小さな子どもが、言葉で表現することが難しいから、

物を投げたり、お友だちを叩いたり、

自分の頭を床にぶつけたりしますよね。


大人も同じように、思い通りにならなかったり、

傷つけられたりすると、暴力をふるったり、

人の命まで奪ってしまうことにまでなります。


いつ頃からか‥、

「キレる」と言う言葉を使い出してから、

カッコイイと思って使ってるみたいな‥

この言葉を使うと優越感を感じるのか‥

細かな感情がこの言葉でごまかしているようにも思えます。


「キレる」という言葉には、

本当はいろんな感情が含まれていますよね。

この感情を誰かに話すことで、

人に暴力をふるうことは防げると思うんです。


なので、子どもの頃から感情を表現する言葉を

子どもたちに教えてあげる必要があるととようです。


アップルくんが保育園に行ってる頃に、

私がいつも持ち歩いていた本があります。

  ↓↓↓



エリザベス クレアリー, Elizabeth Crary, 田上 時子
楽しく子育てアイデア・ブック

この本には、いろいろな子どもとの関わり方などが書かれているのですが、

その中に「感情を表す言葉をふやそう」というのがありました。


そこには・・・・

安心する  熱中する    いらいらする  悲しい

自由だ   わくわくする  勇気がある   すっきりする 

愛情のこもった 興奮する  怒りっぽい   おびえる

驚く    ばかげた    うらやましい  わがままな

怒る    許す      喜ぶ      愚かな

心配する  仲良くする   さびしい    ぎょっとする

退屈な   怖がる     愛する     びっくりする

さわやかな  挫折する   むしゃくしゃする  恐れる

満足する  怒りくるう   神経質な    思慮深い

混乱する  うれしい    楽しい     ぞっとする

愉快な   幸せな     当惑する    おろおろする

憂鬱な  いまいましい  心の安らいだ   思い遣りのある

がっかりする たよりない  感心する   戸惑う

心が痛む  落ち着かない  さっぱりする  落ち込む

暗い気分だ



これだけもたくさん書いてありました!


話すときに使う言葉や、書くときには使う言葉がありますが、

子どもが感情表現をする言葉を広げるように手伝ってあげましょう。

ということです。


「今、どんな気持ちがするの?」

と、気持ちを聴いてもらえるだけで、

言葉に表現できたら

「それ!」って、スッキリすることがありますよね。


動物と違って、人間は言葉がしゃべれるのだから、

進化した分だけ使ってあげないといけないんでしょうね。

何のために進化したのだか意味がなくなってしまいますよね。


ニュースで残虐な事件を聞くたびに、

「私は話してもらえる大人になっているのか‥」と、

確認したくなる自分がいます。



「キレる」って‥、

感情表現ができないことなのかもしれませんね。

いろんな感情が言葉にならずに、

爆発してしまわないようにしたいです。