500C インプレ
今年のUKの3月は、ここ10年以上で最悪の天気だったようです。3月下旬になってもなかなか晴れず、雪までちらつく始末。
そんな中、29日(金)と4月1日(月)が祝日の4連休Easter休暇の初日。寒いけど、一応晴れました。
あー、早くこの状態で走ってみたい。というか、暖かい春を感じたい。
そして、寒い中洗車してからガソリン入れに行った時のこと。
リッドに指をかけて開けて、
キーを差し込んで回す。
あれれ?フューエルキャップがひたすら空まわり。どっちにまわしても同じ。何度指し直しても同じ。ちょっとパニック。
奥さんに電話して聞いたら、キャップに対してキーを回さなければならないとのこと。つまり、キャップを押さえながらキーを回す両手操作。これはわからないな~、エスプリの時はキャップ回転しなかったから。
開いた、キーがささったままぶら~んと。
ちょっとしたことでしたが、難解でした。。。
さて、ルーフは開けられませんでしたが、いつも私が走っている評価コースで500Cの評価をしてみました。
まず、加速性能ですが、とても875ccの2気筒とは思えない、十分な加速をします。というか、1速、2速ですぐ4000回転以上まで回るので、慌ててアクセル抜いたりします。どうも、1、2速はギア比が低いみたい。良くこれでカタログ燃費4.0 L/100km(Combined)、CO2 92 g/kmを確保出来るものだと感心します。多分、燃費測定サイクルで低回転で走ると違うんでしょうね。実用走行でターボ効かせると相当燃費落ちると思います。
途中で気付いたのですが、デフォルトはEcoスイッチがOnでした。Offにすると、威勢の良い2気筒サウンドと共に加速も威勢よくなります。バルバルバル~って。これは結構気持ち良い。
ブレーキは、初期の効きがちょっとリニアではなく、増幅されている感があります。すぐ慣れますが。
ついでにクラッチペダルですが、踏み切った状態からすぐ繋がる感じです。操作力は軽いので、コントロールはし易いです。
そして、MTシフトレバーはインパネ上にあって、ストローク方向が立っているので、独特なフィーリング。しかしこちらも、操作力軽く、スムーズなので、ストローク方向だけ慣れれば操作し易い。
荒れた路面に入ると、車体のブルブルシェイクがかなり顕著なことにすぐ気付きます。ノーマルルーフ試乗の時はあまり気にならなかったので、ルーフをカットした影響でしょう。ステアリングも一緒に結構振動します。まあ、やむを得ないかと。
スピードバンプを乗り越えると、車体の振動が1回では収まらず、揺れが続きます。ダンパーの減衰力が結構弱いようです。うねりの強いカントリーロードを60マイル(96km/h)で走ると、やはり減衰力が弱いために上屋がそれなりに動きます。
ハンドリングは、操舵初期に若干ディレイを感じますが、その後の動きは特に問題ありません。ただし、やや強めにブレーキングしながらステアリングを切ると、上屋とシャシーが繋がっていないような、少し不自然な動きをします。シートのホールド性は、特に体格の大きい人には不足していると思います。
あとは、60マイルくらいになるとソフトトップコンバーチブル故、風切り音が結構入ります。まあ、これも仕方ないでしょう。
以上、走りの性能は最新の欧州の水準から言うと、特に操縦安定性と乗り心地と言う点でそれなりな感じですが、シフトレバーとペダル操作の小気味良さや、意外な加速性能、小さな車体で、実は結構楽しく走れます。UKカントリーロードで60マイル+αも十分可能です。
特に路面の良い日本では問題ないと思います。
話は変わって、先日初めて後席に座って食事に出かけた時の話。
前席用シートベルトの出口が妙に見栄えが悪いと思ったら。。。
反対側の助手席用のベルト出口にはちゃんとカバー付いていました。。。
付け忘れですね~。これは工場で付け忘れたとしか思えない。。。
確か、600マイル走ったら無料点検整備があるので、その時直してもらうことにします。
最後に、約2年間続けたこのLaserblue Elise Diary in UKですが、この投稿をもって最終回とします。
今後は、下記アドレスで新たなブログを始めますので、引き続きよろしくお願いします。
http://vantage-v8.cocolog-nifty.com/blog/2013/03/post-221a.html