退職後に出産した場合は、出産手当一時金はでる? | 中小企業でよく起こる労務トラブル 解説します!

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女性の方や、奥様がいらっしゃる方は必見!
出産、育児はお金がかかります。
健康保険から受けられる手当はしっかり知っておきたいですね。
今回からは出産・育児にまつわるお話を連載します。

<事例>
総務の林檎子です。
3カ月前に退職した、
総務の3年上の先輩の桃子さんが
お子さんを出産したというので
遊びに行ってきました。
そういえば、健康保険の出産育児一時金は
桃子さん退職後だからでなかったのかしら?

<総務のお仕事>
まず大切なことは、退職日までに被保険者期間が継続して
1年以上
あるかどうかです。
確認しましょう。
退職後の出産でも退職後6カ月以内に、
被保険者が出産した時は支給
されます。

<出産育児一時金の基礎知識>
出産は正常分娩は健康保険の保険給付の
対象になりません。
そのため子供を産むために多額の費用がかかります。
そこでその負担を減らす為に
健康保険から「出産育児一時金」
が支給されます。
胎児1人につき42万円支給されます。
つまり双子の場合は84万円支給になります。
(産科医療保障制度に加入していない病院などで
出産した場合は39万円)

<家族出産育児一時金の落とし穴>
もし夫が被保険者で、被扶養者が出産した時は
「家族出産育児一時金」がもらえます。
ただし、家族出産育児一時金の場合は
被保険者である夫が退職(資格喪失)した後に
被扶養者が出産してももらえないので注意が必要です。


夏がくる日を待ちわびて。ハイビスカス。