日本は絞首刑による死刑制度を取り入れている国である



毎日がクリスマス☆クリスチャンしんちゃんの日記 ザビエルが教えてくれた罪・・・・


執行されるかされないかは・・・法務大臣の所管らしいが


裁判員裁判が始まって様々なニュースで話題である



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他人を裁く・・・犯罪者の言い分、被害者の言い分を2週間程聞いて


1人殺せば・・・無期懲役(実際には20年程で出所できる?)


2人以上殺せば・・・死刑を求刑できる???



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マスコミも我々もいつの間にかそういった価値観である


それでいいのか?は疑問があるのだけれど・・・


1人でも2人でも10人でも100人でも殺人は殺人罪であろう?


昨日裁判員裁判で2人殺して・・・無期懲役の求刑が出た


賛否両論である・・・裁判員に課せられた価値観の違い?



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残虐であるか?計画性があるか?などが問われたらしい・・・。


求刑では被告が「生涯にわたって考え悔い改める事」が適当と出たらしい


被害者の家族は声を上げ・・・「納得できない」と叫んだと言う


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人の義(ただしき)は個人で違い判断(量刑)は推し量ることが難しい


ましてや現場を再現する証言を集めただけで判断するのだから



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人が他人を裁く・・・誰もが裁判員にならなくてはならないというのは怖い


判断が正しかったか?死刑求刑の場合は後戻りできないのだから・・・


冤罪(えんざい)と言う問題も当然あるのであって無罪の人が死刑にもなる


いっそのこと・・・1人だったら無期懲役で2人以上であれば死刑と事務的に?


まあ遺族の心情も考えればそんな事務的な対応は出来ないのだけれども



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日本人のとっての「罪と罰」がやはり強烈に問われているのだと想う


裁判官にだけ任されていた重荷が我々国民全体に課せられたのだと想う


神道で裁く?儒教で?仏教で裁く?キリスト教で裁く?イスラム教で裁く?



毎日がクリスマス☆クリスチャンしんちゃんの日記   赤い宗教で裁けばイイので簡単です


中国なんか共産主義で死刑が一番多いらしいが価値観が一つで簡単ですね


自由な国?だけにこれが難しい問題を孕んでいる・・・横綱の品格?みたいなモノ


裁判官の裁判員の「品格」が問われているのであって裁く側も裁かれる側も


「よーいドン」で価値観を戦わせている手探りが裁判所で繰り広げられている


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結局は絶対的な価値観を身に着けないことには一生後悔のし通しだと想う


信仰による「神の義(ただしき)」絶対的な理解が無ければ贖罪というものも



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「罪(本当は単なる犯行)」と「罰」・・・誤訳だという


しかし誤訳を好んだのも日本人の「罪」悪観ではないか?


というものも人が日本のドストエフスキーは何処に?


こういったものはやはりよく考えてゆくしかないのですね



六法全書はあるが・・・日本人のバイブル(拠り所)は何処に?



憲法そのものがアメリカのマッカーサーの借り物だから致し方ない



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他人を裁く「欺瞞」・・・「絶対的な矛盾」を先ず理解しなければならない



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耳かき店員殺害:裁判員「命の重さ考えた」

2010年11月1日


 苦悩した末の「選択」だった。裁判員裁判で初めて死刑が求刑された林貢二(こうじ)被告(42)に対する1日の判決公判。難しい判断を迫られた裁判員たちは、判決後の会見で「人の命の重さについて考えた」と口をそろえ、遺族への思いと被告の更生への期待の間で揺れた胸の内を明かした。【伊藤一郎、和田武士、長野宏美】

 「正直、しんどかった」「やればやるほど責任感みたいなものを感じた」。判決後、会見に出席した裁判員4人と補充裁判員2人は審理を終えた感想を問われ、一様に疲れたような表情で語った。

 検察側が裁判員裁判で初めて死刑を求刑した25日。女性裁判員は「あり得ると想定していたが、やっぱり動揺した」と打ち明けた。男性裁判員も「求刑自体は驚かなかったが、その後の評議は重くなっていった」と語る。

 評議は1日午前まで5日間続いた。30代の別の女性裁判員は「裁判員をやることで死刑の重さを感じ『そんなに簡単に死刑にできるのだろうか』という気持ちになった」。補充裁判員を務めた男性は「いろんな話をして、死刑の選択もあり得ると気付いたし、(一方で)生きる中で何かを見つけ出すのが人間じゃないかとも思った」と揺れた心情を吐露した。もう1人の補充裁判員は「裁判員制度でこういう事件が起きないことをただ願いたいなと思った」と述べた。

