*会期終了しました*岡林真由子 水彩個展「100夜の欠片」
水彩個展「100夜の欠片」は先週日曜、無事終了いたしました。
会場へ足を運んでくださったみなさま、ありがとうございます!
百数十枚制作した作品のうち、113点を展示しました。
油彩作品とは異なる鮮やかさや軽やかな色彩を楽しんでいただけたように思っております。
展覧会タイトル「100夜の欠片」は、
100夜の夢の断片を描くように、つじつまの合わない物語の一部や
日常風景の一部を描いていく、という意味をこめたもので、
4月の元・立誠小での展示作品のテーマをさらに深めた制作でした。
またこのシリーズで展開することがあれば、
空間に合わせてもっと見ごたえのあるものを作れるような気がします。
次回はこれまで通り油彩の展覧会になると思いますが、
水彩で得た軽やかさや鮮やかさを活かした新たな作品を作ることができそうです。
岡林真由子「100夜の欠片」2013年12月10日~15日
@ギャラリーモーニング/京都
会場へ足を運んでくださったみなさま、ありがとうございます!
百数十枚制作した作品のうち、113点を展示しました。
油彩作品とは異なる鮮やかさや軽やかな色彩を楽しんでいただけたように思っております。
展覧会タイトル「100夜の欠片」は、
100夜の夢の断片を描くように、つじつまの合わない物語の一部や
日常風景の一部を描いていく、という意味をこめたもので、
4月の元・立誠小での展示作品のテーマをさらに深めた制作でした。
またこのシリーズで展開することがあれば、
空間に合わせてもっと見ごたえのあるものを作れるような気がします。
次回はこれまで通り油彩の展覧会になると思いますが、
水彩で得た軽やかさや鮮やかさを活かした新たな作品を作ることができそうです。
岡林真由子「100夜の欠片」2013年12月10日~15日
@ギャラリーモーニング/京都
【個展のお知らせ】2013年12月10日~15日@ギャラリーモーニング
お知らせです。
ギャラリーモーニングで水彩画の個展をします。
****************************
岡林真由子 水彩画展
『 100夜 の 欠片 』
会期:2013年12月10日(火)-12月15日(日)
時間:12:00-19:00 ※最終日は17:00まで
会場:ギャラリーモーニング
京都市東山区三条通白川橋東入四丁目中之町207番地
(三条通り岡崎広道西南角)
http://gallerymorningkyoto.com/
****************************
水彩のみの展示は初めてです。
今、せっせと制作中です。
タイトル「100夜の欠片」は、
100夜の夢の断片を記すように描く、というような意味です。
曖昧でつじつまの合わない夢の世界の感覚を描くことができないか。
何年も前から取り組んでいるテーマの一つです。
夢そのものを具現化することはできないけれど、
何か夢の中で感じる違和感や静けさ、或いは不安や恐怖を
少しだけ形にすることができたなら、
それは美しい現実風景以上に深く心に刺さるものとなるかもしれない。
前回4月のPlace and Pictureの展覧会(@元・立誠小)で展示した
黒板に貼った水彩ドローイング作品群の続きとしての展開でもあります。
<2013年4月@元・立誠小>
今回はギャラリー空間なので、もちろん展示方法は4月のものと変わりますが、
「100夜の欠片」を表すようにたくさんの水彩画を展示する予定です。
雨の子の反論
「雨隠れ」 油彩/SM
この絵について、ではないけど…
例えば、雨が好きな子がいるとする。
周りには晴れの日が好きな子がたくさんいる。
そりゃあ世の中、じめじめ雨の日より晴れた日が好きな人の方が当然多いでしょう。
でも、雨の日が好きな子、もいる。いるとする。
朝、お隣さんに「今日、雨降って嫌ですねえ」と何気なく言われた言葉にも、反発してしまう。
だって、雨が好きだから。
でも、ちゃんと、
「雨ですねえ、嫌ですねえ」と言っておく。
だってそこで「そんなことないですよ」なんて言ったら、
「変な人だな」と思われる。
「雨だった良いものですよ…」とかブンガク的にゲイジュツ的に語り始めてみたとしたら?
「めんどくさいひとだな」と思われる。
だから喋らない。
そもそも雨が好きな理由の中には「静けさ」も含まれる。
だからそもそも熱く語る気すらない。だから喋らない。
しかし、晴れが好きな子たちからはこう言われる。
「ひねくれものだね」と。
「晴れを好きになったらどう?」と勧めてきたりもする。
とんでもない。余計なお世話。
「太陽の下で一緒に踊ろうよ、楽しいよ」と、手を引っ張ってくる。
踊る気など、無い。
しかし、みんな踊っているから、とそれだけの理由で
踊りの練習をする羽目になる。うんざりなのに。
でも晴れ好きの彼らには雨の日の雨蛙を観察することを強要できない。
彼らはそれをしなくても問題ない。
結局、雨の子の方だけ宿題が増える。
…なんて、 なんかちょっとずるいな、と思う。
「迷い道」油彩/SM
この絵のタイトル、やや悩んで「迷い道」と付けました。
私としては、迷い道があってこそたどり着く場所がある
…みたいなポジティブなイメージで付けたタイトルですが、
このタイトルが気に入らない、このタイトルでなければ買ったのに!
