向精神薬「リタリン」乱用やめて…患者の家族ら訴え
9月26日21時23分配信 読売新聞


依存性の高い向精神薬リタリン(一般名・塩酸メチルフェニデート)について、この薬を処方された患者の家族らが26日、うつ病に対して使用しないことや依存者の調査、治療体制の整備などを求める要望書を厚生労働省に提出するとともに、乱用の実態を訴えた。

興奮・覚せい作用があるリタリンを巡っては、若者を中心に乱用が問題となり、東京都が18日に、本来は使うべきではない患者に処方したとされる都内の医療機関に立ち入り検査を実施。製造販売元のノバルティスファーマ社も、「難治性・遷延性うつ病」に対する効能取り下げを検討し、関連学会も専門委を設置して対応の協議を始めた。

提出後に記者会見に臨んだ家族らは、現時点で5人が自殺していることを明らかにし、長男を自殺で亡くした名古屋市在住の小原幸子さん(55)は「詳細な診断もせず安易に大量処方する医師に不信感を抱いた。インターネット上でも売り買いされており、このままでは依存症が増える」と、早期対応を訴えた。



リタリン大量処方やめさせて=患者家族ら、厚労省に要望書
9月26日22時1分配信 時事通信

うつ病などの治療に使われる向精神薬「リタリン」(一般名・塩酸メチルフェニデート)の乱用問題で、患者の家族らが26日、大量処方している医療機関のレセプト(診療報酬請求明細書)調査の徹底や、問題医師の厳正処分などを求める要望書を厚生労働省に提出した。

長男がリタリンの依存症となり、自殺した名古屋市の小原幸子さん(55)は記者会見で、「多くの医師に子供のことを相談したが、『素人に何が分かる』と言われ、冷たくあしらわれ続けてきた。ゲーム感覚で使う若い人もおり、このままだと依存症が増える一方」と訴えた。



本当に急速に悪いイメージで有名になってしまいましたね。

確かに、リタリンは扱いは本当に難しいのは事実です。
お医者様の方できちんと考えて処方しても患者の方にモラルとこの薬の危険性の理解がないと、
まったく意味が無いのが事実です。

でも、他の薬も作用も副作用もあって、
結局は人間の都合の悪いところが副作用と呼ばれているだけのこと。

私も重度うつ病と診断されています。
うつ病の面白いところは大多数が眠りが短くなるのに、
ごく少数ですが、逆に過剰睡眠状態(ようは過眠)におちいる人もいるということです。

私もこの少ないタイプの過眠状態になります。
意志が弱いからおきられない・・・っていうレベルじゃなく病気の症状なのですが、
うつ病の中でも少数ということで認知度も低いし、理解されづらいです。

でも、社会で生きる為にはおきてないといけないところが多々あります。
でも、動く気力がでない・・・以前に意識が無い(寝てる)のですから、どうしようもないんですよね。

リタリンはこの少数派の過眠になるタイプの人の最終兵器としても処方されている薬です。

過眠状態におちいると、いろいろなところで不便です。
でも、過眠の時期にそれを回避する薬はリタリンしかないんですよね。

医療が発達してうつ病の薬がたくさん出来たから・・・と対象からはずされてしまいましたが、
過眠に対しての薬って無いんですよね。。。。

確かに、安易に処方するのはいけないことです。
でも、本当に必要な人にすら処方されない状態になったら、
それはそれで、先行き不安になります。


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