善住寺☆コウジュンのポジティブログ☆ 『寺(うち)においでよ』

善住寺☆コウジュンのポジティブログ☆ 『寺(うち)においでよ』

但馬、そこは兵庫の秘境。大自然に囲まれた静かで心癒される空間に悠然とたたずむ真言宗の御祈祷と水子供養の寺『善住寺』。目を閉じてください。聞こえてくるでしょう。虫たちの鳴き声 鳥たちのさえずり 川のせせらぎ・・・誰でも気軽にお越し下さい。寺(うち)においでよ!

 但馬の秘境にある真言宗のお寺、善住寺。

僕は善住寺の住職をしている弘純(こうじゅん)といいます。






このブログではお寺の生活、子育て、夫婦のパートナーシップなどを通じて自分に気づいていく僕自身の姿を表現しています。


それとともに「今お寺が存在する意味」を精一杯考え、伝えていければと思っています。


どうぞよろしくお願いいたします。




【特に読んでほしいテーマ】


《テーマ1》   い の ち  

 僕のブログの中で、これを一番に読んでほしいって思います。


《テーマ2》   お寺に生まれて

   僕というお坊さんができるまで。 生い立ちから修行時代まで。


《テーマ3》   お 経

   お経に書かれていることを、僕なりに読み説いていきます。 


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 小豆島親子遍路も今年で第35回目となりました。

コロナ禍で4年間お休み致しましたが、5年ぶりの復活です。

 

大人7名。高校生1名。中学生4名。小学生9名。

運転手さん含め計22名が三日間、リトリート(非日常空間で自己の身心をクリアにすること)の島で共に過ごしました。

 

3月30日

5:50 バス停へ。

 

皆が合流、いざ小豆島へ。

 

姫路港に一時間ほど早く着いたので時間つぶし。

 

小豆島フェリー乗船。(姫路港9:45→小豆島福田港11:25)

 

かもめを待っていたのですが、この航路では寄ってきませんでした。

 

上陸前に笈摺(おいずる)という白衣に着替え、生まれ変わるための服装になります。

 

首に輪袈裟、肩から頭陀袋を掛けました。

 

さ~、小豆島に上陸です。

 

まず、お昼ごはんに伺ったのは「麺のふるさと・なかぶ庵」

 

大変な人気店のため、一ヶ月前から予約を入れておきました。

 

席数の関係上、2組に分かれます。

・12名(昼食12:00~12:45 体験12:45~13:30)

・10名(体験12:00~12:45 昼食12:45~13:30)

 

いただいたのは名物「生そうめん」。(写真はオリーブ生そうめん)

 

めちゃめちゃ美味しいと大好評。

 

箸分け体験も興味深いものでした。

 

なるほど、機械以外にこういう手作業が必要なのですね。

 

【小豆島八十八ヶ所霊場巡拝】

さて、いよいよ弘法大師様の足跡をたどりながら自らの身体と心を浄化していくお遍路の始まりです。

 

金剛杖はお大師様の身代わりで、同行二人(どうぎょうににん)で私達を支えて下さるイメージをもちながら、お杖をついて歩いていきます。

 

第2番札所「碁石山」

 

山岳霊場でご本尊は洞窟の中にお祀りされています。

 

各札所では「開経偈、懺悔文、三帰、三境、十善戒、発菩提心真言、三昧耶戒真言、般若心経、各ご本尊真言、光明真言、大師宝号、回向文」をお唱えします。

 

次の札所は案外近いので徒歩で移動です。

 

お寺に着くとまず鐘を一打して、その音色で心を整えてからお参りします。

 

お寺参りを終えた後に鐘をつくことは死者を送る時の儀式にあたるため、「入鐘ついて出鐘(戻り鐘)はつかない」というのがお遍路の心得です。

 

第1番札所「洞雲山」

 

岩から染み出す水が滴り落ちる音がとても美しい池。

 

こちらも大きな洞窟の中にある山岳霊場です。

 

第8番札所「常光寺」

 

いつもなら満開の桜が迎えてくれる常光寺も、今年はまだまだ開花は先の様子。

 

第17番札所「一ノ谷庵」

 

こちらは小さな庵。

昔は梅昆布茶のお接待で有名でしたが、現在は無住のようです。

 

