Vison をあらあら見たが、だんだん腹が立ってきた。

ソニーは、マイケル・ジャクソンのベスト盤ビジネスをどこまでやるつもりなのだろうか?
そもそも、HIStory が半分、ベスト盤で、それ以外に、

「Number Ones」
「The Ultimate Collection」
「The Essential Michael Jackson」
「King of Pop」
「The Collection」
「This Is It」

そして更に、

「Vison」
「Michael」

とベスト盤の連打である。
それに、Thriller 25 というのも、もとの盤にちょこっと足してファンに買わせるのは同じ手口だ。
DVDも、すでに結構、かぶっているものがたくさんある上に、Vison がでた。

もういい加減にしてほしい。目先の銭に目を眩ませて、ファンの心情に漬け込んで一曲、二曲のためにCDやDVDを買わせるセコいビジネスは、もう十分だ。

ソニーがすべきことは、これまでにマイケルが残したすべての音源、すべての画像を体系的に収集し、そのなかで、本人がどれほど完全だと考えていたかを確定してランキングする作業を進めることだ。そして著作権をクリアして、

Complete Michael Jackson

を出すことだ。

この作業には膨大なお金と膨大な人手が掛かるだろうが、何世紀にもわたって、人類が存続する限り、売れ続ける。いってみれば、聖書の版権を手に入れるようなものだ。そうすればソニーも永久に存続できるだろう。さもなくば、今後も海賊版に悩まされ続け、やがてソニーは全てのマイケルファンから見放されるだろう。