気づけば4カ月近く放置。
一応生きてます。
いぬてん。
この4カ月何があったか。
まぁ、とにかく仕事に明け暮れる毎日。
日記にログインする余力もないくらい。
で、ついに年末休暇!
本当は旅行先からメールで投稿しようかとも思ったのですが、
旅行先でケータイの電波が入らないミラクル!
そんな田舎町へ行ってきました。
田舎町といっても、
実は日本人には有名。
オーロラが一番よく見える場所として有名な、
カナダはイエローナイフへ三泊四日、
オーロラを見に行ってきた!
以下、要点抜粋!
ボクは長きに渡る某ブリテン島での戦いの中で、
不屈の精神を身に付けました。
イエローナイフはとても気温の低い地で、
昼間でも マイナス15~20℃、
夜にはマイナス25~30℃にもなります。
素手で煙草を吸っていると10秒で手が痛くなるほどでした。
初日 12/24、クリスマスイヴでございます。
夜 22:00 頃現地に到着し、
ホテルにチェックイン後さっそくオーロラ鑑賞を始めました。
しかしながら、当日は厚い雲が空を覆っており、
オーロラに出会うことが出来ませんでした。
本当は 21:00~1:30 が鑑賞タイムなのですが、
ボクはいつかどこか、
確かあれは祖国三ノ宮の、
日本人女性が横についてお話をしてくれるお店に迷い込んだ際に覚えた、
"延長" の魔法があります。
ボクはこの "延長" の魔法をまた二回も使用し、
朝 3:30 まで極寒の中を待ち続けました。
しかし結局この日はオーロラに出会うことはできませんでした。
大丈夫、未だあと二日チャンスはある。
12/25、クリスマスでございます。
この日、朝から雪が降っており、お世辞にも良い天気ではありませんでした。
案の定夜も厚い雲が空を覆っており、半ばあきらめていました。
しかし、
現地で顔見知りになった日本人女性二人組が、
"延長" の魔法を使うと言うので、
旅先で知り合うも何かの縁、
ボクも "延長" の魔法を使用しました。
するとどうでしょう。
空を見上げると、雲が薄緑色に光っているではないですか。
雲に覆われ星一つない夜空の見過ぎで、
ついに幻覚でも見るようになったかと思ったのですが、
どうやら雲の上で女神が溜息をつき始めた様でした。
光は次第に強くなり、雲の下からでも大きく動いているのを認識できるほどでした。
慌てて手持ちのデジカメで撮影を試みましたが、
何とボクのデジカメには夜空を撮影する機能がなく、
どんなに頑張っても撮影出来ないではないですか。
顔見知りになった日本人女性のお一人は、
日本が世界に誇るパナソニックのデジカメをお持ちで、
それには星空撮影モードがありうっすら撮影できるというのに。
この時ボクは、
自身のデジカメを雪原に投げ捨てたい衝動に駆られました。
雲の上ではかなり強いオーロラが発生していた様なのですが、
結局雲は晴れず直接オーロラを見ることが出来なかったのです。
延長の魔法も合計二回使用しましたが、
最後まで出会えませんでした。
12/26、チャンスはあと一回。
この日、昼間は比較的良い天気で、青空が見えていました。
"今夜はいける" そう確信しました。
顔見知りになった日本人女性はパナソニックのデジカメをお持ちで、
オーロラで光る雲を撮影されていました。
これを覚えていたボクは、
ホテルの近くの電気屋へ駆け込み店員に、
"オーロラを撮影したい"、
"パナソニックのデジカメがいい"、
"久しぶりに日本人女性とおしゃべりをした"
とうわごとを繰り返し、
オトナの力を駆使しパナソニックのデジカメを手に入れました。
そう、今ボクの手元には、
似たようなスペックのデジカメが二台あるのです。
これが、オトナ。
たぶん、オトナ。
オトナの、奇行。
そして待ちに待った夜です。
顔見知りになった日本人女性お二人に、
オトナの力で手に入れた新しいデジカメを見せびらかし、
若干引かれるというアクシデントはあったものの、
空は晴れていました。
そして、ついにオーロラが星空に現れました。
周囲から、悲鳴とも取れる歓声が上がりました。
うっすー。
薄いのです。
ボクの父親の頭髪も大概薄いのですが、
そんなのとは比較にならぬほど薄いのです。
空を凝視すれば、
"あー、あの辺ちょっとモヤってる"
そんな感じ。
薄すぎて、
オトナの力で手に入れたパナソニックのデジカメをもってしても、
撮影が出来ない程。
写真を見ても、ただ暗いだけ。
切なさ倍増。
勿論、期待に胸膨らんだボクを、
新しいデジカメまで手に入れたボクを、
誰にも止めることなどできません。
延長の魔法二回。
-25℃の空の下、ボクは待ちました。
前日の様に激しいオーロラが出現するのを待ち続けました。
しかし、結局最後まで激しいのは来ませんでした。
最後の方では、薄いのも出てきませんでした。
結果、ボクが今回手に入れたのは、
- オーロラで光る雲。
- とにかくうっすいオーロラ。
- 二日目のアクティビティで、
犬ぞりで疾走中素手でデジカメ撮影をしていたことによるしもやけ。
- パナソニックのデジカメ。
- 日本人女性二名のメールアドレス。
ボクはこの長きに渡る某ブリテン島での戦いの中で、
不屈の精神を身に付けました。
こんなのでボクは満足できないのです。
どうしてもオーロラを、
激しいのをこの目で見たいのです。
自然の活動のことなのでどうしようもないのですが、
悔しさに握りしめたこぶしを震わせているのです。
ボクには、
三井住友VISA と書かれた便利なプラスチックの板があります。
インターネットでこのプラスチックの板に描かれている数字を入力すると、
色々なものが手に入ることをオトナなボクは知っているのです。
そうだ、フィンランドへ行こう。
1/1 元旦から二泊三日で、
フィンランドはラップランドと呼ばれる超田舎へ行く空飛ぶ乗り物と、
寝床を手配しました。
天気予報もチェック、
1/1 元旦は霧の様ですが、1/2 は晴れです。
1/3 に某ブリテン島に戻ります。
1/4 からまた戦いに明け暮れるのです。
ボクはこの長きに渡る某ブリテン島での戦いの中で、
不屈の精神を身に付けました。
そして、三井住友VISA の支払い上限を解除したのでした。
次回、オーロラ旅行その2~フィンランド編お楽しみに。