(あくまで)一般な分裂病だと、自分は病気であるという感情がなくなります。
これは、妄想にも当てはまり、
常に自分の考えていることが正当だと思ってしまい、訂正は難しいです。

関係妄想 周囲の人々の行動、言動がすべて自分と関係があると確信すること。
注察妄想 人が多くいる場所などで、みんなが自分を注目して観察していると確信すること。 迫害妄想 ある個人や組織によって、追跡、調査され、迫害されていると考えを抱くこと。
被毒妄想 食物の中に毒物が入っている、誰かが毒を盛ったと確信します。
影響妄想 自分は催眠術をかけられているなど外から影響されていると感じることです。
嫉妬妄想 男女の愛情関係にでてきた被害妄想。意味もなく不倫をしていると疑いをかけます。
憑依妄想 神、悪魔、先祖の霊、犬神様、狐が自分に乗り移り言動や行動を支配していると考えること。
変身妄想 自分が動物や植物に変身したと考える。
好訴妄想 他人が自分の法的権利を侵害したと確信し、法律的に攻撃を仕掛けます。
心気妄想 うつ病などと比べて、奇妙な訴えが多いです。
血統妄想 自分は高貴な(天皇や王様)の子孫だと確信すること。
宗教妄想 自分をキリストの生まれ変わりだとか、神だとか、預言者だとかいった宗教的な妄想。
発明妄想 とんでもない、すごいものを発見したという確信。
恋愛妄想 誰かに愛されているという確信。

この症状自体、大きく取り上げてみましたが
軽い症状でしたら、誰でも持っているものだと思います。
過大解釈はしないでくださいね。

分裂病には一時妄想と言われるものがあります。
これは、妄想の起こりかたが、他人には理解できない妄想のことです。
大まかに3つの症状があります

(1)妄想気分
“不気味な漠然として奇妙な気分で、その感じを限定できない状態”…周りの気配がなんとなく変だ、大変なことが起こりそうな気がするといったもの

(2)妄想知覚
“あるものが自分と深く関係があるように感じること”…あの人はきれいだ、だから私は死のう。という風に前の分と後ろの分に関係性が見出せない状態です。

(3)妄想着想
“突然何の予告もなしに、深い核心がひらめく事”…私はナポレオンになった、とか今両親が交通事故にあったなどといったものです。