一ノ谷庵から極楽寺へ抜ける遍路道。

 

こういう自然の道を歩くことが子供たちと行くお遍路の醍醐味です。

 

第16番札所「極楽寺」

 

大きな堀と石垣に囲まれた素晴らしいお寺です。

 

弘法大師が修行中に橋の下で休まれていたことから、「橋の上ではお杖は付かないようにする」ということもお遍路の心得です。

 

17時着 「ひろきや旅館」

 

「お大師様の足を洗ってからお宿に入る」というのもお遍路の心得です。

 

夕食前にお大師様の掛け軸の前でお勤めをします。その際にはお櫃の蓋にご飯を盛ってお供えします。

 

「お大師様にご飯をお供えして、その御下がりを皆で少しづつわけていただく」というのもお遍路の心得です。

 

18時半 夕食(ひろきやさんはビンゴ大会もしてくださるので子供たちは大喜びです)

 

3月31日

おはよう。
 
6時50分 朝のお勤め。
 
7時 朝食です。
昔は「余ったご飯を昼食用におにぎりにし、お茶は水筒に入れて持つこと」もお遍路の心得でしたが、最近ではそこまでしなくなりました。
 
8時 お宿を出発します。
 
「出発前に旅館の前で一宿一飯の感謝をこめて読経すること」もお遍路の心得です。
 
第72番札所「滝湖寺」
 
奥の院「笠ヶ滝」

 

小豆島の中でも最も険しい霊場といっていいでしょう。

 

子供たちには最も人気がある場所でもあります。

 

第75番札所「大聖寺」

 

大観音を横目に次へ進みます。

 

第74番札所「円満寺」

 

移動中も楽しかったね。

 

今回は35回来ていて初めて景勝地「エンジェルロード公園」に行ってみることにしました。

 

「長松写真館」さんに来ていただいて集合写真撮影。

 

一応干潮時間内に来たんですけど、一足遅くて渡れませんでした。

 

道がなくなった人たちが無理やり帰ってきています。

 

しばらくお遍路を休憩して観光気分な時間をとりました。

 

展望台に登ってみます。

 

「エンジェルロード(天使の散歩道)」がくっきりと見えています。

 

いいお天気なので外で「かまどや」のお弁当を食べました。

 

スイーツに目がない女子たち。

 

さ~お遍路再開です。

 

第41番札所「佛谷山」

 

ここも山岳霊場で岩の中に御本尊がお祀りされています。

 

いつでもお護摩を焚いておられ、それぞれが護摩木に願いをしるし、お焚き上げていただきました。

 

毎回法話もしていただけます。

 

パグのお寺としても有名で、皆がお接待のジュースをいただきながらパグとたわむれました。

 

佛谷山から西之滝へ続く山の中の遍路道。

 

第42番札所「西之滝龍水寺」

 

ここでは龍が水を出したという名水が湧き出しています。

 

皆が「龍水」を容器にいれて持ち帰ります。

 

甘酒のお接待がありました。以前はおでんのお接待もあったのですよ。

 

山門を出ると、見事な風景が広がっています。

 

午前中はいいお天気でしたが、午後からかなり曇ってきましたね。

 

第33番札所「長勝寺」

 

第32番札所「愛染寺」

 

いつもは閉じたままだった本堂が開かれ、愛欲を悟りへのエネルギーに変える愛染明王が拝顔できるようになっていました。

 

男性と女性のシンボルも赤裸々にお祀りされています。

 

第31番札所「誓願寺」

 

国の天然記念物に指定されている大きな「ソテツ」が有名なお寺です。

 

第30番札所「正法寺」

 

17時10分着 「旭屋旅館」

 

どこもかしこもお遍路宿が潰れてしまい、もうここしかないと今回初めてお願いしたお宿です。

 

お大師様の足である金剛杖をお大師様の御影の前に休ませ、感謝のお勤め。

 

18時 夕食をいただきました。

 

今日も一日お疲れ様でした。

 

 

4月1日

6:45 朝のお勤め
 
朝ごはん
 
出発前に旅館前で感謝のお勤め。
 
第45番札所「湯船山」
 
杉の中にお祀りされた厄除け地蔵さん。
 
とても清々しい場所です。
 
ここにも「湯船の水」という名水が湧いています。
 
湯船山から栂尾山への遍路道。

 

