美味しいねって食べて欲しくて、

元気出して欲しくって、

バカみたいに張り切ってつくった

思いがけず豪華ディナー。


ほんとにバカだったと知ったのは後の祭り。

ぜぇんぶラベットラのレシピから。



バーニャカウダ。



豚ロースのバルサミコソース&じゃがいものロースト。




バジルたっぷりカポナータ。

ぜぇんぶめちゃめちゃ美味しかったのに、

いっぱい作ってあった残りを

翌日食べようとしたんだけど、

なんだかいろいろ知っちゃったら

楽しかったこの時間が

ぜぇんぶ色あせちゃって...。


手料理って、ワタシにとってはものすごい

愛情表現だから。

材料費ももらっていないし

心からのおもてなしなのに

平気で気持ち受け取って、

踏みにじられて...。


深く傷つくって想像もつかないのかな...。

確かに無神経って思う所沢山あったけど、

悪気はないんだし、とか、

ワタシが繊細すぎるから

コレくらいの人じゃないとダメなんだとか

いつも打ち消していた気がする。


「何がいけないの?」って無邪気!?にたずねられて

言葉がでなかったよ。

人間関係ってなんだろうね。


沢木耕太郎の「壇」(火宅の人の壇一雄の奥様目線のルポ)

の最後のセリフみたいに

「あなたはワタシにとってはすべてだったけれど、

ワタシはあなたにとってはなんだったのでしょうね。」

ってな感じです。


ほんとうになんだったのでしょう。

いっぱい助けてもらったし、

勇気もいっぱいもらったし、

いろんな智恵も授けてくれた。

美しく磨いてくれたりもした。


でもね、コース料理と一緒で

最後がね、ちゃんとしてないと

台無しみたい。


かっこいいとこいっぱいあるのにね。