15年7月1日(水)
一時退院の許可が出た。看護師さんが会計の書類と、セカンドオピニオンを聞きに行くのに必要な書類などを持ってきてくれる。家内が迎えに来てくれるのが、とても待ち遠しい。
家に帰ると、子どもが「パパ、今度はいつ病院に帰るの?」と聞いてくる。まるで、病院が本拠地になってしまったようだ。
15年7月2日(木)
名古屋市内にある病院にセカンドオピニオンを聞きに行く。
主な内容は、以下のとおり。
・「成人T細胞白血病リンパ腫」は化学療法だけでの治癒は望めず、年齢も40代と若いことから、骨髄移植をしたほうがよい。
・今でこそ腫瘍のコントロールができているものの、ひとたびコントロールが効かなくなると移植自体も難しくなるので、今のような寛解期に移植を受けることが重要であること。
・寛解期以外に移植を行う場合もあるが、その場合は、生存率がかなり低くなること。
・リスクとして、移植をすることで、合併症などにより、「30%程度の移植関連死」があること。
・そもそも骨髄移植とはどのような治療なのか、メリット(GVL効果)、デメリット(GVHD)など。
また、今後の予定として、次の話もしていただく。
・骨髄バンクに、即日登録し、ドナー探しを開始する。
・8月からはこの病院に転院して、化学療法を行いながら、適切なタイミングで移植を行う。
短い時間だったが、今日の受診で、一気に骨髄移植という治療が目の前のものとして、迫ってきた感じがした。