※ここに書いてある内容は、基本的に人から聞いた話ですので、すべて真実とは限りません。
そのうえで、こんな話もあるんだ、程度にお読みいただければ幸いです。
「献血の車が止まっているけど、放射能汚染地域に住む人の血って、ほしいですか?」
ツイッターで、ある議員さんがこのような発言をして、TLが炎上していました。
そこで、地域の放射能汚染による住民の被ばくと献血の関係について、
調べられる範囲で調べてみようと思い、
赤十字の血液センターで働いている友人に話を聞いてみました。
以下にその内容をまとめてみます。
曰く、
“たしかに、献血した血液が病院にいくまでに、放射能の影響を調べることを目的とした検査はないとおもう。
輸血用血液って大抵の場合、γ線かX線を使って照射作業ってのを行ってから病院に届けられるんよ。この作業をすることで副作用を起こす原因となるリンパ球とかを破壊出来るから、輸血後の後遺症率を下げられるんよね。
照射作業の際に使われる放射線が15Gy(グレイ)とかで、それを3分くらい当てるから 人間が浴びたら死ぬレベルやとおもう 。
(参考:http://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E6%94%BE%E5%B0%84%E7%B7%9A%E9%9A%9C%E5%AE%B3#section_3)
だから、仮に汚染地域でたくさん放射線を浴びたひとが献血にきたとしても、
リンパ球が破壊されてるだけだから、輸血を受ける側には何ら影響はない。”
とのことでした。
私たちが提供した血液は、誰かのところへ届く前に、どのみち大量の放射線を照射されているのですね。
私は、その議員さんの発言に対して何か意見を持っているわけではないですが、
こういうことは、知っておいて損はないかな、と思ったので。
以上。