いや～年の瀬だと言うのに、
　この異常な寒さ・・。

毎年、異常な気候ですが、
　特に今年は、春と秋が異常に短く、
　　着るものにも困ってしまいます！。

昔は、暖房と言えば、コタツとか、
　ストーブが主流でしたが、
　　火災の心配が少ないオイルヒーターや、
　　　エアコンなンて便利な物が出来て、

　火鉢とか、アンカは、もうすっかり見なくなりましたね。

「ケッコウ毛だらけ、猫灰だらけ！」

『男はつらいよ！』でお馴染みの、
　寅さんの名調子！。

香具師の啖呵売りで、台を叩きながら威勢良く、

「それはそれは、結構なことで！」、
　「そりゃよかったね！」という意味で、
　　　捲し立てられる言葉。

でも、何故「猫が灰だらけ」に、
　なるンでしょうか？。

電気や、灯油が無かった頃、
　昔の暖房器具は、
　　囲炉裏か火鉢が主流で、
　　　そんな温かい場所は、
　　　　猫達、お気に入りの場所！。

とくに、長火鉢の「猫板」という部分は、
　サイズ的にも、猫が寝そべるには、
　　最適なスペース。

　（別名、「猫居た」？）

ポカポカに温まり、
　ご機嫌になった猫ちゃんが、
　　しっぽをパタパタ動かすと、
　　　火鉢の灰に触れるので、
　　　　
　「猫、灰だらけ」

　になる事が、昔は日常茶飯事だったので、

　　
　「ケッコウ毛だらけ、
　　　猫、灰だらけ」って言う言葉が、
　　　　使われたンですね！。

それだけ、当時、生活に密着した、
　馴染みの暖房機器だったものが、
　　時代とともに、廃れてしまったンですね。