第47番札所「栂尾山」

 

小さな洞窟内に小さな祠があります。

 

栂尾山から毘沙門堂への遍路道。

 

第48番札所「毘沙門堂」

 

毘沙門堂から多聞寺への遍路道。

 

大観音が青空の中に映えています。

 

第46番札所「多聞寺」

 

最後に「霊場総本院」にお参りして「打ち止め」としました。

 

土庄港。

 

フェリーターミナルでお昼ごはんです。

 

フェリー乗船。(小豆島土庄港→新岡山港)

 

島に向かって感謝を込め最後のお勤め。これもお遍路の心得

 

「ありがとう、小豆島!」

 

お遍路衣装を脱いで、みんなリラックス。

 

かもめの餌やりができたね。

 

龍野西SA。

 

さ~、帰ってきたね~。

 

20時頃 熊谷着

 

本堂で無事帰宅に感謝してお勤め。皆はそれぞれの家のお仏壇でそうしてもらっています。それもまたお遍路の心得です。

 

今回もとってもいい旅でした。

次女の入学式。

 

背はちびっこいけれど、一気に大人びた気がする。

 

雨だったけれど、式の最中に日差しがブワーッと差し込んだのは、祝福に感じたな〜。

 

大田市宅野の波啼寺の二日間に渡る御開帳法要に参加したため二泊したのですが、当家が温泉津温泉の旅館を予約してくれていました。

 

「輝雲荘」という旅館に二連泊させてもらいました。

 

《1泊目》

 

随分と遅くなりました。

 

20時過ぎにチェックインです。

 

(写真はホームページより転載)

【輝雲荘】

住所 島根県大田市温泉津町温泉津ロ202-1
電話 0855-65-2008

 

今日は素泊まり。

 

夜の温泉津温泉を味わおうと、一人散策にでかけました。

 

静かでいい雰囲気の温泉街です。

 

温泉街の外れに古民家のあるバーが今日の目的地でした。

 

(写真はホームページより転載)

Bar赭 Soho

住所 島根県大田市温泉津町温泉津67
電話 090-3036-5576

 

ここはカクテルがいただけるお店です

 

SOHOとは「Small Office Home Office」の略語。小さなオフィスや自宅のスペースで、受託した委託業務を行う働き方、もしくはその仕事場や物件を指す言葉なのだそうです。

 

レコードのかかる店内に、温泉津が好きで移住してきたマスター。

 

洋酒は少なくて、焼酎などで割るカクテルが多く並ぶメニュー表。

 

島根県産フレッシュフルーツのカクテル。

 

オリジナルカクテル「赭Soho」。

 

二杯いただいてBARを出て帰路につきます。

 

輝雲荘に帰ってきて、温泉でまったり。

 

いい夜です。

 

 

《2泊目》

 

今日は夕方に宿入りです。

 

食事付きでゆっくりさせてもらいました。

 

輝雲荘名物だという鯛の塩焼き。

 

今夜の目的地は「龍御前神社」。

 

(写真はしまね観光ナビより転載)

【龍御前神社】

住所 島根県大田市温泉津町温泉津イ736
電話 なし

 

小さな神社ですが、ここが毎週土曜日に伝統芸能「石見神楽」の舞台となるのです。

 

龍が大きく口を開けたような巨岩が神社の背後にあり、光で神々しく浮かび上がっています。

 

土曜日に当たったことだけでもラッキーなのに、たまたま年に一度の「祈年祭奉納神楽」の日のため予約なしで無料で見ることができまるという有り難い時に出合えました。

 

 

夜桜咲き誇る神社の中で活気ある神楽を遠目に見ていると、懐かしい日本の映画のワンシーンに入り込んだような気がします。

 

クライマックスの演目は圧巻の「大蛇(おろち)」。

 

ほんとに素晴らしい神楽を拝見することができ、感激でした。

 

そして今夜もやってきた「Bar赭 Soho」。

 

「よく眠れるようにカクテルをいただきに来た」といいながら「エスプレッソマティーニ」をオーダーしたので、マスターは「眠れないんじゃ・・・」ととまどいながら笑っておられました。


