■ご報告

先に近藤より入荷情報を上げさせていただいておりますEU便ですが、去年の輸送事故から多くのお客様よりご心配の声を頂いていることもあり、今回はこれまでの経緯や仕入先業者について触れてみたいと思います。

 

まず、前回(昨年末)の航空会社の輸送事故問題については、仕入先業者の粘り強い努力により補償問題も含め無事に解決したことをお伝えさせていただきます。

輸送事故の原因となった飛行機の型式も判明しており、今後の取引に関しましても航空会社との話し合いで解決に至ったと先方からも報告が入っています。

また、その裏付けとして今回輸入したEU便の着状態は非常にすばらしい内容でした。

 

ここに至るまでのやり取りは、日本人から見れば少々雑に感じるところが無いと言えば嘘になりますが、輸送事故があった際に、彼(仕入先業者)は何よりも自信を持って発送したカエルが死着したことに相当なショックを受けていました。

その後、彼は当店との事故報告や話し合いに加え、他の取引先の発信する情報等もくまなくチェックして原因を調べ、日本のお客様に少しでも安心して頂き、また不安や誤解が広まらないように輸送事故の発生から水面下で、様々な面で解決に向けて努力してくれたようです。

そして、今後もより良いカエルや珍しいカエルを安全にご提供できるよう努力する旨を日本の皆さんに伝えて欲しいということでした。

 

去年末の輸入事故では楽しみに待たれていた多くのお客様にご迷惑とご心配をかけてしまいましたが、今後も今まで以上の強い信頼関係をもって、より良いEU便を提供していけると確信しております。

是非、これからのEU便にもご期待いただければと思います。

 

 

 

■EU便の始まり

EU便の魅力が伝わればと思い、当店が彼と取引をスタートするにあたってのエピソードを少しだけご紹介します。

 

まだヤドクガエルを取り扱いはじめて間もない2015年の5月に、彼(ウォウター氏)との取引がスタートしました。

まずは直接会ってからということで、日本にお招きすることに。

来日するのは初めてということで、色々と日本を楽しんでいただくためにプランを考えていたのですが、彼が始めて口にした個人的要望は「SUSHI」でも「観光」でもなく、「野生の純粋な日本のオオサンショウウオをこの目で見たい!!」でした(笑)

そして実際にオオサンショウウオを探しに行ったのですが、彼は寒い中冷たい水が流れる川に服のまま突っ込んで行き、見つけたオオサンショウウオを1時間ほど激写!

この姿から彼がビジネスというよりも純粋な生き物好きであることが容易に理解出来ました。

 

翌日、初めての日本と言うこともあり、他に取引先があれば顔を出しするべきだということを伝え彼を見送りました。(更に翌日、律儀にももう一度戻ってきてくれました。)

その後、彼との取引が本格的にスタートし、紆余曲折を経て今日に至ります。

ビジネスをしていると本当に色々なことが起こりますが、彼の「生き物が好き」という本質は、きっとこれからも変らないのだと思います。

 

 

 

なんだか堅苦しいブログになっちゃいましたが、次回からはいつものビバリウ部全開でお送りいたします!

多分明日には更新すると思いますので、是非見てくださいね!