という意見を、とある方からいただきました。(間接的に)
それについてずっと考えています。
直接そう言ってくれれば、別のタイトルにすぐ変えたのに…
いやいや、この絵に「迷い道」と付ける感覚含めて理解してくれなければ、意味がない!
いや、ネガティブな印象を持つタイトルは極力控えるべきかな…
しかし、そうすると作品の世界観が狭まるような…
タイトル付けるのはいつも悩みます。
次にどこかにこの絵を出す時はタイトル変わってるかもしれません。
「迷い道」であり、「辿り着く場所」であるのですから。
どちらでも同じなんです。
place and picture 2013京都・立誠 終了しました
桜咲く季節に2週間、9人で展覧会を開催いたしました。
place and picture 2013 京都・立誠小学校 4/14日曜で終了いたしました。
お越しいただきましたみなさまに感謝いたします。
ありがとうございました。
今回は2011年9月の第一回広島展に続くplace and pictureとして第二回目の展覧会でした。
前回よりさらに充実したものをお見せすることができたように思っております。
一人一教室を使用し、集団個展のような形式でした。
まずは私の展示室のみご紹介。
私は2階東教室でした。
<会場全体>
窓際に3m近い風景作品。
学生の時にも描いたことないサイズでした。
広い空や風景に圧倒されるような感覚を描きたかったのです。
べろんとした布に描いております。
絵の裏側から射し込む光がきれいでした。
※主要な作品3点には詩を添えています。
『風ひとつ無い日に空を仰ぐ』
雲の泳ぎをじっと眺めていた午後、
季節は突然回転し、灰色の町は遠のく
風は無い
雲に手を伸ばす
空からはなんの回答も返ってきやしないことを確認する
<細部>
『眠れない夜に金色の糸をつなぐ』
ただじっとしているには長すぎる夜
夜の思考は根を張り、幹となり、枝となり、
月の下ではとても虚しく、途方に暮れる
昼間のうちに2つの木を金色の糸で繋いでおいた
そうすれば少しは安心だと思ったが、とんだ計算違い
素晴らしくきれいな星屑が金の糸の上に積もったかと思いきや、
ぽろぽろとこぼれていく
音も立てず、こぼれていく
これのなんと悲しいことか
星を捕まえようとしたわけではないのだ
しかし一瞬この手に掴んだ星屑が消えていくことのなんたる悲しさ
気休めに、冷蔵庫から取り出した花びらを水に浸す
まもなく花は蝶となり、ひらひらと深い夜に消えていく
<細部>
『月に祈る時』
月の下で、
赤い花の前で、
ただ祈るより他の方法が思いつかない
『100夜の夢』
約100枚の水彩ドローイング作品を黒板に。
夜見た夢のワンシーンのような、白昼の記憶の一部のような、
無関係のようでどこかつながっている思考の断片のようでもあります。
机の上には新作の小さな油彩作品をいくつか。
『夜の呼吸』
『夜の呼吸』
『夜に祈る』
『雲の欠片』
『迷い道』
『甘い水』
『境界線』
その他、準新作、旧作をいくつか。
『雨曇り野』 『雨曇り』
左から
『来ない』
『雨を待つようなこと』
『憂鬱』
左から
『雨隠れ』
『昨日の空』
『静かに祈る』
立誠小学校は1928年に建てられたとても雰囲気のある建物なので、
そのレトロな空間に負けない展示をすることが課題でした。
しかし、今回一番の強敵は桜だったように思います。
桜のおかげで木屋町を歩く桜見物のお客さまが入ってくれたという事実はありますが、
やはり自然には勝てないなあ、と実感…。
実際、私も一階の受付で長時間桜や高瀬川を眺めてましたし。
立誠内をうろうろしている猫を追いかけたり。
ふだんホワイトキューブのギャラリーではできないことをたくさん経験し、
良くも悪くも勉強になりました。
作品については次の展開も少し見えてきたように思います。
がんばります!
