前回は、記録的な大雪で、ロープウェイすら動いておらずに登れなかった。「ダメ」と言われると気になるのが人情だ。1ヶ月半経った今日、リベンジ谷川岳登頂。

前回とうってかわり、美しい青空。まぶしい太陽。ロープウェイも動いてる!と喜んだのもつかのま、今回は「風」に邪魔された。

前を向けない、体が浮くので立っていられない、息ができない、という風速36m(推定)の、初めて体験する強風に、私はさっさと体力がなくなって、バテた。体力も奪われたが、風に飛ばされそうな怖さ・・・気持ちの萎えが早かった。というわけで、残念ながら今回も途中撤退。

降り始めたら、下は風もなく穏やかにいい天気で、ピクニックしたくなる陽気。その変わりように驚かされる。たかが風、されど風。自然への畏怖をちょっと感じた1日。


それと、山を登る、自然に対峙しているときに最近つくづく思うこと。

どんなに信頼できるガイドが一緒にいてくれても、最終的には、自分で判断をくださなくちゃいけないし、自分で足を運んで上に登らなくちゃいけないし、止めるというリセットボタンを押すのも、自分だ、という事実。心も体もタフであることが、やればやるほど求められる気がする。ひよっこ・へなちょこ私は、力強く登る先輩たちを尊敬してしまう。


それにしても、谷川岳。ツレない山だ。いつになったら登頂できるのだろう・・・。