2発目 | オレンジ色の桜

2発目

某SNSの日記にも書いたのですが、こちらにも書いてみようと思います。

今回は、芸人さんの中で人間的に尊敬している又吉さんについて語りたいと思う。
彼は、めったに感情を表に出さないが、実は愛らしい方なのである。


まず、又吉さんとはみなさんご存知のピースのボケを担当している方である。
彼は大阪府寝川屋市出身で、北陽高等学校を卒業している。
強豪と謳われるサッカー部に所属しており、大阪府代表としてインターハイにも出場した経験がある。
血液型はB型。身長は165cmと小柄だ。趣味は散歩・読書である。
2003年夏までは「線香花火」というコンビで活動しており、映画にも出演したことがある。その後、同期で仲の良かった綾部さんとコンビを組んだ。
吉本若手きっての文学青年と称されており、その文才には定評がある。好きな作家は太宰治、芥川龍之介など多数いる。神保町花月でピースが出演した『凛』という公演では、神保町花月で初めて出演者自ら脚本を担当した。
古い物が好きで、築60年の風呂なしアパートに住み、しばしば一人で寺社参拝をしている。
無類のカレー好きである。高校時代には行きつけのカレー屋が数軒あり、ほぼ毎食カレーを食べていたほど。現在はセーブしているらしい。
大きさに関係なく犬が大嫌いである。小さい頃に噛まれたことがある。
子どものことは好きだが、「死神」と言われる風貌のためか、子どもには嫌われる。一方、綾部さんは子どもになつかれやすい。
おとなしそうに見えて、綾部さんには突然キレることがあるが、それはあまり知られていない。フットサルリーグ~hype~では「鴉」というチームのキャプテンをつとめ、「又吉夕暮一人ぼっち」と名乗っている。


もともとは大阪吉本に入りたいと思っていた。
しかし、高校卒業後はサッカー絡みの進学や就職を世話しようとしていた顧問(おっかない)にお笑い芸人になりたいと言えず、「親の仕事を継ぐ」と嘘をついた。
すると、その後その顧問の知り合いが吉本関係にいることがわかり、バレたらまずいと思い東京に出てきた。
閉鎖直前の銀座七丁目劇場を訪ねると、NSCに入れと勧められた。



又吉さんのブログは最高である。
彼は日常の、人が気付かないようなところに注目し、そのことをブログに綴っている。
綾部さんとは対照的に写真を載せずに文章のみ。
ちなみに綾部さんのブログは若手芸人一面白くないと言われたことがある。
ノブコブよっしーも「可愛くもないデブ猫”クリス”の写真をよく載せる」と言っていた。(よく見ているじゃないか)


また、他の人のブログに度々登場する。他の芸人さんには一目置かれている、もしくは気になる存在なのだろう。
Qちゃんは、「実は1番話しやすい」と語る。
さりげなく又吉さんは交友関係が広いのだ。
なぜか松兄に厳しくされる傾向がある。松兄が「実はしっかりしてないので、俺が注意しなければ」と言っていた。しかし、その松兄のブログにもよく又吉さんが載っている。松兄曰く、「行動範囲は広く、新宿・渋谷・浅草・神保町等など関東を中心にたまに地方に行ったりもする」らしい。これからも観察を続けると綴っていた。できれば私も同行したい。


一昨年のイスー1グランプリでは最後まで又吉さんが残り、誰も彼を指名しなかった。
(なぜかはみなさんそれぞれの想像に任せます)


決してルックスが良いとは言えないが、一部には「実は男前」と言われている。
それは、フットサルリーグ~hype~を見れば、一目瞭然である。彼の華麗な足さばきは見る者を圧倒させる。
言うまでもなく、彼はオシャレだ。彼の独特のファッションは驚きと新鮮さ、そしてどこか懐かしさを感じさせる。
又吉さんはこう見えても27歳である。
私自身、落ち着きがあると言われるのだが、彼の落ち着きには負ける自信がある。


実は、又吉さんはギャグも最高である。
ルミネでのギャグイベントでもいつも良い位置にいっている。
主に真顔だが、たまに笑顔を見せながらギャグを披露するときは、面白い反面、不気味だ。



去年のクリスマス、私はそんな又吉さんと写メを撮ってもらった。
生の又吉さんは何とも言えない独特のオーラの持ち主で、なかなか近寄り難い印象を受けた。
しかし、彼のファン一人一人への対応には感動した。
なんと、サインの書き方が恐ろしいほど丁寧でゆっくりなのである。
そのため、私は握手とサインをいただくのを控えて、写真だけにしてもらった。
彼は目線がどこか浮ついていて、内心何を考えているのだろうと思わせた。
そして、ファンへのサービスが終わった後、彼は渋谷の町へひっそりと影をひそめて消えていった・・・


こんなに長い日記に付き合ってくれたあなたは、よっぽどの又吉さん好きだろう。そうでない方は、既に又吉さんの魅力に気付き始めているのではないだろうか。
もし興味を持っていただけたのならありがたい。
もちろん私も、もっとピースのネタを見たいと思っている。
本当はもう少し語りたいのだが、ここらへんで終わりにしたいと思う。
なぜなら、あまり知りすぎない方が人は興味を持つからだ。
しかし、彼を侮ってはいけない。彼は知れば知るほど謎が深まる実に興味深い方なのだ。
そして、愛らしいのだ・・・