とても久しぶりの更新です。

10月に無事出産しました。予定日よりも少し早まりましたが、3,122gの元気な女の子でした天使

先日、娘は3か月を迎え、新米ママだった私も少しは育児に慣れてきたところです。待ちに待った赤ちゃんは出産前に想像していた以上に愛おしくて、とても充実した毎日を送っております。


妊娠の経過とともに術前の状態に逆戻り した食道も、だいぶ妊娠前の状態にまで戻ってきました。


感覚としては、術前の詰まり感を 10 とすると、

  術後~妊娠前は 1~3
  妊娠後期 3~6
  現在(産後3か月) 2~4

現在は、日常生活に支障はないけれど、術後より何となく詰まり感が増えた気がする、という感じです。


ただ、これは、食道の状態の問題というよりも、食べ方の問題の方が大きいのかもしれません。

娘が寝ている間とか一人遊びしている間を見計らって食事をするため、ついつい早食いをして詰まらせることよくありますのでガーン

妊娠前でも早食いをした時は詰まりやすかったので、妊娠・出産によって食道の状態が変わったとも言い切れないのかもしれませんが、実際はどうなのか少々気になるところです。

お腹の赤ちゃんは順調に大きくなり、お盆明けから産休に入りました。
今は毎日のんびりと、束の間の専業主婦ライフを満喫中ですかお


現在、妊娠9か月。

術後~妊娠前はほぼ快調だった食道も、妊娠の経過とともに詰まり感が段々と強くなってきました。

感覚としては、術前の詰まり感を 10 とすれば、
  術後は 1~3
  妊娠中~現在 3~6
という感じでしょうか。

妊娠前よりも食事にかかる時間が増え、食道が詰まって水で胃に流し込むことも増え、どうしても飲み込めず戻すこともたまにあります。それから、朝起きたときに前の晩に食べたものが少し食道に残っていることもあります。

これはまさしく、久々のアカラシア体験・・・どーん


と、ドンヨリしたことを言いましたが、必要な量は食べられていて、お腹の赤ちゃんもすくすく育っていますし、実際は「食べる時に不便だな」と思っている程度ですうまー!


私は小さい頃から胃下垂で、胃袋がおへその下あたりにありました。

それが今は普通の人よりも上の位置にまで上がっているのですから、食道がダイナミックに変わっていてもおかしくありません。

産後、どこまで妊娠前の状態に戻るか興味津々です。

すっかり更新が長引いてしまいましたあせる


2012年2月13日にPOEMを受けて、術後1年の検診の予約を2月21日に取っていたのですが、その受診は見送りました。

赤ちゃんを授かっていたことが検診予約後に判明したからです花

妊娠が分かった時、検診をどうすればよいかを確認するために昭和大学横浜市北部病院に連絡しました。

そして、私の住んでいる県から病院までが遠方であることを考えると、妊娠初期の不安定な状態での長距離移動は不安が多いので2月の検診は見送り、安定期に入ってから再度病院に連絡をする、ということで話がまとまりました。



結婚する前からずっと赤ちゃんが欲しいと思っていたのですが、アカラシアが進行するにつれ、とても妊娠や出産・子育てに耐えられる状態ではなくなっていきました。

赤ちゃんを望む一方で体は目に見えて痩せて弱くなっていき、自分でもどうしようもなかった状態は、本当に悲しく切ないものでした。

5月に入って安定期を迎え、今は段々丸くなるお腹を眺めながら、小さな小さな我が子の成長を想像して幸せを感じる毎日です好

それもこれも、POEMのおかげで人並みの健康体になれたからで、井上先生や家族、周りの皆さんへの感謝の気持ちでいっぱいです。



ところで、最近、ほんの少しですが以前よりも食べ物の詰まりが気になるようになってきました。

それが妊娠による一時的なものなのか、仕事のストレスによるものなのか、それとも気のせいなのか、自分でもよく分かりません。

幸いなことに悪阻はほとんどなかったので、悪阻とは無関係だと思うのですが・・・。


POEM後に妊娠された皆さんはいかがでしたか~?