ご指摘、ご感想をくださったみなさま、ありがとうございました。
place and picture 2013 京都・立誠小学校 4/14日曜で終了いたしました。
お越しいただきましたみなさまに感謝いたします。
ありがとうございました。
今回は2011年9月の第一回広島展に続くplace and pictureとして第二回目の展覧会でした。
前回よりさらに充実したものをお見せすることができたように思っております。
一人一教室を使用し、集団個展のような形式でした。
まずは私の展示室のみご紹介。
私は2階東教室でした。
<会場全体>
窓際に3m近い風景作品。
学生の時にも描いたことないサイズでした。
広い空や風景に圧倒されるような感覚を描きたかったのです。
べろんとした布に描いております。
絵の裏側から射し込む光がきれいでした。
※主要な作品3点には詩を添えています。
『風ひとつ無い日に空を仰ぐ』
雲の泳ぎをじっと眺めていた午後、
季節は突然回転し、灰色の町は遠のく
風は無い
雲に手を伸ばす
空からはなんの回答も返ってきやしないことを確認する
<細部>
『眠れない夜に金色の糸をつなぐ』
ただじっとしているには長すぎる夜
夜の思考は根を張り、幹となり、枝となり、
月の下ではとても虚しく、途方に暮れる
昼間のうちに2つの木を金色の糸で繋いでおいた
そうすれば少しは安心だと思ったが、とんだ計算違い
素晴らしくきれいな星屑が金の糸の上に積もったかと思いきや、
ぽろぽろとこぼれていく
音も立てず、こぼれていく
これのなんと悲しいことか
星を捕まえようとしたわけではないのだ
しかし一瞬この手に掴んだ星屑が消えていくことのなんたる悲しさ
気休めに、冷蔵庫から取り出した花びらを水に浸す
まもなく花は蝶となり、ひらひらと深い夜に消えていく
<細部>
『月に祈る時』
月の下で、
赤い花の前で、
ただ祈るより他の方法が思いつかない
『100夜の夢』
約100枚の水彩ドローイング作品を黒板に。
夜見た夢のワンシーンのような、白昼の記憶の一部のような、
無関係のようでどこかつながっている思考の断片のようでもあります。
机の上には新作の小さな油彩作品をいくつか。
『夜の呼吸』
『夜の呼吸』
『夜に祈る』
『雲の欠片』
『迷い道』
『甘い水』
『境界線』
その他、準新作、旧作をいくつか。
『雨曇り野』 『雨曇り』
左から
『来ない』
『雨を待つようなこと』
『憂鬱』
左から
『雨隠れ』
『昨日の空』
『静かに祈る』
立誠小学校は1928年に建てられたとても雰囲気のある建物なので、
そのレトロな空間に負けない展示をすることが課題でした。
しかし、今回一番の強敵は桜だったように思います。
桜のおかげで木屋町を歩く桜見物のお客さまが入ってくれたという事実はありますが、
やはり自然には勝てないなあ、と実感…。
実際、私も一階の受付で長時間桜や高瀬川を眺めてましたし。
立誠内をうろうろしている猫を追いかけたり。
ふだんホワイトキューブのギャラリーではできないことをたくさん経験し、
良くも悪くも勉強になりました。
作品については次の展開も少し見えてきたように思います。
がんばります!
ご指摘、ご感想をくださったみなさま、ありがとうございました。
place and picture 京都・立誠小学校
place and picture 2013
京都・立誠小学校
開催中です!!!!!!!!!
http://p-picture.org/
<会期>
2013 年4 月2日(火)~4月14日(日) 4月8日(月)休み
<時間>
open11 時~close18 時
<会場>
元・立誠小学校 南館2,3階
京都市中京区蛸薬師通河原町東入備前島町310-2(木屋町蛸薬師下ル)
<内容>
絵を中心とした集団個展形式の展覧会
<主催>
Place and Picture 京都2013 実行委員会
<共催>
立誠文化のまち運営委員会、高瀬川桜まつり実行委員会
<参考>
関西元気文化圏参加事業
<参加作家>
浅野真一、池田翔平、岡林真由子、葛井洋彰、笹井孝太、出相洸一、山口俊郎、和出伸一、 ラクチャ・テムレン
京都・立誠小学校
開催中です!!!!!!!!!
http://p-picture.org/
<会期>
2013 年4 月2日(火)~4月14日(日) 4月8日(月)休み
<時間>
open11 時~close18 時
<会場>
元・立誠小学校 南館2,3階
京都市中京区蛸薬師通河原町東入備前島町310-2(木屋町蛸薬師下ル)
<内容>
絵を中心とした集団個展形式の展覧会
<主催>
Place and Picture 京都2013 実行委員会
<共催>
立誠文化のまち運営委員会、高瀬川桜まつり実行委員会
<参考>
関西元気文化圏参加事業
<参加作家>
浅野真一、池田翔平、岡林真由子、葛井洋彰、笹井孝太、出相洸一、山口俊郎、和出伸一、 ラクチャ・テムレン