

急激な円高による日本の景気悪化を恐れてのことだろう。

何しろ、円は対ドルよりその他の通貨に対する値上がりが凄まじいものがある。

この急激な円高が景気に悪い影響を及ぼさないはずがない。

そうなると日本の金融機関の保有資産は今は健全でもリセッションになれば

不良資産化しないとも限らない。

今の日本の状況は決して安閑とはしていられないのだ。


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止まらない株安

昨日のNY市場の株安には驚いた。

昨夜、欧州株が上がっていたのでやれやれ一安心かなぁ。

この流れがNY市場に行けばと思ったがとんでもない話だ。

結局、今朝起きたら前日比678.91ドル安の8,579.19ドルで引けていた

。もう止まるところを知らない株安だ。

その流れが東京市場に影響を与えないはずがない。

東京も881.06円安の8,276.43円で引けた。

8,000円割れも間近だ。しかも、昨夜と違って欧州市場も株式は暴落のようだ。

その流れがNYに行くのだろうか。

そして週明けの火曜日に東京へと負の連鎖が続くのだろうか。

この株安が止まらないとドル円、クロス円の下げは止まらない。


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