世界一のクローザー次なる夢は?
2013年のメジャーリーグ・ワールドシリーズは、ボストン・レッドソックスがセントルイス・カージナルス..........≪続きを読む≫



2013ワールドシリーズはボストン・レッドソックスの優勝で幕を閉じた。

上原、田沢の活躍に楽しいワールドシリーズになった。

上原のすごさは制球力に尽きるのだが、あれだけフォークボールを多投しながら、レギュラーシーズン74回1/3 (四死球 10 暴投1 1試合勘算四死球率 1.2)

を投げて暴投が僅かに1、与四球率が1.2という点をみれば彼がいかに制球力が優れているかが分かる。

参考

ダルビッシュ有 レギュラーシーズン 209回 2/3 暴投 7 四死球 88 1試合勘算四死球率 3.77

黒田博樹 レギュラーシーズン 201回 1/3 暴投 6 四死球 48 1試合勘算四死球率 2.14

岩隈久志 レギュラーシーズン 219回 2/3 暴投 10 四死球 44 1試合勘算四死球率 1.8

松坂大輔 レギュラーシーズン 38回 2/3 暴投 0 四死球 21 1試合勘算四死球率 4.88

ジャスティン・バーランダー レギュラーシーズン 218回 2/3 暴投 3 四死球 79 1試合勘算四死球率3.25

マックス・シャーザー レギュラーシーズン 214回 1/3 暴投 6 四死球 60 1試合勘算四死球率2.52


しかし残念ながらワールドシリーズやNBAファイナルは視聴率が低下傾向にある。




今年放送された
ワールドシリーズ計6試合の平均視聴率
は8.9%で17%前年より増加したが.....

スーパーボウルとワールドシリーズの視聴率があまり変わらなかった時代から
較べると大きく様変わりしている。



スーパーボウルは今も45%程度の視聴率を誇る。

これほど差が生じた原因はどこにあるのか、それは2点ある。

一つはチーム間の戦力の格差にある。

アメリカ人はフェアという言葉に非常に敏感に反応する人達だからだろう。

NFLには‪レベニュー・シェアリング‬(利益を分配する制度)、サラリーキャップ制(所属する全ての選手の年俸の総額を毎年一定の上限金額を設けて規

定する制度)

年俸総額上位3チームの平均と下位3チームの平均の差は1.5倍までに抑えられている。

グレーザー家が望むユナイテッドの監督像という日記にも記した

一方メジャーリーグは、上位3チーム上から ドジャース、ヤンキース、フィリーズの平均

は$198,200,490

下位3チーム下からアストロズ、マーリンズ、レイズの平均は$38,119,724

5.2倍にもなる。

参考 リンク

メジャーリーガーの年俸 レンジャース 球団別総年俸

メジャーリーガーの年俸 レッドソックス

メジャーリーガーの年俸 カージナルス


もう1点は、アメリカとカナダのチームだけで争われるワールドシリーズだが、
選手は多国籍となり、その意味ではワールドシリーズらしくなった。

ワールドベースボールクラシックでアメリカ自身が勝てないことがファンの大きな失望を生んでいるものと思われる。

それを裏付けるようにスーパースターと呼ばれる選手、特に野手に外国人が多いことで

有る意味アメリカ人自身がワールドベースボールクラシックで勝てないことを自覚しているからでもある。


80年代NBAの人気に陰が指したのは、オリンピックでバスケットボールが勝てなくなったことにあった。

88年 ソウルオリンピックで3位になっていた。


その後マイケルジョーダンなどスーパースターが五輪に出場し圧倒的な力で優勝したとき、

NBAの人気も急回復したのである。



その後 2002年 バスケットボール世界選手権がアメリカで開催されながら

優勝したユーゴスラビアに準々決勝で破れ

4位にも入れなかったことがあり、大きな失望を買ったことがある。

(オールNBAファーストチームからは誰も出場しなかった。)


NBAファイナルはジェイソン・キッド、ディケンベ・ムトンボを中心とする、

ニュージャージー・ネッツ(ニューヨーク隣の州)優勝したシーズンであった。(連覇2年目)

だが、2003年大会は視聴率6.5%は史上2番目に低いものとなっている。

前年は10.2%視聴率があった。



バスケットボール世界選手権は8月下旬から9月上旬開催

NBAファイナル6月開催


現在NBAファイナル 視聴率は僅かにワールドシリーズを上廻っている。



野球もバスケットボールも諸外国の著しい台頭によって、オールスター級の

選手が出場しなければ米国と言えども勝てない現実があり、ファンはオールスター級の選手の

出場を望むのである。



一方選手を保有する球団側は怪我を恐れ選手自身が辞退することを望むが、

それでは勝てないため

長期的には人気の低迷に繋がるというディレンマを抱えているのである。



さてポスティングシステムで日米間で合意したようでマー君の活躍が楽しみだが、

メジャーリーグのことをよく知った上で移籍が必要だろう。

年俸総額の上位20球団までに移籍することだろう。

例えばオークランドアスレティクスは年俸総額下から4番目のチームで、

映画にもなったセイバーメトリクスのビリービーンGMのチームだ。

極めて上手い経営を行なっている。

しかし選手の側からすれば、金を使わないチームで行くべきではないチームだ。

選手に金を使うということは、投資の効果を見なければならず、当然レギュラーの椅子も

約束されるわけである。

次に分業が進んでいることを認識することだ。

リーグを戦う上での勝つためのチーム戦略、優秀な駒の獲得はGMの仕事だ。

チーム戦術、勝つための選手の起用、つまり駒の動かし方は監督の仕事だ。

チーム戦闘、勝つための選手個々がどう能力を発揮するかは選手の仕事だ。

オーナーはどのようなカラーにチームを染めるかを決めることだ。

勝つにも勝ち方があるからだ。

社長はGMや監督の人事権をもつが、試合そのものには参画できない。

運営を取り仕切り、スタジアムをいかに満員にして、高い放映権を獲得するという営業部長の側面と

経費を抑える経理部長の側面を持つ、企業自体は選手を除けば少人数企業と言える。

テキサスレンジャースでノーランライアンが社長時代

(大株主であったが、オーナーではない)日本人の目から見ると微妙な役職という

ことでマスコミの取材攻勢があったようだが、ライアン社長がGMの仕事に

口を挟んだことで責任を問われみずから職を辞している。

日本では許されそうだがアメリカでは許されない行為なのだ。


さて日本人には相撲のように重量別の階級のないスポーツに違和感は少ない

宇瑠虎太郎(ウルトラタロウ)が次回の番付の乗るらしいが、身長164cm 体重64kgとのことだ。
人気は出るだろうが 2m 200kgを超える力士もいる時代にさすがに違和感を感じる人は多いのではないだろうか。

角界にもキラキラネーム


宇瑠虎太郎 左 力士
$渡辺淳ニのブログ