【ユンジェFF小説】 秘密 番外編 ユチョナの独白 | 小鳥のさえずり --永遠のユンジェ--

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ユンジェと5人が大好きです。

小説は①からリンクをたどってね。
たどらないと読めないかもです。

古い記事は「覚え書き倉庫」になってて、
その日に書いた記事ではありません。

ゆっくりしていってね♪
アメンバ申請は、18歳以上です~


秘密 番外編 ユチョナの独白






「なあ、あの2人・・・付き合ってんの?」

「あの2人って?」

「ユノヒョンと、ジェジュンヒョン」

「え~~~!?なに言ってんの~~ユチョン!!うきゃんきゃん」


だって、練習室で、恋人同士みたいに濃厚なキスしてるの見たし。

前から、なんとな~く妙な雰囲気を感じてたけど、あのキスは、ガチだ。

ジュンスにはまだ黙ってた方がいいかのな・・・。


「韓国人の男は友達と肩組むし、手もつなぐよ。
 アメリカ人よりボディータッチ多いかもしれないね」


・・・でも、首や胸にはキスしないだろ・・・。

・・・抱き合って・・・のけ反って・・・・  

エロいシーン、見ちゃったもんなぁ~

う、やばい・・・

俺、溜まってんのかな?

あの時のジェジュンヒョンを思い出したら、起っちゃったよ。

あの人、なんか女子っぽいから・・・仕草とか・・・

そうだ、姉さん8人いるとか言ってたから、そのせいなのかな?

成長過程で男のモデルがいなかったのか?

ま、俺も「女の子みたいな顔」って言われることあるけど、

俺は、ソッチの気はない・・・・・はず・・・・。




気になりだしたら、いつも2人を観察して、ガチ検証をするようになってしまった。

・・・あ、また手をつないでる。

なんか、いつも触りあってないか?

・・・今度は腰に手を置いて、ドアを通してあげてる。

レディーファーストかよ!

・・・心の中で突っ込む。



それに、なんで、自分のベッドがあるのに、ジェジュンヒョンは

ユノヒョンのベッドで一緒に寝てるわけ?

・・・シてるってわけでもなさそう・・・ゴソゴソしないし・・・

でも、気にするなっていうのが、無理でしょ。

俺らが寝静まってから、静かに、シてるのかな・・・?


夜は2人でジョギングするって出かけてしまう。

あ、俺も行く・・・とか、言いにくい雰囲気出してるよな、やっぱり。

帰ってくると、ジェジュンヒョンがやたらにしっとりしてて、

ユノヒョンが妙にテンション高い・・・やっぱり外でシてるのかな・・・?


って俺、そんなことばっかり考えてるわい!

あー健康に良くないわ、この合宿生活!





・・・・でも、ジェジュンヒョンは、本当にやさしい。

「ユチョナ、疲れてる?すごく効く漢方薬あげるから飲みなよ。」

「ユチョナー、野菜食べろよー。ほら、取ってやるから」


それに、すごく褒めてくれるから、自信が湧いてくる。

「かっこいい!ミッキの笑顔、最高!」

「ユチョナはねー、自然にしててもかわいいから、うらやましいよ~」


どうしてそこまでしてくれるのか、

「この指輪、ユチョンに似合うと思って、スタイリストさんから買っちゃった。」

「サイズ、俺と同じくらい?そしたら、この靴あげるよ、履きなよ」

まるで恋人にするかのような心配り・・・・

それに、ジェジュンヒョンのあの目がやばい、

なにあれ、熱っぽく見つめてくる潤んだ瞳・・・・

ああ、俺が女だったらイチコロだな、きっと。




それから・・・ユノヒョンは、本当に尊敬できる男だ。

険しい山をあえて選んで登る男、男の中の男。

たぶん、喧嘩しても、俺、負けるな。

喧嘩には自信あったんだけど・・・。

強いのに、優しい。

あんまり優しいから、この男が本当は強いってこと忘れそうになるくらい。



先生が、ドリームチームは、歌とダンスとルックスだけでなく、

人間性も素晴らしいメンバーを集めたって言ってたけど、

本当に性格のいいメンバーばかりで、俺、良かったよ。

ん?俺も性格がいいって、自分で言っちゃった?




