「巨星墜つ」
まさに巨星、まお姐御。
7月2日午前8時48分ごろ。
17歳3ヶ月で妖精になりました。
姐御がまだ、なんとか自力で歩けた最後の日、6月29日に撮影した写真。
背景が散らかってますが、小桃がそばにいたので急いでシャッターを。
体重たった1.62キロ。
あまりに骨ばってしまった身体が切なくて晩年はほとんど写真を撮らなかったから、この写真はほんとに貴重な一枚です。
体を起こしていられなくてしゃがみ込んでいたから、そんなに痩せているようには見えないですが、抱き上げても重さを感じないほどでした。
病気はなかったので、本当に緩やかに緩やかに衰えてきて。。。
姉妹のさくちゃんは病気だったから、たった4ヶ月ほどであっという間にやせ細って妖精になってしまったけど、姐御は本当に時間をかけてゆっくりとゆっくりと、出来ないことが増えていって。。。
これが老衰というものなんだな、と。
◆去年9月、目が見えなくなる少し前の姐御。
前回の日記は、月と海の6歳の誕生日のことでした。
実は姐御、もしかしたら月海の誕生日を一緒に過ごせないかも、なんて思っていたので頑張っててくれて嬉しくて。
でもその直後、ご飯をまったく食べなくなってしまいました。。。
カロリーエースのようなものをシリンジで少しあげてみたら、途端に下痢気味の柔らかいウン○。。。
もう身体が受け付けないんだな、と思ってすぐにやめたので、柔らかウン○は一度だけで済みましたが、食べてなくてもウン○って出るんだな、、、なんて考えたり。。。
ギリギリの身体にこれ以上負担をかけたくないから、お水を少し口に付けるだけにして、夫婦で見送る覚悟をしました。
心の中に、先に出来ていた、さくの形をした、寂しいけど暖かい部屋。
その隣りに、まおの形の、今はまだただ「寂しい」という思いの部屋。
仲良し姉妹、今はきっと一緒に楽しそうに走り回って遊んでいるんじゃないのかな。
書きたいことがたくさんあるのに、なんだかまとまらないです。
また、ゆっくり思い出話をしたいと思います。
まお姐御。
強く気高く、決してわがままを言うことはなく、そこに佇むだけで女王のような威厳を持っていた姐御。
まおの魂がいつも光に包まれて穏やかでありますように。
また会おうね、まお。