リク魔神…もとい魔人、seiさんの罠に自分から飛び込んだ無謀な私。


身の程知らずにも程がある。


でもやっちゃうもん。
f(^_^;
タイトルはそのままです。

というわけで下からどうぞ。↓↓↓













それは1本の電話から始まった。


「社長、??高校の校長とおっしゃる方からお電話です。」


社長秘書の1人が、珍しく書類の山に埋もれていたローリィに電話を繋いだ。


「あ?おう、回してくれや。
…よぅ、久しぶりだな。
どうしたんだ、珍しい。
お前ントコで世話になってるウチの奴らがなんかしでかしたか?」


そんなローリィの問いに、電話の相手は明るい笑い声を上げ、用件を端的に明確に説明すると、よろしく頼むと電話を切った。


ローリィがいつもより一際(ひときわ)楽しそうな様子でタレント部主任の椹を呼ぶように秘書に言ったのは、それから2日後、学校側の資料が送付されてからの事だった。



「椹、最上君は確かもうすぐ3年生だったな。」


「は?はぁ、確かに…。
それがどうかしましたか?」


「ま、百聞は一見に如かずだ。
最上君が在籍する高校から、進学に関する相談を持ち掛けられてな。
ほれ、成績表だ。」


パサリと机に出されたA4サイズの封筒の中身を確認して、椹は感嘆の声を洩らした。


「…大したものですねぇ。
仕事もラブミー部の依頼も、聞いたところによると養成所の授業もこなしながらこの成績ですか。
ウチで仕事と学業を両立してる者達の鑑ですね、これは。」


机に資料を戻しながら、これが何なのかと上司に視線を戻しつつ椹が訊ねると、珍しく悪巧み無しの笑顔で穏やかに話し始めた。


「最上君が芸能コースとしては異例な優秀さを誇る生徒だからな、学校としてもその成績に見あった進路指導をしたいらしい。
其処には書いてなかったが、全国模試でもベストテンに入るらしいんだ、あの子は。
成績優秀、素行も全く問題なし。
まあ本人次第だが、良い大学見繕って置くか?」

「進学するしないは本人の希望を聞く必要がありますからね。
今日の夜には会えますから、訊いておきますよ。」



…というわけで、進学先の資料を取り揃えたローリィが社長室の机の上に載せてあれやこれや見ていた時、第二の電話が掛かってきた。


但し、今回はローリィ個人のテレビ電話に海外から直通だったが。


「なんだ珍しい。
あいつ関係でまた何かあったか?」


『何もないよ。
信じているからね、ジュリも私も。
今回はもう一人の子供関係で連絡したんだよ、ボス。』


ハリウッドで活躍するかつての保津 周平…クー・ヒズリは笑って応えた。


「何だ?お前も最上君絡みかよ。
ネタに困らないな、あの子は。」


楽しそうなローリィに、画面の向こうの大物俳優はあからさまに顔をしかめた。










ネタを貰ったら即書かずにはいられないダメダメな私。


おかげで書きかけが5本…←ダメだろぉ!?