【NHK青山教室のお知らせ】来週4/14（土）に、カメラはじめてさんの写真教室スタートします。

おはようございます。横浜、東京の写真教室、あおいとりコーポレーション飯田英里です。テーブルフォトの面白さが「被写体も、光も、写真的な要素も」すべて作り出せるところだとすると、ガーデンフォトの面白さは「まったくどうにもならない自然条件」で、自分の惹かれた気持ちを具体的に撮影していくことを愉しむことだと思います。

たとえば、同じ庭の場所でも、天気や、時間によっては、思った通りには写真に撮れません。貝母百合がキラキラとして日を浴びて、のびやかに育っていく様を撮りたいと思って、時間を調整した一枚です。↓

でも、春というのは、実に雨の日が多い。桜の撮影も風が強い年が多くて、非常に思ったようには撮れません。それが一枚に込めた思いとして、その写真を見て、この年は雨が多かったよね、と鮮明に思い出すことでしょう。↓

撮ろうと思っていたのに、残業してたら、今年は撮れなかったな・・・来年は昼に見たい、撮りたい、というの想い出かもしれません。でも、自分だけが見れる、夜の花たちは妖艶で美しくて、今日頑張った自分に、特別の姿を見せてくれてありがとうと、私は思います。↓

NHK文化センター青山教室は、1年コース。私は自分からどんどん巣立ってほしいと思っている教室なので、あまり長い日程、年月プランのレッスンはございません。欲しい時に欲しいことをお出しできれば、というのがポリシーです。

最近、生徒さんの質が感覚的な人から、理論的な人が増えているように感じているので、テキストも、レッスン内容も、スピードも変更しました。いままでと内容は変わらないので、すでに卒業された生徒さん、また受講したほうがいいの？とか思わないでくださいね。同じ内容を、のんびり教えていこうと思っています。カルチャースクールは「今日、１ヵ月ぶりに、カメラに触れます」という方も多いのです。

春は薄ぼんやりした儚い夕方が多く、そっと咲いている一枝も、消え入りそうな印象で撮りたいと思う時もあるし、↓

アングルを変えると、左上に空が見えたので、同じ植物を見て「春の生命力をはつらつとした印象で」表現したい人もおられるかもしれません。思い当たる人がいます(笑)↓

私の生徒さんは、これがテクニック的に何の違いかは分かっていると思います。そして「正解がない、自分だけの表現」が面白いとも思ってくださっているはずです。理論派の生徒さんに、感じたことを表現してみて、というと、すごく辛いものがあると思いますので、こういうテクニックは、こういう時に使います、という方法で、レッスン内容をはじめて展開していきます。

あまり、ハウツーだけに走るのも関心していません。いまの情報化社会は、「都合のいいところ、美味しいところ」だけを摘んで、自分に良しとしているケースが多いと思いますが、きちんと順序立てて、基礎を作り上げることが、ゆくゆく、すべての知識につながって、心に落ちていくものだと思っています。

確実にシベにピントを合わせていても、ピンボケに見えるものです。↓

それは何が原因なのか、そういうことをレッスンではお伝えしてきます。カメラ操作は簡単なのですが、実は人間としての意識として重視しないといけないことが結構あります。ピント位置は特に、選ぶということを決断しなくてはいけないものなので、人間としてキッパリ判断する能力が試されると感じますね。

今回の青山教室は、「カメラ操作」を中心に、被写体は色々と取り上げていきます。今日のブログの作例が、たまたま花になっていますが、ペット、人間、街並み etc.カメラはじめてみたいな～、という超初心者の方、どうぞお待ちしております。１０月以降は、美術的な観点もレクチャーしながら、ガーデンフォトを愉しむ内容になっていきます。

もうひとつ、この教室ブログは、集客したいからブログを書いているというよりは、私との相性もあると思いますので、それを感じて欲しい、という意味合いの方が強いものです。体験レッスンを作らないのは、体験レッスン後、日程の問題がない限り、ほぼ１００％の方が、レッスンに進んでくださるので、その体験レッスン料が無駄になるのが、私としては勿体ないのでは？という気持ちからでございます。相性が合いそうだな、という方、お待ちしておりますね。

あおいとりコーポレーション飯田英里