「ありがとう と おかげさま」

小さな街がありました。

そこには沢山の小人が住んでいます。

行き交う人へのあいさつはオハヨウでもコンニチワでもなく

ありがとう



おかげさま。


その街には、お金は存在しません。

何かをしてもらったらありがとうと言い、

何かをしたら、おかげさまって言う、シンプルな世界。


ひとつあいさつが交わされる度に、ありがとう貯金がチャリンと貯まり、100ありがとう貯まると、恵まれない国の子供にノートとペンが送られます。

朝、仕事に向かう電車の中は、ありがとうを共有する場。

「今朝、荷物を運んでたら、通りすがりの人が手伝ってくれたんだよ」

「おふくろから、野菜が沢山届いてさぁ」

ありがとうを10個言ったら、電車を降り、降りた所にある家々のお役に立てることをやります。

それがお仕事。


誰も、何も求めない、ありのままの世界。

生まれてきてくれてありがとう。

今日も生きれるおかげさま。

あなたが、あなただから大好きです。


ありがとう と おかげさまの街。

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