カウンセラーさんからこんなことを聞きました。


体験したことの過去の記憶は残っているけど、

認識していないことがあり、

されたことは、行動に出てくるのだそうです。


親から拒否されたり、適切ではなかった対応の記憶は、

悲しすぎて認識していないのだけど、

行動に出てくることで、再現されるのだそうです。


この再現は、その人を苦しめるために出てくるのではなく、

逆で、受け止めるために出てきてくれて、気づかせてくれます。


その気づいたときに、

「そんなことされたかもしれない」

「されたんだ・・」

と、思うと、自分の子どもにはしなくなるのだそうです。


そうかもしれないと思ったときは、

子どもの頃の自分をよしよししてあげると、

癒されていき、連鎖はそこで終わります。


インナーチャイルドが出てくるということですね。

受け止めるためのものなので、

その人にとったらとても大事なことなんですよね。


ここを何もしなかったら、

自分の子どもに受け継がれ、辛い思いを背負っていくということです。


パソコンで言えば・・・

「こんなの邪魔だ。」‥と、ゴミ箱の中に捨てても、

ゴミ箱の中からは消えなくて、いっぱいいっぱいたまっても、

いつまでも残っているということです。


気づいたとき、「そしたらどうしたらいいのだろう?」って思い、

焦ることもあるのかもしれないですが、

鬱などのときは、

「アクセル」と「ブレーキ」が同時に踏まれているそうで、

結局は、ブレーキがかかるのだそうです。


ブレーキがかかるまで、気づけなくてもそれでもいいんだと思います。

そして、ゆっくり、ゆっくりでいいのだと思います。


転んですりむいた傷でさえ、

すぐに治らないのだから、


心のことは、

ゆっくり時間をかけて、自分を可愛がってあげた方が、

子どもの頃の自分も、きっと喜んでくれて、

癒されていくのじゃないかなって思いました。


人間って凄いですね。

自分の中の生きる力が、病気や行動となって出てきて、

生かされていくのですね。


こんなふうに思うと、自分自身が愛おしくなります。