✳嵐の中で✳

✳嵐の中で✳

私、あきモチの生活や、嵐さんのBL等を書きたいと思います!
女性の方でも、気軽に読めるような、BLになっています♪
読者登録、アメンバー、よろしくお願いします!
イイネ、コメ、待ってます♪
是非、ご覧ください!

Amebaでブログを始めよう!






「で?これからどーする?」


シャッとカーテンを閉めながら翔ちゃんが言った。


カーテンが閉められたら、少し薄暗かった部屋がもっと暗くなった。


翔ちゃんの顔が、見えない。


ぼやっとは見えるんだけど、ちゃんとは見えない。


...なんでだろう。


自分ではわからないけれど、なんか、


無性に泣きそうになった。


「...しょぉ...ちゃん...?」


少し掠れた声で、翔ちゃんを呼ぶ。


その時、パッと部屋が明るくなった。


いきなりの眩しさに、眉を潜めた。


「雅紀...?どーした?」


顔をあげたら、翔ちゃんの顔。


(...あ、見えた。)


ちょっと心配そうな顔をしている翔ちゃん。


(...あぁ、これだよ。)


これが、俺は見たかった。


アナウンサーでもなく、


なんでもない、


"櫻井翔"


の表情。


俺しか見れない、レアショット。


誰も見られない、俺だけのもの。


さっき泣きそうになったのは、


きっと、


それが無くなってしまうかもしれないと思ったから。


黒くくすんで、消えてしまうんじゃないかと、


そう、思ったから。


「...ふはっ」


「??」


「はははははははっ」


ばかだなぁ。無くなるわけなんてないのに。


そう思ったら、ばからしくなって、


面白くなってきてしまった。


そんな俺を見ている翔ちゃんの不思議そうな顔も、


可愛くて、


おかしくて、


面白い。


「なんで笑ってんだよ??」


「んふふふふっ、なんでもないよ」


「なんでもなくないし。それ。」






その後、納得がいかない顔をしている翔ちゃんに夜ご飯を作ってもらって。


二人で食べて。


翔ちゃんの家にある映画を二人で見て。


カップルみたいに、笑い合って寝た。


幸せで、幸せで。


この先になにか怖いことが待ってるじゃないかってくらい、幸せだった。