最近の試合後の笑顔は自分でもびっくりするくらいに力が抜けて笑顔です。
この笑顔って安堵感から来る笑顔でまさにホッとしてるのだと思う。生き残った。怖かったというのが正直な所でかって嬉しいと言う感情は僕の場合は少し遅れてくるんだと感じています。

試合後だから書いていこうかなと思うのだけども今回の試合は相手の評判が良くて青木負けるんじゃないかって言う日本の声が大きくて(嫉妬や願望含む)追い込まれる部分と舐めんじゃねえ!っていう気持ちと神経質になっていました。

負けたくないと言うのはどの試合でも同じなんだけども僕のホームシンガポールで同じ日本人に負けるわけにはいけないという重圧と言うかプレッシャーは正直大きかったです。

ああ。苦しかった。

俺はさ。キャリア下の選手との試合もやる。それが仕事だから。
でも出来るならばリスクの無い自分が上がる試合だけしたいよ。そりゃあ。
でも仕事としてやってるからこそリスクが大きくても仕事としてやる覚悟は持っているつもりです。あくまで仕事としてでそこに対価が生じるからではあるのだけども。

この緊張感と言うかストレスが凄いのだけどもなかなか理解されない部分でもあるのですよねえ。その部分で分かるのは国内だと北岡氏くらいな部分でしてこの試合前に北岡氏が荒ぶって局地的に燃えていましたのはその炎上の小ささ以上に僕の心を暖めてくれる物ではありました。試合前後のハートを癒してくれた事に小さな感謝をしたいなと思いますね。

それと相手選手はこの試合に懸けてたと思うんですよ。勝つ事でなんとかして自分の人生を好転させたいと言う気持ちを感じたのです。そのパワーの強さは僕も経験として分っていますので僕も怖さを持てたと思うんですよね。試合を通じてもなんとかして勝ちたいと言うのは伝わってきたので試合が終わっても嫌な感情は無く気持ちよさは感じる。ただ価値観ややり方が俺と違うだけでその価値観ややりかたを押し付ける気はないからね。真剣に向き合ってくれた事に感謝する。



試合前はもう毎回辞めたくなるんだけどもこの緊張感のある生活が好きで格闘技選手をしてる。僕はこの生き方が好きなんだろう。凄く刺激のある生き方だ。

今日は子供とずっと過ごしてる。
試合後は色んな意味でサポートにまわるだろう。。。
というわけでシンガポールにすぐ戻る予感がします。試合のゾロさんのサポートしなくちゃだからな。さてさて。