「元気ですか!~、いくズォ~!、

  イチ!、ニィ!、サン!、ダァ~!。」

猪木さん定番の、「入魂ビンタ」。

ルーツは、予備校での出来事・・。

ある予備校へ招かれた猪木さんが、
受験生の不安を解消する、
厄落としのパフォーマンスを兼ね、
受験生の正拳突きを、
猪木さんがお腹に受けることになりなした。

一人目は、にこやかに平気で受け止め、
握手して検討を称えていましたが、
そこへ、もう一人「俺も!」と段上へ出てきて、
あろうことか、思いっきり渾身の一撃を猪木さんに放ちました。

パンチが鳩尾に決まったその直後、
闘将猪木の戦闘本能に火が着き、
反射的に、予備校生の頬を、
顔面が変形するほどの強烈な平手打ちで迎撃しました。
(猪木さんは、笑顔のままで・・)

しっかりテレビで放送されましたが、
”受験ガンバレ!、何事にも油断するな”
というようなメッセージを込めた激励として、
猪木さんなりの「ビンタ」で気合いを注入したンでしょうネ!。

この「ビンタ」という言葉、
「鬢」(耳にかかるサイドの髪)と、
「タ」(端(ハタ)、辺(ベタ))
が合わさって出来た言葉。

頬よりやや上側の顔の部分をたたくコトを、
「ビンタ」と言うようになったそうです。

地方によっては、呼び方に違いがありますが、
音のゴロも良いので、たいがいは「ビンタ」だそうで・・。

水木しげる先生の「ビビビビビン!」っていうのも、
リアルで痛そうだった・・。

そういえば、
TBSのTVドラマに、「びんた」というのがありましたね。