ちょっと気を抜いたら、ブログがおろそかになるという悪い病気が出てました
またこの病気が出るでしょうけど、、、
介護保険の制度改正があり、介護保険の世界は大きく変わりつつあります。
過去最大の報酬減で、全国の小規模事業所は閉鎖や倒産で、ふるいに落とされています。当社も当然その煽りを受けて四苦八苦しております。
これからの益々高齢者が増える中で、国の求める形(財源支出を抑える)と実際の現場(高齢者増 介護福祉士等減)のジレンマはどうなるのでしょう、、、
そういう中で、当社では、ヘルパー事業と別に教育事業を行っています。
自分が大学院や研修等で学び、初任者研修でも分かりやすいようアレンジして、当校の生徒さんに伝えています。
その一つに、当校の特色にしようと思い、「ナイチンゲールの理論」を取り入れだしました(正式にはナイチンゲールKOMIケア理論)
近代看護の母である「ナイチンゲール」の理論を元に、東京有明医療大学の金井先生がKOMI理論と言う理論を生み出し、日本の看護・介護業界に提唱しています。
その理論を自分も大学院で学び、現在も勉強しているのですが、介護とは何か、という基本の考えがそこにはあります。
ナイチンゲールは、「すべての病気は回復過程にある」と看護師のバイブルである「看護覚書き」に提唱しています。
風邪をひいて、熱が上がっている過程が、既に回復に向かっていると言う事です。
人間の体温は大体36度くらいですが、菌が増殖しやすい温度でもあります。免疫が下がり、菌が侵入してくると、菌が増殖しないように体の細胞が働き、体温を上げていきます。インフルエンザなど強力な菌に対しては、さらに温度を上げる必要があるので高熱になります。
つまり、細胞が自動的に回復に向かって動いていると言う事です。
では、全て病気と言うのであれば、認知症はどうなのか。
認知症は、現在の医療では治らないではないか。特定疾患は?
それでも、体の細胞は回復する為に動いています。
体の細胞は自然に認知症の進行を遅らせようとしています。しかし、悪い環境や適切でないケアにより進行を早めていくのです。
特定疾患(難病)も同じです。
その自然治癒の力が、阻害されないように支援していくのが、看護であり介護なのです。
認知症や難病になってしまった方の体も、やはり回復過程に既に入っており、我々介護の仕事は、その自然治癒を支援していく事、つまり、その人その人のもっている強みを引き出し、自然にある強みの動きを支援する事です。
結局、ICF(国際生活機能分類)の考えもそうです。
人間が持っている本来の「強さ」を生かしていくナイチンゲールの理論が、介護の原点ではないかと思い、当校のカリキュラムの中に今後入れていきたいと思い、また、当社のヘルパーにも伝えていきたいと思っています。
その為にも、今後も自分が研修等で、KOMIケア理論をさらに勉強をし、ドンドン落とし込んでいきたいと思っています。
また、自分が研究を始めている研究内容を、当校のカリキュラムにもしていき、面白い学校にしていこうと、、、、毎日妄想しております
それをするには、人の何倍も勉学ですな
久しぶりのブログなので、長く書いちゃいました
↑の講義に興味を持たれた方は、ぜひ当校にお入り下さい(←宣伝)
ブログさぼり病が発症しないように、また書いていきます