大型連休のお盆はいかがおすごしでしょうか?
前半だけでお盆期間はあまり休めないという方もいらっしゃることと思います。
当店はお盆は4時までの短縮営業になっております。
さて、ここのところ急に増えたご相談が増えたのが
汗かぶれ。
単純に連日35℃を超える気温で
汗をかいているからなのですが、
そもそもなぜ汗をこんなにかいているのでしょうか?
暑いというのは邪気の一つで暑邪と呼ばれます。
この暑邪の特徴が
・升散 ・傷気 ・傷津
の三つです。
難しく書いていますが、
疲れやすく、汗をかいて、体が渇きやすい
という事です。
熱を升散するわけですから
汗や顔のほてり、熱中症という症状が
どうしても出てきます。
それに加え、津液を傷る(やぶる)ので
体に必要な水分が減ってしまいます。
そのため、喉が渇いたり、咳や頻尿
という症状も増えてきます。
一見、肌がべとべとして潤っているように感じますが、
肌が乾燥しているために症状が進行します。
また、気を傷る(やぶる)ので
毛穴がひらき、あせもや膿の様なものが
出来たりします。
疲労が重なると黙っていても
汗ではない透明な液がだらだら出ることもあります。
本来、汗は適度にかいて、体温調節をしますが、
例年を超える暑さで体がついていかずに
汗孔を閉めることができずだらだらと汗をかき
津液(必要な水分)がどんどんなくなってしまっています。
そして必要以上に皮膚から漏れ出た汗が皮膚を傷め、
また毛穴や汗孔が開きっぱなしになっているので、
細菌の増殖によって肌表がどんどん荒れていくのです。
これが汗かぶれです。
漢方薬では収斂(引き締める)作用のある生薬で過剰な汗を抑制し
熱を冷ますことでかゆみを抑えます。
あせもの予防には濡れたタオルでこすらずに
肌の上にそっと置くようなイメージで
汗を拭きとっていくと
体の熱を効率よく冷ますことができます。
何かありましたらご連絡ください。
それではまた次回