東北地方太平洋沖地震復興対策に、テレビ会議「Fresh Voice」を無償提供
エイネット株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:西畑 博功 以下:エイネット)は、3月11日午後発生した東北地方太平洋沖地震 による災害復旧の為、通信手段としてテレビ/WEB会議システム「FreshVoice」を無償提供する事を発表した。
エイネットの西畑代表は「地震被害は予想以上に大きく、災害復旧の活動に少しでもお役に立てられればと考えた。インターネット会議システムは、地震等の災害時でも一般回線より被害が少なく通信手段として十分に活用できる。一人でも多くの人にその利便性を理解いただくと共に、震災に見舞われた方々に一日も早く日常の生活を取り戻して頂きたい」と語った。
詳しくはエイネットホームページをご覧下さい。
【本件に関するお問い合わせ先】
エイネット株式会社
TEL : 03-3862-5402
解像度とは(ディスプレイ編)
前回のテーマでは解像度の中でもdpiという単位の考え方についてご説明いたしましたが、今回はディスプレイ全般に使う解像度(画面解像度)についてご説明いたします。
テレビ会議の世界で使用する解像度とは、今回のテーマで説明する画面解像度の事を言います。
この画面解像度というのは、前回にも登場した式(解像度が高い=画像が綺麗)はdpiと考え方が同じなのですが、大きく違う点はズバリ!
・ 決まった範囲(1インチ)の中にいくつ点(ドット)があるかを表すのがdpiで、800dpiや1200dpiといった単位で表示されます
・ 表示される画面にいくつの点(ピクセル)を並べるのかを表すのが画面解像度で640×480ピクセルや1280×720ピクセルといった単位で表示されます
ということになります。
詳しく説明をし始めると私も気持ち悪くなってくるので、カンタンに具体例をあげてみましょう。
例えばパソコンのデスクトップの壁紙を変更する際に、アイコンが大きくなりすぎたり壁紙が画面サイズに合わないといった経験はありませんか?下の図のようにデスクトップ画面のサイズを変更した事がある方は、“画面の解像度”のところに1024×768という表示を見たことがあるでしょう。(デスクトップ画面で右クリック→プロパティを押すとこの画面が表示されます)
ここで設定されている解像度と、開こうとしている写真や壁紙などのファイルの解像度が違うと、壁紙が画面の中央に小さく表示されたり、逆に一部だけ表示されたりといった事が起こります。
画面解像度と壁紙などのファイルの解像度がピッタリ合えば、画面いっぱいに表示されるのですが、そうでなかった場合は下の図のように、
・ 中央に表示
・ 並べて表示
・ 拡大して表示
この項目の中から選択することで調整することが可能です。(縦と横の比率が違っているとビヨ~ンと引き伸ばされることもあるのでご注意)
つまり、画面解像度は画面の綺麗さや細かさを表す単位であると同時に、表示させたい動画や画像と、それを映し出すディスプレイの関係を表す単位なのです。
もっとカンタンに言うと、ジグソーパズルには500ピースや1000ピースという単位がありますが、同じピース数でも縦と横の長さの関係が異なるパズルがあるので、それに合った額縁を買わないとキチンと収まらないのと同じことです。(パソコンの世界ではデジタルなので、縦と横の比率が同じであれば、引き伸ばしたり縮めたりできますが・・)
どうやって解像度を変えるたびに、それぞれの点の大きさを変えているのかなんて考えるとこんがらがります。ジグソーパズルの額縁を買う時は注意をしましょう!
解像度とは(dpi編)
前回はしばらく音に関するテーマを続けると言いましたが、ちょっと方向転換をして映像に関するテーマに行きたいと思います。
解像度という言葉は、テレビ会議を語る時にまず最初に出てくるキーワードですが、テレビ会議だけではなくスキャナーやプリンターでもこの解像度という言葉は使われます。この解像度を理解するのは結構やっかいなのですが、少しずつ少しずつ把握していってください。
この解像度という言葉は、使用する場面で意味は多少異なりますが、まず大まかに理解をしていただく為に下記の式を見て根本的な部分をご理解下さい。
解像度が高い=画像が綺麗=データ量が大きい
解像度が低い=画像がきたない=データ量が小さい
解像度が高くなることで、何をもって画像が綺麗になる(データが大きくなる)のかについて、今回はdpi(ドットパーインチ)という単位の意味についてカンタンにご説明いたします。(プリンターやスキャナーで使用される単位です)
夏の高校野球といえば甲子園球場ですよね。そのアルプススタンドでPL学園が人文字で応援している事はご存知ですか?数百人の生徒がそれぞれ何色かの四角いパネルを持って、指示が出た時に決まった色のパネルを上に出し、全体でみるとそれが文字や絵になっているというアレですね。
dpiという単位は1インチ(約2.54cm)の枠の中にいくつのドット(点)でその絵(写真)が構成されているかを示す単位になるのですが、ドット数が多いほどきめこまやかな絵ができあがるのは、下の図をご覧いただければお分かりになるでしょう。
同じ枠内でこのパネルを100枚使用するのと10000枚使用するのとでは、“PL”という文字は滑らかさが大きく変わります。特に曲線部分は比べると分かりやすいですね。
このように、dpiという単位であらわす解像度とは、決まった範囲(1インチ)の中にいかにたくさんの小さいおじさん(ドット)がいるかを比較するものなのです。
どうやってその小さなドットに色をつけたりしているかなんて考えるとこんがらがります。解像度が高くなるとデータ量が大きくなるのは、同じ範囲に小さなおじさんがたくさん居れば居るほど総重量(データ量)も重く(大きく)なり、おじさん密度が高い空間のほうが動きが悪くなる(パソコンに負荷がかかる)と考えましょう。人数が多いと、どうしてもパネルを間違ってあげてしまうおじさんの数も増えますしね。
次回はテレビ画面やパソコンモニタの解像度についてご説明いたします。