出会った頃はこんな別れが訪れるなんて思ってもいなかった、なんてそこら辺の歌にありがちな別れがすぐそこに迫ったその名は生レバ。


美味しいのに…ユッケもそうだが、美味しいのに…


まさかこれから先永遠に焼肉屋行く度に私はえびすの社長なんて人生には一切係わり合いの無い人物に恨み辛みを抱くことになるとは誰が予想しただろうか。いやほんと。


食の安全は確かに大事。

亡くなった方もお気の毒。


しかし、そもそもお子様に食べさせたご両親にも非はあるのではと…こんにゃく畑みたいなもんか。不毛な話なれど。


本格的に禁止になったら、もう会えなくなるから、最後に堪能したくて会社帰りにふらりと難波にある「仔牛屋」さんへ。

去年うっかりTVに出てしまって、一般にもちょっと知られるようになってしまってちと残念…と思うくらいの穴場というか隠れ家というか。


【難波】仔牛屋

http://tabelog.com/osaka/A2702/A270202/27003116/


とっても小さな店内で、七輪が4つのみ。

大体、どなたかと相七輪。そして立ち食い。


けど、ネタがすっごい新鮮。

驚く事に木の引き出しから肉が出てくるって言う。


全品一律600円。ビールは500円。

ソフトドリンクは無し。アルコールが飲めぬのなら外で買って来いという、無言で初見さんを全力で拒む仕様なれど、別に店主が無愛想とか高圧的とかは無く、まあ商売っけはあるのかないのか…な、感じ。


最初に渡されるのはたっぷりネギの入ったタレ。これが何か甘酸っぱくて美味しく、ネギはおかわり自由。これだけでも、全然いいビールのお供となる♪


注文したのは、つら・たん・はらみ、そしてラスト生キモ!

ネタは生で頂く際、タレの入った器にぽんぽんと入れてもらう。

焼キモも、生キモも同じ肉が出てくる。つまりそれだけ新鮮。

甘酸っぱいタレで頂く生キモ…焼いても美味しいけど、今日は焼かぬ。


ビール手酌で、最後の生キモ…。あーーーおいしーーーのに!

キモは再度おかわり。ビールももう一本。

会計、4000円なり。ちと贅沢。


悔いの残らぬよう、堪能してきたとも。


はー。しかし、もう口に出来ないのかと思うと…。えびすめ…(ぎりっ)


当時事件直後、友人とご飯に行くことになった際、彼女が「ユッケ」を所望。

おいおいこんな時にユッケかい(笑)と言った私に、こんな時やからユッケ食べたい。食えんようなったら嫌やん?と。

まさかー。と言いつつ、アレもラストなユッケになったなぁ…。ありがとう友よ。