 1日午後3時半前、東京地裁104号法廷。裁判員や補充裁判員は全員が黒い服装で席に着いた。若園敦雄裁判長が主文を告げると、証言台の前に立っていた林被告は身じろぎもせず、何度もまばたきした。

 「こんなのやだ! 納得できない!」。閉廷直後、裁判員がいなくなった法廷に、殺害された鈴木芳江さんの妹の声が響いた。「こんなことってない! 絶対ダメ、ダメ!」。抱きかかえられるように法廷を後にした。

 会見に出席した6人によると、裁判員たちは極刑を求める遺族感情を目の当たりにして苦悩したという。男性補充裁判員は「遺族の身になろうと努めたことに間違いない。こういう判決になったが、遺族の方には少しでも希望を持って生活をしていってほしい」と気遣った。

 ◇検察幹部ら批判と理解

 判決後、死刑を求刑した検察のある幹部からは「これでは遺族が納得しない。被告の同情すべき点をくみ取ろうとし過ぎている」と批判する声も出た。

 一方で「死刑と無期の両方が選択肢としてあれば、やはり死刑を選ぶのには勇気がいるのでは」と一定の理解を示す声も。ある法務・検察幹部は「裁判官だけの裁判でもあり得る判決」と見る。ただし控訴については「検察も相当の覚悟で死刑を求刑しているので、よく検討する必要がある」と話した。【山本将克】

 ◇「何人殺せば死刑に」…江尻さんの父

 判決後、江尻美保さんの父(57)は弁護士を通じコメントを発表した。全文は以下の通り。


 この判決を聞いて、悔しくて涙も出ませんでした。この事件は、家の中にまで入ってきて、関係のない祖母まで殺害するという本当に陰湿で残虐な事件です。被告人に前科がなければいいのか、「自分なり」に反省を示せばよいのか、人間を2人殺してこんな判決でいいのかと思います。

 この事件で、無期になるのであれば、一体何人殺せば死刑になるというのでしょうか。また、判決の中では、検事の言い分を否定した部分もありましたが、その理由も明らかでなく、納得できません。検察官には、ぜひ控訴していただきたいと思います。

エステ店員殺害:裁判員に精神的疲労…判決は無期を選択

2010年11月1日



 裁判員裁判で初めて死刑が求刑された耳かきエステ店員ら2人殺害事件で、1日の東京地裁判決は無期懲役を選択した。一般市民が極刑適用を判断することは、その負担の大きさから裁判員制度開始後も議論の的になっている。今回の裁判で市民が初めて死刑の選択に向き合い、今後も死刑求刑が予想される事件の裁判が相次ぐことから、判決や裁判員の動向は制度に影響を与える可能性がある。

 裁判員制度の導入を提言した政府の司法制度改革審議会でも、裁判員が死刑を選択することに異論が出ていた。委員を務めた元広島高裁長官の藤田耕三弁護士は「重大事件の審理は心理的負担が大きい。国民に身近な比較的軽微な事件から始めるべきだと主張した」と振り返る。

 しかし、重大事件の方が社会的関心が高く制度導入のインパクトがあるという考え方が大勢を占めた。具体的な制度設計をした司法制度改革推進本部の検討会の議論も同様で、最終的に制度は、死刑があり得る事件も対象にすることになった。

 検討会委員だった一人は「裁判員制度は国の権力行使をチェックする制度」と市民による死刑選択の必要性を強調したうえで、死刑制度に関する情報公開が不可欠と指摘する。

 裁判員制度は昨年5月に始まったが、本格的に死刑適用が議論される事件の審理は、公判準備に時間をかけたため、制度開始後1年半を経て始まった。今回は死刑を回避したが、それでも裁判員は異口同音に精神的な疲労を漏らした。今後、実際に死刑選択の場面が来れば、裁判員の心のケアが深刻な課題になる可能性がある。

 裁判員裁判の控訴審の在り方について09年3月に報告書をまとめた最高裁司法研修所は、通常の事件では裁判員裁判の判断を尊重すべきだと指摘したが、死刑か無期懲役かが問題になった際には「なお慎重な検討を要する」と結論を先送りにしている。

 日本弁護士連合会で死刑制度を議論している弁護士は「死刑選択は裁判員6人と裁判官3人の全員一致を必要とすべきだ」と提言する。冤罪(えんざい)の危険性を低くし、裁判員の心理的負担を軽減させられるとの主張だ。実際に米国では、死刑判決に市民から選ばれた陪審員の全員一致を必要としている州もある。

 ほぼ順調に運営されてきた裁判員制度だが、死刑選択によって生じる現象が、開始3年後の見直し論議に反映される公算は大きい。【毎日JPより】