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今朝の読売新聞スポーツ欄23ページ


「レフェリー通信」

6月20日のJ1第14節、大宮ー京都戦(NACK)の44分、大宮のFW石原が行った行為はスポーツマン精神に著しく反していた、と言わざるを得ない。

京都のベンチ前で、FKからの浮き玉を石原と京都のDF李正秀が競り合った後、後ろから李に突かれた石原は後頭部を抱えながら倒れこんだ。主審はすぐさま、李に退場を宣告した。

しかし、映像を見ると挑発したのは石原。それに乗った李は、後頭部ではなく石原の肩口から首付近を突いている。過剰な力も働いておらず、石原の反応は大げさだ。主審をだまし、相手を警告や退場に陥れようという意図が見える。

李は退場ではなく警告が妥当だったという議論ではない。相手を陥れようとファウルを装う行為(シュミレーション)こそが警告に相当するのだ。異例にも、この件では一般のファンからも複数の投書をいただいた。

サッカーのルールを決めるのは、国際サッカー評議会だが、昨年、その年次総会で「試合中に厳しく罰し、シュミレーションを根絶すること」を決議し、全世界のサッカー協会に一致団結して対応することを求めた。

PKをもらおうとファウルを装ってダイブすることだけではない。あらゆるシュミレーションはスポーツから排除されるべきものだ。選手は姑息な手段を用いるべきではないし、審判は選手の意図を的確に見極めて、もしシュミレーションがあれば、毅然と対応しなければならない。

(日本サッカー協会・松崎康弘審判委員長)


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