新春、マラッカの風吹いた | 銀ステ旅先案内人

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銀ステ旅先案内人
~新春・マラッカの風吹いた~

  2011年1月13日~17日

銀ステ旅先案内人

マレー、インド、中国、多民族国家のマレーシア。

例えるなら、何の味かは分からない。

とても複雑な味。

香辛料がいくつも合わさって、奇跡的にできた味。

そして、あとあと癖になる味。

それが、、、この国マレーシア。


イスラムの荘厳な祈りの声が、もうもうとお香がたかれる

仏教寺院に届きます。


西欧人が残していった、白亜のコロニアル様式の建築群を前に

サリ―を纏ったインド人が横切ります。


戒律からかたくなに、豚肉を口にしないマレー人の隣りで

豚の角煮をほおばる中国人の笑顔。


ガネーシャが見守る中で、やはり聞こえるコーランの響き。


不思議です。


国籍不明の異文化の融合、それこそが、ここマレーシアの魅力でしょう。


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『マレー蘭印紀行』

詩人・金子光晴が、1928年から32年にかけて
現在のマレーシア、シンガポール、インドネシアあたりを
放浪した際の旅行記から抜粋すると・・・



うつくしいという言葉では云足りない。


悲しいといえばよいだろうか。


自然同様人々の生き様もワイルドでたくましく、


さまざまな民族の人々が貧しさと苦役に



あえぎながらもひたむきに生きている。


それもまたうつくしく悲しい。


水は、嘆いてもいない。



挽歌を唄ってもいない。


それはふかい森のおごそかなゆるぎなき秩序で


ながれうごいているのだ。


たぶん、人も同じだ 。


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通りすがりの旅人には計り知れない

多民族であるが故のせつなさがあるのでしょうか。


それでも、垣間見るだけの我々旅人にとっては

肌にまとわりつく、熱帯特有の甘い風が

ふっと吹くだけで

すっかりアジアに魅せられるのでした。


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思いがけず、複雑になってしまった、2011年の世界。

現在。

はたから見たら、と現地の方には言われそうですが、でも

島国、日本人の私からすれば

これほどの異文化が交差しながら

平和である事実。

驚愕といっても過言ではありません。


世界でも稀有国、マレーシア、何度でも訪れたい国のひとつです。


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