いちばんえらい人 | 毒を持つ人

モラさんは、境界性寄りの、自己愛と境界性のミックスだと思います。

それに演技性。


境界性の人は、ターゲットをひきとめるために、リストカットをしたり

「死んでやる」

など電話をするそうですが、わたしが知る限りモラさんには

そういった衝動的な自虐行動はありません。

その代わり、


・ストーカー

・見捨てられ不安感

・見捨てられ不安感からくる、対人操作


などはたっぷり持っている人でした。

後から思えば。

そう、後から。

残念なことですが、すべては、被害に遭ってから気づくこと。


被害に遭う前は、ネットの相談室にたまに出てくる

モラ人間との壮絶なバトル記事などを読んでも、

「結婚する前に、相手の危険性が分かるはずなのに」

そう思っていました。

人を観る目がなかったのでは? と。


事前に分かるのならば、それはモラハラとはいわない。


この言葉にこめられた恐ろしさ。

それは、親切な善人として登場してくるモラ人間の擬態性ではなく、

相手がいかに他人の心を操る術にたけているかの、証明のような気がします。


モラさんがシンプルな境界性だけではないと思う理由の一つに、モラさんの

自慢話がありました。

自己顕示欲が強く、こちらからすれば何でもないような

しょうもないことを、「わたしってこうなの! ああなの!」と

誰かれ構わず、相手がそれを聴きたいかどうかには

一切配慮せずにまくし立てるような、幼稚さ。

あまりの無神経さにこちらが呑まれてしまうような、満面の笑顔で、

しかも、しつこい。


後でそれが悪い行動だったと知れても、「誤解された」と騒ぎ立て、

「誤解をしている相手が悪い」

そんな方向へ何がなんでも向けていく、他罰性。



・他人の感情を慮れないがゆえの、信じられないことを平気で言う軽率さ


・他人の不幸が大好き。(自動的に優位に立てるから?)


・他人の冠婚葬祭もボダにとっては、自分の晴れ舞台。


自分は完全無欠だと信じて疑わない自己愛とちがい、境界性の方の中には

対人関係のトラブルで、うつ病を抱える人も、少なくないといいます。

少なくとも、わたしが知るモラさんには、うつ病のケはありませんでした。

「わたしが悪かった悪かった」

そう落ち込んでみせたとしても、それは他人の目を意識した

大げさなパフォーマンスにしか過ぎず、誰かに同情の言葉や

慰めの言葉をもらうと、たちどころに仮病のうつから元通りによみがえる。

ボダさんにとっては、

「○○さんにこう言われて、応援してもらった」

ことだけが全てで、

迷惑をかけたり、傷つけた相手のことは、もはやカウントされません。

この、○○さん

のところには、可能な限り、いちばんえらい人の名前が入ります。

   ”えらい人とこんなにも親しいのだぞ!”

と言っているようです。

えらい人とこんなにも親しいわたし。えらい人に慰めてもらったわたし。

だから、わたしは正しい、お前たちより、偉いのだと。