15年10月14日(水)
 
 主治医から移植についての説明を、家内と一緒に聞く。
 
  ・骨髄ドナーが見つからなかったため、臍帯血移植を行うこと。
 
  ・移植の方法は、骨髄破壊的前処置(フル移植)ではなく、骨
  髄非破壊的前処置(ミニ移植)で行うこと。
 
   ・ATL患者の移植については、現在の日本では、骨髄非破壊
  的前処置(ミニ移植)が主流であること。
 
  ・九州地区でATL患者に使用し、効果があった薬(保険適用外)
  の使用を、病院の倫理委員会に諮り、特別に使用できるよう取
  り計らってもらえるということ。
 
  ・前処置関連有害事象やGVHDとして、どのようなことがあり、
  危険があるのかということ。
 
 などなど。
 
 こちらからは、移植関連死と移植後の生存率について尋ねてみる。
 
 以前、病院からもらった資料では移植を受けたことが原因で死亡する患者の割合は約30%と書かれていた。
 
 気になっていたので、「移植を受けた患者で、退院できないまま病院で亡くなられる患者さんは何割くらいですか?」とたずねてみると、「15%くらい」という返答が返ってきた。
 
 また、移植後の生存率について尋ねてみると、主治医からは、「うまくいくと3年生存率は40% ダメもとではないので、やる価値が十分にある。」との返答が返ってきた。
 
 最後に気になっていた「生着不全」のことを聞いてみた。やはり、生着不全の場合、そのまま早期に死亡する事例がほとんどであるとのこと。
 
・・・・治療成績などを正直に答えてくださるのは、とてもありがたいことであるし、もともと、ネットとかでも調べていたので答えはだいたいわかっていたものの、改めて人の口から聞かされると、「あー。やっぱり、本当なんだ。」という気持ちで押しつぶされそうになる。
 
以下は、同意書の内容
 
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15年10月15日(木)~25日(日)
 
移植前にいろいろな検査を受けた。
肺機能、心エコー、腹部エコー、歯科、眼科、耳鼻科、CTなど。
その都度、売店に行けるチャンスを与えられ、気分転換になった。
 
この期間は、微熱が続いたほか、赤血球や血小板の輸血を受けていた。
 

15年10月26日(月)~29日(水)
 
移植前の一時退院。
27日はPET撮影のため、病院へ。28日は実家に顔見せ、29日は家内とお出かけ。
一時退院の時間は、あっという間に過ぎていった。