先日、昭和大学横浜市北部病院に術後1年の検診の予約をしました♪

私は2/13に手術を受けたので、だいたいそれぐらいの日に受診できるよう希望しました。


予約センターの方曰く、POEMの術後検診は少し特殊なようで、

①予約センターに予約の電話(大まかな希望日を伝える)

②予約センターから井上先生に診察可能な日程を照会

③井上先生(チーム?)から診察可能な日を予約センターに回答(予約日確定)

④予約センターから予約者に電話で検診日を知らせる

という段取りになっているようですキラキラ

そして、①~④まで1週間ほどかかる、との説明もありました。

また、井上先生は火曜日の診察に出ていらっしゃることが多く、木曜日は出ていらっしゃらないこともあるようです。


幸いなことに、私は行きたかった日の予約を取ることができましたチョキ


術後検診は朝9時から始まり、夕方に井上先生に結果を説明していただくまで、ほぼ1日かかるようです。

食道内圧検査など苦手な検査もありますが、しっかり見ていただこうと思います花

タイトルとは全く関係がありませんが、先日、宝くじが1万円当たりましたラブラブ

嬉しくなって、携帯電話を機種変更したところ、前の携帯電話でつけていた日記のデータ移行がうまくいかず、データが壊れてしまいました・・・涙


昭和大学横浜市北部病院に初めて行った時のことも日記にしていましたが、見返すこともできません。

よって、覚えている限りで綴ってみよう思います。



ちょうど1年前の2011年12月中旬、POEMを受けようと決意し、昭和大学横浜市北部病院に診察の予約をして以降、職場の上司に食道アカラシアという病気について説明をし、手術を受ける予定であること、POEMについてのことを報告しました。



12月27日、井上先生による診察の日。

診察の予約時間は午後2時半だったので、当日の朝、地元を出発してお昼に横浜に到着し、1時半ごろ昭和大学横浜市北部病院に到着しました。


初診の手続きをして、予約時間を迎えたのですが、大病院であるだけに、なかなか診察の順番は回って来ず、とにかく待ちました。


その間、食道アカラシアで井上先生の診察待ちの患者さん3~4人ほどと一緒になりました。この時、初めて食道アカラシアについて他の誰かと語れたことに小さく感動してしまいました。



そして、とうとう井上先生の診察の時間。

私が持っていった紹介状 (後日談は こちら ) を見ながら私の状態についてのお話をお聞きしつつ、POEMの手法、効果、入院日数、料金等の説明を受けました。

また、アカラシアの進行度が少ないほどPOEMの効果は大きいことや、私の進行度からすると10点中およそ8点ほどの効果になるのではないか、とのお話をお聞きすることができました。


最後に、手術の日程を決定。

内心は、3か月ぐらいは待つことになるかな、と覚悟していましたが、実際はもっと短く、約1か月半後の2月13日に手術をすることが決定しました。


その後、別室で井上先生のチームの先生から手術に関するさらに詳細の説明、手術の際に必要な提出書類(同意書等)の説明を受け、看護士さんから入院手続きについての説明を受け、病院を後にする頃には、8時近くになっていました。



長い1日でしたが、井上先生の診察を受けることができ、さらに思ったよりも早い日に手術を受けられることになり、心からホッとしたのでした。


2011年12月8日(木)、地元病院にて。

9月の前回の診察 以降、久しぶりの診察でした。



主治医の先生に「昭和大学横浜市北部病院でPOEMの手術を受けたいから(※実際はそこまでの決意はできていません)、紹介状を書いていただきたい。」と切り出しました。


前回の診察では病名確定のための検査に2週間の入院が必要と説明され、私は「しばらく考えたい。」と病院を後にしたので、先生としては、その日は私が検査入院をどうするかの話を聞くつもりでいらっしゃっただろうし、私としては結構(!)勇気を振り絞りました。


想像したとおり、主治医の先生は面食らっていらっしゃる様子でした。


POEMのこともそんなにご存知でない様子で、なぜ、横浜の病院なのか、なぜ、POEMなのかということを、自分の携帯電話でPOEMの説明ページを検索して先生にお見せし、説明(プレゼンテーション(?))しました。


先生としても私の状態が良くなるのであれば、と紹介状を書いてくださりました。



翌週はじめ(12月12日(月))、また39℃超の高熱が出て、月・火と仕事を休む羽目になり、12月14日(水)に何とか仕事に復帰しました。この日は、私の中で大きな展開がありました。


