「マリアちゃん。」
素の私で声を掛けると、目をぱちぱちさせてから口を“え”のかたちに開け、私を指差した。
「お…、お姉様ですの?」
そんなに違うのかな。
「そうよ。
演技の先生の指導でね、今日は1日この格好なの。
社長さんから聞いてないの?
明日の課題の衣装を買いに行くのに、マリアちゃんのお気に入りのブランドのお店にしたいと思って、服選びも手伝って貰いたくて、社長さん経由でお願いしたんだけど…。
…ダメだった?」
顔を赤くして、マリアちゃんは首を凄い勢いで横に振った。
「そんな事ありませんわっ!
そういう事なら喜んでお付き合いいたしますもの!」
お任せ下さい、とマリアちゃんは胸をぽん、と叩いてみせた。
今日一日男の子で、クオンという名だという事、明日はそのクオンの双子の妹、サラを演じる事をあらかじめマリアちゃんに話し、母さんの元に戻った。
「お待たせ、母さん。
このレディがボスのお孫さんのマリアちゃん。
マリアちゃん、このヒトがオレの母さん、ジュリエナだよ。
さっそくでワルイんだけど、マリアちゃん。」
「はい?」
クオンになってマリアちゃんに話し掛けると、何故か嬉しそうな様子。
「オレと母さんで、妹の服を買いに行きたいんだけど、いいトコ知らないし、マリアちゃんのオススメのショップに連れていってくれないかな?」
「ええ、もちろん喜んでご案内いたしますわ。
ではさっそく参りましょうか。
…ところで…私、お二人をなんとお呼びしたらいいんでしょう。」
「ジュリとクオンでいいわ。
可愛いお嬢さん。
今日はよろしくね?」
マリアちゃんの目線までしゃがみ、母さんが挨拶すると、マリアちゃんは真っ赤になってしまった。
次回は3人でお買い物。
クーパパおいてきぼり。(笑)
素の私で声を掛けると、目をぱちぱちさせてから口を“え”のかたちに開け、私を指差した。
「お…、お姉様ですの?」
そんなに違うのかな。
「そうよ。
演技の先生の指導でね、今日は1日この格好なの。
社長さんから聞いてないの?
明日の課題の衣装を買いに行くのに、マリアちゃんのお気に入りのブランドのお店にしたいと思って、服選びも手伝って貰いたくて、社長さん経由でお願いしたんだけど…。
…ダメだった?」
顔を赤くして、マリアちゃんは首を凄い勢いで横に振った。
「そんな事ありませんわっ!
そういう事なら喜んでお付き合いいたしますもの!」
お任せ下さい、とマリアちゃんは胸をぽん、と叩いてみせた。
今日一日男の子で、クオンという名だという事、明日はそのクオンの双子の妹、サラを演じる事をあらかじめマリアちゃんに話し、母さんの元に戻った。
「お待たせ、母さん。
このレディがボスのお孫さんのマリアちゃん。
マリアちゃん、このヒトがオレの母さん、ジュリエナだよ。
さっそくでワルイんだけど、マリアちゃん。」
「はい?」
クオンになってマリアちゃんに話し掛けると、何故か嬉しそうな様子。
「オレと母さんで、妹の服を買いに行きたいんだけど、いいトコ知らないし、マリアちゃんのオススメのショップに連れていってくれないかな?」
「ええ、もちろん喜んでご案内いたしますわ。
ではさっそく参りましょうか。
…ところで…私、お二人をなんとお呼びしたらいいんでしょう。」
「ジュリとクオンでいいわ。
可愛いお嬢さん。
今日はよろしくね?」
マリアちゃんの目線までしゃがみ、母さんが挨拶すると、マリアちゃんは真っ赤になってしまった。
次回は3人でお買い物。
クーパパおいてきぼり。(笑)