「ぼくの将来の夢は、世界の歴史を知ることです。なので、地球を探検するエクスプローラを選びました」


ちょっと前に、「13歳のハローワーク」が話題になったけど、12月初旬、伊豆の小学6年生3人が、「夢実現のため、様々な職業や文化を見聞し、視野を広げる」体験のため、探検隊に1日入門することになっている。

その下準備として、丁寧な手書きの手紙とともに、以下の質問が送られてきた。

夢体験質問用紙(A4用紙1枚)
1.どんな仕事をしていますか
2.この仕事の良さやすばらしい点は何ですか
3.この職業にたずさわる上で重要なことは何ですか。
4.この職業を行う上での苦労や今抱えている問題は何ですか
5.この仕事の社会での役割は何ですか


こりゃまた直球どまんなかの難しい課題・・・。
小学生に分かるように、カンタンにわかりやすく説明できるのだろうか。胸を張って、「すばらしい」点を説明できる?私たちが試されているようで、ドキドキしてきた。学ばせてもらうのは、私たちかもしれない。


とりあえず、ひとつだけ考えてみる。「旅を仕事にする上で重要なこと」って、

●人間は地球のなかののちっぽけな存在だと理解すること。
●地球に住む人たちは、文化も言葉も違ったりして、理解できないたくさんの違いがあるけれど、その違いを尊重し、認めてあげられること。
●でもやっぱり人間同士なので、分かり合える部分はたくさんあることを理解すること。
●出会えた人とのつながりを大切にすること。
●感動できるみずみずしい感性を保ち続けること。
●好奇心の強さと腰の軽さ。


・・・ありすぎ。

で、どんな仕事でも、仕事をする上で重要なことは、遠くを見通せる視力と、バランス感覚と、スピードと、自分を信じる力と、自分にしかできない「強さ」を持つことと、人より半歩だけ早く情報をキャッチできるアンテナ。

・・・やっぱりありすぎ。


体験当日は、私は遅い夏休みで島へ逃亡中(予定)なので、実際にこの小学生たちに会えないのが、ちょっぴり残念。彼らの夢を壊さず、より実現性のある強い夢になる1日を、探検隊が与えてあげられますように。