昼休みのこと。

北部病院に電話し、12月17日(土)の当番の先生を確認したところ、井上先生チーム以外の先生であるものの、12月27日(火)なら、井上先生の診察の予約が取れることがわかりました。その時はまだ、どうするか決められなかったため予約はせず、いったん電話を切りました。


その夜のこと、上司に呼び出され、12月16日(金)の出張は体に無理がかかるであろうからやめるよう告げられました。あわせて、次の三連休か年末にまとめて休みを取って、体調不良を治してしまうようアドバイスされました。


とても行きたかった研修だったし、それが受けられるよう必死で体調を整えていただけに、「自分なら大丈夫です!」と言いたいところでしたが、体調不良で休むことが多くなっていた状態でそんなことを言っても全く説得力がないと思い、とても言えませんでした。


そして、「これ以上、アカラシアに振り回されるのはもう嫌だ。」と心から思いました。

同時に「年末にまとめて休みをもらって、井上先生に診ていただき、POEMの手術を受けよう」とも。


研修を受けられなくなったのは悲しかったのですが、おかげで吹っ切れました。「年末にでも休みを取って」という上司の言葉は、井上先生の診察日程とちょうどマッチして、渡りに船でした。


早速帰り道のコンビニで、12月27日(火)の診察予約のFAXを送ったのでした。

病名がわかってから、長年の食道の不調の原因がわかり、当初は妙な安心感を感じていました。「これで自分の不調に対して漠然とではなく、ちゃんとした治療ができる。」と。


周囲は「保険がきかなくてもいいからPOEMを受けてみたら?」と勧めてくれたのですが、手術そのものが非常に恐ろしく感じられ、とても受ける気にはなれませんでした。その方たちは自分のことを心配して勧めてくれるのに、それを煩わしく感じてしまい、自己嫌悪に陥ったりもしました。



しかし、病名がわかっても鍼とオステオパシーでは根本解決にならず、そうこうしているほんの1~2か月の間でも体重は減少し続け、BMIが15台前半まで低下していました。



アカラシア判明前の1~2年間は、起床時に38~39℃台の謎の熱 (原因はPOEM後に判明 ) に見舞われ仕事を休むことが時折ありました。当時は原因がわからなかったため、就寝前はいつも「朝起きた時にまた熱が出てたりするのかな、夜中に逆流して苦しむのかな」と恐怖心さえ感じていました。


アカラシアが判明した年は、その高熱の頻度が特に多くなっていて、仕事にも日常生活にも支障が生じていたのですが、病名がはっきりした後も、治療の効果が見られず、体重の減少や謎の高熱が深刻になってきたとなると、楽天家の私も、さすがに将来の不安、むしろ、命の危険を感じるようになりました。



そして、忘れもしない2011年12月6日(火)のこと、12月16日(金)に予定されていた東京出張の翌日に、昭和大学横浜市北部病院に行ってみようと思い立ちました。


同病院は土曜日でも診察はしているし、仕事を休まなくてもいいので、こんなに良い機会はないと思ったのです。まだ、POEMを受けようという決意には至ってはいませんでしたが、たくさんのアカラシア患者が集まる同病院で客観的な診断を受けてみたいと思いました。そして、POEMについての説明を聞いてみたいとも。



早速、同病院に問い合わせをしました。そして、土曜日は井上先生はあまり診察に出られていないが、井上先生のチームの先生が当番医であればPOEMの説明が聞けること、土曜日の当番医はその週の半ばに確定することが分かりました。


そこで、来週半ばに再度問い合わせて当番医の先生を確かめることにしました。


また、診察には紹介状が必要であるという説明があったので、紹介状を書いていただくため、地元病院に診察の予約を入れたのでした。

最近、気温が下がってきてめっきりと秋らしくなりましたね。

1年前にブカブカだった洋服(特にスカート、ズボン)が窮屈になっていて、ちょっぴり複雑な気分ですニコチャン



さて、相変わらず話が前後しますが、今回はPOEMを受けると決意するに至った経緯についてです。



私の場合は、ちょうど1年前の今頃、食道アカラシアであることが判明しました。



食道アカラシアの治療法としては、① アダラートの服用、② バルーンによる食道拡張、③ 腹腔鏡手術、④ POEMが主流だと思うのですが、以下の理由から、初めはいずれも躊躇していました。


