おぼろ | 人生をピンセットでつまむ

おぼろ

太陽が昇り

人々は動き出し

晴れた空の下

それを眺めてた

動き出した世界は

せわしなく広がり

誰も止める事が無く

惰性で動き続けてる

疑いの思考は

電車の中で忘れ

体を引きずり

その先を目指す

あの都市は

希望があって

絶望も待ってる

けれどもそれに

目を閉ざし街に消えてゆく

数多の人々を眺めた

はしゃいだ駅前の人々を

すり抜けて風になる

僕は風になる

また明日

日が昇るまで

おぼろな風に

僕はなる



てな事を、二年前に書いていた。
のを見つけたので載せてみました。
何かやっぱ若いな。