以下の工程表は次のことを意味する。

(1)3ヶ月程度は、もう一度、水素爆発が起きる可能性がある。
(2)3ヶ月程度は、超高濃度汚染水が海に流れ出す可能性がある。
(3)その間は、外部出る放射能の濃度は原子炉任せでコントロールできない。

なぜか水蒸気爆発の可能性には言及がないが、もう無いと言い切れるのか疑問である。おそらく、9ヶ月というのは、相当に楽観的な見通しのような気がする。

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放射能大幅減に9カ月=爆発防止、高濃度汚染水が課題-福島原発事故、東電見通し

 東京電力は17日、福島第1原発事故の収束に向けた作業を2段階で行うと発表した。「放射線量が着実に減少傾向となっている」ステップ1に3カ月程度、続いて「放射性物質の放出が管理され、線量が大幅に抑えられている」ステップ2は3~6カ月程度を目安としており、終了まで計9カ月程度かかる見通し。
 同社は、当面の取り組みとして(1)原子炉や使用済み核燃料プールの冷却(2)放射性物質の抑制(3)モニタリング・除染の3分野を挙げた。
 その上でステップ1の達成に向け、1~3号機の原子炉で水素爆発を起こさないこと、2号機の高濃度汚染水を敷地外に放出しないことの2点の克服が特に重要とした。(2011/04/17-15:34)時事通信