アメリカから一人でこっちに来て、俺はすごく寂しかった。

ユファンのことは、考えただけで涙が出る・・・・。



ユファンと電話で話した日、

ああ、こいつ、傍にいてやらなきゃヤバいって思ったけど、

デビューが目前だったから身動きが取れなくて、

夜、ずっと考えてたら、布団の中で涙が止まらなくなった。


さすがにリーダー、ユノヒョンが気づいて、

話を聞いてくれて、その日は、一晩中そばにいてくれた。

心強かったよ、一人じゃないんだって、思えた。


で、次の日、ジェジュンヒョンがいなくなっちゃって・・・

俺は直感で、「あ、誤解したな」と思ったんだな。


ユノヒョンと一緒に戻って来たジェジュンヒョンは、明るくて、

歌の練習してたって言ったけど、俺とは目を合わせなかった。

嫉妬か・・・。

まぁ、かわいいと言えばかわいいけど・・・ちょっと、変な感じがした。

すぐにジェジュンヒョンの態度は元に戻ったけどね・・・・でも・・・。




もしや・・・と思って、さらに観察を続けてみると

(もう、2人の観察は、俺の日課ね)

ジェジュンヒョンが、熱いまなざしでユノヒョンを見てても、

ユノヒョンには気づかれないようにしてる。

ユノヒョンも、ジェジュンヒョンが着替えてるときや風呂上がりに、

そおっと、盗み見してるけど、ジェジュンヒョンにバレないようにしてる。


なるほど、この2人、想像以上に純情なんだと、俺はわかった。

これは、シてないな・・・・と。




俺と2人のヒョンで買い物に出かけたクリスマスの日、

ついユノヒョンにいじわる言っちまった。

「ジェジュンヒョンには、半額でないもの買ってやったら?」って。

「どうして?」って、無垢な顔で訊いてくるから、

こいつって、ほんとKYでケチだなって思って、それを口に出してしまった。


もっとジェジュンヒョンに尽くしてやれよって思って・・・・

・・・・・ん?

俺、変なこと言ってる?


 



ネットで牧師様の説教集を読んでて、

クリスマスに行ってみたい教会があった。

説教のテーマが、「今日が最後の日であるかのように」って書いてある。

今日が最後の日だったら、俺、何をするかな・・・。

教会の中で、考えてみたかった。

それで、2人のヒョンも連れて、行ってみた。



ジェジュンヒョンが、牧師様の説教の間、ずっと涙を流しているのを見て、

俺はちょっと気を利かせてあげることにしたよ。

そして俺は、PC房に行って、ユファンとTV電話で一晩中話したんだ。

もし、今日が最後の日だったら、俺はユファンの傍にいてやりたいと思ったから・・・。





デビュー後、めちゃくちゃに忙しい日々を送ってるけど、

僕たち5人は幸せだ。

この忙しい日々を夢見てたんだから。


俺、いつかユファンとママを韓国に呼び寄せたい。

・・・目標があるって、いいもんだね!





で、2人なんだけどさ、

あの日以来、ラブラブぶりがはんぱなくて、

もう、ほんとに、誰かどうにかしてほしいんだけど・・・!!



「俺の熊さん」って・・・

はいはい、毛深そうだもんね、ユノヒョン。


ついに、シちゃったんだね。

よかった、よかった。


幸せなお2人さん見てると、

こっちまで幸せだよ。


もう、公然の秘密だね、

2人の愛は。



でもさ・・・頼むから

「俺の象さん」はやめて・・・!

想像しちゃうから・・・!!

ジェジュンヒョン・・・!!!










おわり