おかげさまでぐっすり眠ることができました☆

 

 

温泉津温泉最高です。

 

素晴らしい思い出に残る二泊でした。

親戚の寺院である島根県大田市宅野の「波啼寺」で御本尊観世音菩薩の17年ぶりの御開帳イベントが二日間にわたって行われました。

 

4月5日の法事を済ませてから、遠路はるばる馳せ参じました。

 

 

4月6日 波啼寺ご本尊御開帳法要

 

朝早くから参集した檀信徒の皆さん。

 

法要前の荘厳な本堂。

 

寺院方が集まる集会所(しゅえしょ)。

 

9:30 披露(法要の流れの説明)

 

本堂前に立列しての「庭儀」。

 

本堂内にて「理趣三昧法要」。

 

17年ぶりに姿を現されたご本尊の十一面観世音菩薩。

波啼寺の本尊の十一面観音菩薩は、昔韓島の近くから夜な夜な霊光が輝き、波が大きな音を立てているのを不思議に思った宅野浦の漁師が、網を投げ入れて引き上げるとこの尊像がかかっていたとの伝承があります。

 

法要終了後、「記念撮影」。

 

 

13:00~ 宅野神楽団による「石見神楽奉納」。

石見神楽は、宇津女命が舞い始めたといわれる島根県浜田市の伝統芸能です。

 

御開帳の御本尊をバックに素晴らしい舞いをご披露いただき、感動しました!

 

 

14:00 翌日の観音様の移動に備えてお神輿を準備。

 

 

4月7日 お練り行道と海岸供養

 

朝から檀家の皆さんが集まり、御神輿の準備です。

 

本堂内から境内に下ろし、準備オッケー。

 

9:30 いよいよ波啼寺から観音様が出発!

 

海中より出現された観音様が、その場所が見える海辺へ向かうのです。

 

それにしても素晴らしい青空に恵まれました。

 

お稚児さんも合流し、盛大なお練り行道となりました。

 

宅野海岸へ到着です。

 

御神輿が設置されました。

 

海岸でお稚児さんによる献花、寺院方による読経と塔婆回向を行います。

 

これにて無事大行事の成満となりました。

 

 

解散後、三々五々の帰り道は長く感じます。

 

最後の難所です。

 

重い衲衣(のうえ)を付けていますから寺院方は大変。

 

観音様も海から波啼寺へお帰りです。

 

こうして御本尊十一面観世音菩薩は無事本堂内のお厨子に安置されました。

 

ご開帳期限は5月17日(金)までですので、どうぞ大勢の皆様がお参り下さい。

 

ここは「宅野観音」として親しまれている景色も最高のお寺です。

 

【波啼寺】

住所:島根県大田市仁摩町宅野1315

TEL:0854-88-3211

 

 

※写真は自らが撮ったもののほか、渡利章香様よりご提供いただいたものを使わせていただいています。

福知山出張を終えて、家に帰ってきました。

 

 

最近三女と二人きりで別部屋に寝てるんです。

 

妻にベッタリだったのに、少し関係に変化が出ました。

 

 

昨日は初めて一人で寝たらしいです。

 

そして今夜は楽しみに僕を待っていてくれました。

 

 

でもまた僕は明日から三日間、今度は島根に出張です。

 

今夜繋いだ手の温もりを余韻にして出かけようと思います。

 

 

※もう長女と次女は一緒に寝てくれません(T . T)

 

#癒しの時間

福知山市でお通夜。

 

控室が広すぎて、びっくり。

 

16畳あるんですけど。。。

 

テーブルも大きいので、それをどけるとより広さが際立ちます。

 

#ぼっち

3月28日。

 

本日は年に一度のご本尊大日如来の大祭で、護摩を修しました。

 

世界平和、震災復興、それぞれの願いを掛けて、煩悩を如来の口である炉の中にくべて滅却し、生命力を燃え上がらせました。

 

あなたの願い、一心に御祈願させていただきました。

 

オンアビラウンケンバザラダトバン。

 

最後に皆が護摩壇の周りに集まり、火にあたりました。

 

#真言密教

#秘仏大日如来

#護摩祈願