思考過程の異常です。
頭に浮かんだ考えをどんなふうに並べていくか、その並べ方のことを思考過程といいます。
そのため、思考の障害があると話の中や文章の中にその(変わった)症状をみることができます。

連合弛緩 考えが一つのテーマから他のテーマに何の脈絡もなく飛躍します。
本人はこの障害に無自覚です。指摘されても、不思議に思いません。
連合弛緩が重症になると、話していることが「支離滅裂」となります。
支離滅裂 話の流れがめちゃくちゃになります。
論理だっておらず、次々に話題が飛んでいきます。
まるで子供にみられるように、統一やまとまりがなくなります。
これが極端になると、全くの理解不能となります。
ただの言葉、単語の羅列になってしまうからです。
この言葉の支離滅裂な羅列のことを「言葉のサラダ」といいます。
語唱 単語や単文をはたから見ると全く無意味に反復することです。
思考の途絶 今まで自然に流れていた会話が突然止まります。
本人は考えが突然に抜けたり、他人に奪われてしまったといった体験をします。
概念移動 その人の主感によって考え、言葉の意味内容が独自の意味を持ちます。
社会的に共通している言葉に、勝手に独自の意味を与えてしまうのです。
言語新作 このこと自体は異常なことではありません。このこと自体は異常なことではありません。
この場合は、その人本人にしか通じないような特殊な意味を持ちます。
また、その人にしかわからない漢字、記号なども作ります。
的はずれ
応答
質問をすると即座に返答をします。
が、しかし、その内容がまるっきり見当違いの答えなことです。
ただ、本人がその質問を誤解していないのは事実です。