「終活」という言葉が平成21年頃、ある大手の週刊誌が「人生の終わりの為の活動」として掲載
し、約5年ほどの年月が経ちましたが、今では大多数の人々が、「終活」という言葉をご存じに
なってきたように思います 雑誌や週刊誌、そしてTVでも再三その活動に関わる内容が放映され
ています バラエティー番組でも取り上げられる世の中になってきました
最近では、いわゆる「終活本」も多数書店にも並んでいますよね
みなさんも目にすることもあると思います
私たちがお葬儀の仕事に関わる中でも、事前の相談やお葬儀後に「お墓・納骨・各種手続き・法
律等」のご相談についてお話する機会がだんだんと増えてきました。
先日お見えになったお客様も、納骨に関してのご相談で、お寺様の紹介、お布施また、実際の納
骨時、墓石はどうやって動かすのか等のご相談でした、すべての事柄をしっかりご説明し納得な
されたのです
が、まだ何かご不安なご様子でしたので少しお話を聞いてみると・・・ 一番の悩み事は納骨につ
いて息子様との意見の相違でした
御主人が何もお言葉を残さず逝ってしまわれた結果、お母様と息子様のお考えが合わず、「納骨
の仕方はわかったが、納骨できない」と涙を流し肩をおとされていました。
私たちは家庭事情にまでは入り込むわけにもいかず、お母様の苦悩を聞いて差し上げるだけと
なってしまいました
一言で「終活」といってもお客様それぞれにさまざまな悩み事があるなーと改めて考えさせられる
一日でした
これからもいろいろな悩み事に、少しでも適切なお言葉をお掛けできるよう努力しようと思います