 ① アダラートの服用

    ・・・ 私は非常に低血圧であるため、降圧剤であるアダラートはあまり

       向いていないと思いました。

       (実際に、地元の病院でも同様の説明を受けました。)


 ② バルーンによる食道拡張

    ・・・ 食道が傷つくリスクが高く症状が再発する可能性も高いようなので、

       抵抗感がありました。

       また、「この先、何か手術を受けるならPOEMがいい」と漠然と考えては

       いて、「食道が傷ついていない方がPOEMの効果が高い」との情報も

       ありましたので、それまで食道はきれいなままに保っておきたいと

       思ったことも理由にありました。


 ③ 腹腔鏡手術

    ・・・ 食道アカラシアの手術の主流ではあるものの、症状が悪化することや

       胸痛が出ることもあるようなので、ためらってしまいました。


 ④ POEM

    ・・・ 手術の効果は非常に高く、入院期間も短く後遺症もほぼないものの、

       新しい技術のため前例が少なく(※1年前は百数十件)、長年経過した

       後の状態が分からなかったこと、保険が適用されておらず(※1年前の

       状況)手術費用が高かったことから、期待半分、ためらい半分でした。

       


そこで、以前から食道の状態が良くなるように通っていた鍼治療とオステオパシーで様子を見てみることにしました。しかし、効果のほどは・・・鍼治療後の数日は飲食物の通過が何となく楽になった気がしたのですが、残念ながら根本治療にはなりませんでした。


体重の減少は、アカラシアが判明する4年ほど前からありましたが、判明前の2年間は減り方が深刻で、栄養・体力不足による体調不良が頻繁にありました。アカラシア判明後は、先生に病名を告げて治療していただきましたが、体重の減少は加速するばかりでした。

夏休みをとって、お盆の間にたまった家事をして、おもむろにネットサーフィンをしていたところ、いいニュースを見落としていたことが判明しました。


なんと、2012年7月19日に、POEMがとうとう先進医療に承認されたそうです!!


バラPOEMなど2技術を先進医療に承認-厚労省専門家会議 (gooニュース)

 → http://news.goo.ne.jp/article/cabrain/life/cabrain-37713.html




厚生労働省のHPにも早速掲載されています。



バラ先進医療の各技術の概要 (平成24年8月1日現在)

 → http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/isei/sensiniryo/kikan03.html  

 

 (「第2項先進医療」の64番目に掲載)


良かった、本当に良かったですきらきら



約1年前に食道アカラシアと判明してから、「何らかの治療をするならばPOEMがいい。」と思っていました。


しかし当時はまだ保険が適用されていなかったため全額自己負担となり、「とても簡単には受けられない。」と、手術を決意することを躊躇していました。


でも、先進医療として承認されたことで、POEMへの垣根が低くなりました蝶々


もちろん、治療法に対する考え方は、人によって様々だと思います。

私も、POEMを受けると決意するまで、手術することが怖くてとても悩みましたし、金額面を含めいろいろな葛藤がありました。


それでも、POEMの手術をしてたった半年の間に、人並み(人以上?)に食べられるようになり、BMIが14代から標準に回復し、人並みの健康を取り戻せた1人の経験者として、POEMを受けられて本当に良かったと思っています。


食道も嘘みたいに快調です。



少しでも多くのPOEMを希望される方々が、ちゃんとPOEMを受けられるといいなと思う今日この頃です。ニコ

早くも術後半年が経過しました。


術後3~4か月は体重の回復が楽しみで毎日のように体重計に乗っていましたが、体重の回復が順調だったため、いつしか体重計に乗る頻度も少なくなっていました。


そして、先日久しぶりに体重を図ったところ、何と 術後+10kgを達成していました。

祝・+10kg達成!にこ

BMIもかろうじて「標準」に届き、大喜びした次第ですアオキラ


やっと人並みの体にまで回復した今、もう少し体重を増やしつつ、次の目標に移りたいと思います。