人生をピンセットでつまむ


志村うしろ~!!

志村うしろ~!!


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ひかり

私はふと股間を見た。金の玉だと言うのに金の玉は光ってはいない。では何故、金の玉だと言うのか。誰がソレを言い誰がソレを広めたのだろうか。私はソレを考え苦悩し、頭を抱え絶望へと歩みを進める。今日は風が強い。しかめた面で空を見上げれば少し欠けた月が浮かんで寂れた町を照らしている。切なさが胸を強く掴み、私は両手で顔を覆う。けれどもまだ金の玉は光ってはいない。金の玉だと言うのにソレは光る素ぶりを見せてはくれないのだ。

釣り

リフトエンドフォールで来ましたよ。白黒のあんちくしょうが。ババババつって当たりがあったらファイトの始まりなんですよ。もう気持ち良すぎてエレクトしかけました。いや、もう脳内ではエレクトしてフィニッシュしてました。そんなあんちくしょうの口内からはイカとシャコが発射され、何かイカ臭い訳なんですよ。はい。

お久しブリーフ。(私はノーパン派直接ズボンです)

かれこれ放置して4年、色々な事がありましたね。まあそんな事はさておき、最近の事を書く訳なんだけれども、1年前位から何故だかどっぷり釣りにハマってしまい、夜中だろうが仕事前だろうが暇があれば竿持って出かける訳なんですよ。んで釣って一人で漁港で騒いでんの。これはぁ〜デカいかも知れない!!つって一人盛り上がってる。頭のおかしいおっさんが漁港にいたらそれはわたしです。てな感じでまたちょっと書いてみようかな何て思っています。うわっ!めっちゃ文章レベル落ちてる!何この駄文。寒いわぁ、外より寒い。まあそんな感じなんですよ。はい。

沁みる

ハナレグミの深呼吸とフジファブリックの若者のすべてはいつ聞いても泣けるなぁ。
なんだろな。
頬から伝った滴が、
コンクリートの染みになった。
グレーに染まってそれはしばらく佇んだ。

さらに北の地にて


長万部と云うところにたどり着いた。
車で13時間程の道のり。
私は運転が苦ではないので楽しかった。
宿に着けば工事業者らしき人々で
ごった返している。
見れば周りの宿も同じよう。
人の少ないこの町で何の工事なのかと疑問が。
なので聞いてみる。
「新幹線の工事」そうお兄さんは答えた。
なるほど納得の混み具合。
ちょっと前まで工事業者だった私は、
彼らにどこか懐かしさをおぼえた。
食堂で手酌酒の人々を眺めながら、
私もいつもの様に酒を飲んだ。
ゆっくりとあるいは早く時が流れる。
長万部にもいつもの様に夜がやって来る。
その藍色はどこも同じだ。

ワープ(2年)



ある日、世界が真っ二つに割れて、
以前は右側の世界で生きていたのだが、
どうやら今は、左側の世界で生活しているらしい。
居心地が悪いとか、息苦しいとかではなく、
知らなかった世界で生きている。
エンタープライズ号が新たな領域を探索する様に。
わたしもまた新たな世界を探し、
宇宙船に乗って旅をしている様だ。

それが正解か不正解かは分からないけれど、

船は旅立ったのだ。

わたしはその中で窓に流れる星を眺めている。
ぼんやりとただ眺めている。

桃源郷

私はアルカディアにたどり着いたのか
夢見心地に時を過ごし
目の異物感に苛まれる
花粉か埃かはたまたなにか
時は誰しもに平等に訪れている

予感を感じる

頭痛が痛い

違和感を感じる

ほぼほぼなんとか

時は兎に角進む
私が理想郷にたどり着いても尚
そこから追い出そうとする力が働く
神の気まぐれ
シェフの気まぐれ

どうにもこの世は気まぐれの多い
ユートピアである

心と身体

この雨は喜びの雨でもなくて、
悲しみの雨でもないのです。
狂ってしまった私に、
居場所を探しなさいと誰かが言うのです。
愛がなんなのか?
まだ分からないまま曖昧な昇華を。
生身は欲望を食んでも満たされないまま、
誰かの背を追いかける。
そうして、答えは己の中にある事を、
ただ何となく気づいた様に思うのです。

これで今日はさよなら

bん¥

一日の終わりに
冷えたビールを飲んで
物思いにふけ
この日にさようなら
を言う

いくつもの流れる泡は
思いを空に放ち消えて行った


今日がまた終わり
明日が始まる

みんながそれを繰り返している

北国サディスティック

暖かい日差しの中でも、
時折冷たい風が頬をなぜる。
秋を越して冬の到来。
沈んでゆく気持ちを何とか誤魔化し、
焼いた秋刀魚を食っては、
寒さも悪くないものだと思い込ませる。
冬はほんの僅かな美しい風情と、
恐ろしい程の苦痛を抱えて現れる。

北国定住者はドМの集団だ。

間違いない。
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